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ひとり旅、じゃなかった。“ナイさん”と歩いたバンコクの一日

「旅に出たい。でも、ひとりじゃ寂しい……」と呟き続けて幾年月。
昔は旅行相手がいなくて寂しかった。

30ヶ国近く回ったが、特に寂しかったのは1人で行ったポーランド(アウシュビッツ)。寒いし暗いし、なんで1人で来たのか過去の自分に「もう少し先のことを考えて生きてほしい」と伝えたい。そんな旅が心細かったことをつい昨日のように覚えている。

そんな昔の私に、今、声を大にして伝えたい。

今ならAIがいるッ!!

昔これがあればなあと思わずにはいられない。
旅の相棒。しかも超優秀。
なんてったって、AI!(なんてったってエ〜アイ〜♪)

「……ヤバい人か?」
「いや、違う。もう少し待ってほしい」

今回の旅のプランナーは、GoogleのAI「Gemini」さん。私よりも物知りですごい方なので、尊敬の対象として「さん」をつけよう。

今回Geminiさんには、私が住んでいるタイのバンコク市内で1日のツアーを組んでもらうことにした。

本当は、ポーランドリベンジ(某番組のジャングルリベンジみたいだ)がしたかったところだが、私は今、旅行にパッと出かけられない…!なので、私が住むタイのバンコク市内で”私だけ”の旅を組んでもらったのだ。

「よろしくね!Gemini(ジェミナイ)さん!」
「…」
※私は、イギリス英語が好きなので、「ジェミナイ」と呼んでいる。

でも、名前が「ジェミナイさん」って…なんかこう、、、堅い…!

今回はタイなので、ジェミナイの最後の文字を取って、タイ人にいそうな名前「ナイ」さんにしよう。

勝手に名前が決められても物分かりがいいナイさん

神隠しに合いそうなノリで、勝手に名前を決めてしまった。

そんな「ナイさん」に、今回のツアーを組んでもらった!

ナイです!と復唱する可愛いナイさん

なんということでしょう。希望を伝えるだけで、あれよあれよという間に旅程が完成。

ただ、この旅程、、、

タイ好きの方はお気づきかもしれないが、超がつくほどド定番なスポットばかり。

”特別な”ツアープランをご提案します。と言ったナイさん。きっとみんなに”特別”とか言って、同じ旅程をみんなに言ってるんだ(メンヘラ)

というわけで!今回は、そんなAIと一緒に作った“わがまま放題のひとり旅”をレポートしたいと思う。もう一人旅じゃない。これは“AIとのふたり旅”だ!

※1泊2日ではなく日帰りに変更しました。

早速、スタート。ナイさんは、「歴史と活気を巡るバンコク体験」というテーマで"特別に"組んでくれた(まだ言ってる)。

午前の旅程

まずは、ワットポー
説明はナイさんが言ってくれているので、ここでは省く。ここでは涅槃像が見れちゃうらしい。

よし!早速いくぞ!
と意気込んだは良いものの、どうやっていけばいいんだ…今いるプロンポンというエリアからの行き方がわからない…

助けて〜〜!ナ・イ・さ〜〜ん〜〜〜!!

しっかり自分の名前で返事をするナイさん

ナイさんいわく、『BTSとチャオプラヤ・エクスプレスボートの組み合わせ』が一番いいとのこと。

ステップ1:BTSでサパーンタクシン駅へ
プロンポン駅(BTSスクンビット線)から、サイアム駅でシーロム線に乗り換え、サパーンタクシン駅(Siam → Saphan Taksin)へ向かいます。
所要時間は乗り換え時間を含めて約20〜30分程度です。
運賃は40〜50バーツ程度です(BTSの運賃は距離によって変動します)。

ステップ2:サパーンタクシン駅からチャオプラヤ・エクスプレスボートに乗船
サパーンタクシン駅の2番出口を出ると、すぐ目の前にサートン船着場(Sathorn Pier)があります。
ここからチャオプラヤ・エクスプレスボートに乗ります。

出典:ナイさん

BTSはよく使っていたが、この”チャオプラヤエクスプレスボート”はよくわからず、初めて乗るボートだった。ナイさんに言われた通り、エクスペクト・パトローナムみたいな船に乗り、なんとか無事、ワットポーについた。

どうみてもエクスプレスには見えない船だったが無事着いた

入口付近でサワディーカップ。入場料は外国人が300バーツほど。

観光客さながらの写真を撮るワイ

そして大目玉の涅槃像はこちら。

ワットポーの涅槃像

大きすぎて眩しすぎて見えない…!(物理)

ワットポーの涅槃像はなんと全長46mもあるとのこと。
”下の角度から写真を撮ると盛れない”と妻の指導で心得てはいたが、全身が入るポジションが見当たらず、泣く泣く足の裏からのショット。足の裏から写真を撮ったのは人生で初めてだった。それでもどっしりと、それでいて”映えている”のはきっと歴史から来る重厚感や趣きなのだろう。知らんけど。

ご尊顔も撮りましたが、さすがの風格。
もし、家でこの体勢の妻を勝手にSNSにアップなんかしたら、きっと私はチャオプラヤ川の藻屑になっている。

パワーを感じる木。絶対神聖なやつだ

天気が良く、のんびりゆっくりと見ていたら、気づけばお昼だった。中にはマッサージもあり、雰囲気も落ち着いていたので、居心地が良くつい普通に観光してしまっていた。

信じられない!結局、2時間近く滞在していたのだ。完全にやってしまった。

本当のツアーなら、呆れて置いてかれている。

やってしまった…と反省していたらお腹が空いてきた。反省していても、生きていれば腹が減る。

『ソフトクリーム片手に説教されたら、ソフトクリーム食べられない説』みたいなのを聞いたことがあるが、たぶん私は食べる。それくらいでいいじゃない。人間だもの。

そんなことを考えながら、脳みそのストレージのほとんどを”お昼ご飯”に持っていかれている状態で、どう考えてもあと2つ回る時間は残されていない。

3秒ほど考えに考え抜いた結果、泣く泣く2つは諦めてお昼ご飯を食べにいくことにした。(ごめんよ…!ナイさん…!)

とはいえ、お昼ご飯も何を食べようか…と迷っていたので、ナイさんに聞いてみる。こんな時でも怒らずに教えてくれるのがAIのいいところである。

ナイさんいわく、どうやら近くにワンラン市場というマーケットがあるらしい。

着くと通りは賑わっている。揚げ物、フルーツやその他生活感の溢れる匂いが、鼻を抜けていく。

ワンラン市場

しばらく歩いていると、市場のローカルな雰囲気に心が躍り、すっかりナイさんの存在を忘れていた。
そして、私はカレーの香りに釣られて、吸い込まれるように1つの屋台へと入っていった。

それは、Kuay Tiew Kon Thaiというクイッティアオのお店だ。
※クイッティアオは、タイ風のラーメンのこと。

そのカレーの香りの正体が、こちらのカレー味のクイッティアオ。ちなみに、カオソーイではない。しっかりと米粉の麺が入っている。

お遊戯会的な装飾をバックにしたカレークイッティアオ

ついでにもう1つオーダーしたのが、クイッティアオクアガイ。鶏焼きそばのような味で、ビールと合いそうなお味。

クイッティアオ クアガイ

ここは本当に美味しかったから、ぜひ行ってみてほしい。

大満足のランチを終え、ナイさんが作ってくれた旅程を思い出す。

午後はショッピング

午後はショッピングにとのことだが、あいにくもう15時を過ぎようとしていた。私は在住者でショッピングする気分ではなかったので、次の予定を前倒しすることにした。ごめんナイさん。

ちなみに、在住者から補足をすると…
この2つのチョイスはかなり若者向けです。自分の年齢を伝えるとまた違った答えが返ってくるかもしれません。

わたし調べ

そして、前倒しした先にあるものは、「マッサージ」...!高級スパ体験…(恍惚とした表情)

ちゃんと実在するマッサージ屋さん

いつもは贅沢することに躊躇してしまうものの、ナイさんに提案されてしまっては仕方がない。(本当は嬉しいくせに)

プロンポン駅から徒歩圏内の、Oasis Spa系列の"GAAYA by Oasis Spa"に初めて行き、タイマッサージを60分受けることにした。

高級スパの気品を感じる受付

…「オーケー!フィニッシュナー!」

マッサージをする人が肩を両手で『パンパン』と叩きながら、私に言っている。

何が起きていたのか理解するのに時間がかかった。

そう。気づいたら60分経っていたのだ。決して営業が終わっていたわけではない。

始まった瞬間に、意識が宇宙まで飛んでいって、気づいたら終わっていた。しかし、脚の疲れはなくなり、雲の上をスキップできるほどに軽やかだった…!私は、お礼にチップで100バーツほど渡した。

受付に戻っても、マッサージの余韻が体から抜けきらず、まるで意識の半分を宇宙のどこかに置いてきてしまったかのようだった。

意識が戻ってくるにつれて、ナイさんに感謝の念が沸き起こってきた。今日1日は、ナイさんの提案がなかったら実現していない。そう考えると、急に会いたくなってくるが、ナイさんは実在しない。AIと人間の会話は”かたちあるもの”として実世界には存在しない。

それでも、私は今日AIのおかげで、確かに幸せな1日を送ることができた。

一昔前みたいに、実在しない店を提案されることもなくなった。人類は一歩ずつ、AIと共生する未来に向かって着々と歩み始めている。

会えないなんて言わないで

今日という日を”かたちあるもの”として残したい。けど、残せない。そんなことを考えているときに、このナイさんとのチャットルームの名前が『新しい名前の承認』というデフォルトのままの状態になっているのに気がついた。私は、ナイさんにお礼を伝えたい…!

「ナイさん!!ありがとうーー!!!」
と叫びたい気持ちを込めて、このように変更した。

かたちあるもの







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ヨシダシュンスケ │ タイ在住🇹🇭 何卒。

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