「勉強したほうがいい」には「2種類」ある
学生時代、よく大人たちから、「勉強はしといたほうがいいぞ」と言われながら育った人は非常に多いのではないだろうか?
この「勉強したほうがいい」には、実は「2種類」ある
この2種類をごっちゃにしたまま議論をしてはならない
①「基礎学力」は全員必修レベル
まず、全員が必修の勉強とは、基本的な読み書き、計算、理科、社会、家庭科など、この世で生きていく上で必ず必要な、基礎知識の部分である
この基礎知識が一切ない状態で、この世で自力で生きていくには、相当大変な困難を伴うだろう
とはいえ、さすがに自国の言語を全く理解できない、文字が全く読めない、お金の計算も、社会の仕組みも全く知らないという人は非常に稀であろう
しかし、文章の読解力が非常に低い、論理的な思考力が破滅しているなど、いわゆる「勉強をしてこなかった大人」というのは、確かに一定数存在する
このような大人たちは、書いてあることが正しく読み取れないとか、逆に、どこにも書いていないことを勝手に読み取ってしまう、論理がしょっちゅう飛躍・破綻してしまうなど、文字通り「馬鹿な大人」になってしまう
これでは実生活でも色々と苦労する羽目になる
そして、それに気づけるだけの能力がないので、自分が「馬鹿な大人」である自覚すら持つことができない
こんなことにならないために、勉強は必要である
②発展レベルは「希望者は」ぜひ学ぶべき
日常生活や労働で困らないことだけが勉強の目的ならば、前述の①までのレベルの勉強で十分である
それとは異なり、例えば、数学、物理学、化学、医療、先端技術、経済学、法律学など、より高度な学問については、勉強が好きな「希望者は」ぜひとも勉強するべきである
もちろんこんな難しいレベルの勉強は、全員がやる必要は全くない
勉強が好きな「希望者」が、このレベルの難しい勉強をたくさんすると、どんなメリットがあるのか?
まず、このような難しい勉強をたくさんしてきた、「めちゃくちゃ頭のいい人たち」は、社会において、人類生活を豊かにするような新しい発明をしたり、社会問題を解決するための方法を考えて取り組んだりなど、この世の未来を作り、社会をリードしていく役割を果たす
また、難しい勉強が出来るようになると、自分自身の視座も高くなり、視野が広くなり、様々な柔軟な考え方が出来るようになる
つまり、勉強が好きな人にとっては、「専門知識」は自分の人生をも、より豊かで面白いものにするのだ
だから、勉強が好きな人はぜひとも勉強を極めるべきだし、社会において誰かしらは、このようなハイレベルな勉強をしなければならない
「2種類」をごっちゃにしてはならない
もしあなたが、「自分は、(または自分の子は)勉強が苦手なので馬鹿である」と悩んでいるとしたら、それは①基礎学力レベルの話なのか、それとも②発展・専門レベルのことなのか、どっちの話をしているのか、今一度再確認してみよ
そして、自分の現状と、自分はどのレベルを目指したいのか改めて確認し、もっと勉強を頑張る必要があるのか、それとも今の学力があれば十分なのか、改めて判断せよ
その上で、もっと学力を上げる必要があると判断した場合、どのレベルをターゲットに学ぶ必要があるのか、そこを明確にせよ
こうすることで、「勉強は必要か、不要か」といった馬鹿げた二元論や、「勉強より人間性が大事」などという「論点ずらし」は、自ずと回避することが出来る
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