【2026年最新・正規化12型】データベーススペシャリスト試験 科目B-1合格対策|90分の解き順
90分で3問から2問を選ぶデータベーススペシャリスト試験 科目B-1(記述式)で、問題文を読めても「30字で何をどう書くか」が決まらず、最後の10分に答案欄が残ることはありませんか?迷いを減らすには、設問の要求を見抜き、記述の型に当てはめて答案を組み立てる手順が必要です。
この記事は、令和7年度・令和6年度・令和5年度の公開問題、解答例、採点講評を照合し、記述の型12選と15秒判定フローに組み直した本番用の道具です。知識を増やす読み物ではなく、設問を見た瞬間に答案の骨格を選ぶための手順書として使ってください。過去の問題冊子では「午後Ⅰ」と表記されていますが、この記事では現在の科目名である科目B-1を使います。
確認日は2026年8月27日です。次回の試験日は本記事では確認していません。
先に要点――科目B-1は知識量より答案の変換で崩れる
IPAの現行案内では、科目B-1は90分の記述式で、3問から2問を解答します。試験要綱Ver.5.6では100点満点、基準点60点、選んだ各問の配点割合は50点です。また、多段階選抜方式のため、科目B-1が基準点に達しない場合は科目B-2が採点されません。
この構造で怖いのは、難問を一つ落とすことだけではありません。二つの大問で、短い答案の対象、関係、条件を少しずつ欠かし、合計で60点へ届かなくなることです。
3問全部を少しずつ読むと、選択に時間を使い過ぎる
正規化の名前だけ合っても、根拠となる関数従属性が弱い
エンティティ名が合っても、関係の向きや多重度が違う
属性名が合っても、主キー・外部キーの指定が落ちる
SQLの関数を知っていても、処理対象の粒度を外す
ロックの一般論を書き、本文の処理順に戻れていない
数値を出せても、行数・ページ数・期間の単位が混ざる
字数を埋めることを優先し、設問が要求した語尾から離れる
3年度9問で繰り返された出題領域
令和7年度は、大学の学習管理、化学メーカーの営業販売、オフィスじゅう器メーカーの在庫管理が題材でした。令和6年度は、オンライン学習プラットフォーム、労務管理、プロジェクト稼働管理。令和5年度は、電子機器製造受託会社の調達、ホテル予約、農業用ハウスの観測データ分析です。
題材は毎年変わっても、答案で要求される動きはかなり重なります。
業務文から管理対象を切り出す
スーパータイプとサブタイプを分ける
欠けたリレーションシップを補う
要件変更に合わせて多重度を変える
候補キーと関数従属性から正規形を判定する
関係スキーマへ主キーと外部キーを写す
SQLの集計、並び順、区画を埋める
ロック取得と解放の順番を追う
時刻印で更新競合を検出する
索引のクラスタ性からアクセス量を見積もる
期間、行数、ページ数を数値へ落とす
理由を本文中の事実で閉じる
この12の動きが、そのまま有料部の型に対応します。
同じ区分の実測が示す「字数を埋め切らない」答案
手元の一次資料実測では、令和7年度の科目B-2問1に字数制限付き文章記述が11枠あり、代替案を含む公式記述例15本は16〜50字、平均28.7字でした。上限使用率は57〜87%、単純平均76.6%で、上限ちょうどの例は0本です。
令和5年度の科目B-2問1では文章記述6枠の先頭案が19、21、23、25、33、56字で、平均29.5字でした。30字枠を19字で閉じる例がある一方、60字枠を56字使う例もあります。
これは科目B-1の配点や採点基準を示す数字ではありません。同じデータベーススペシャリスト区分の公式解答例を採寸した結果として、「上限まで書く」より「必要な要素が閉じたところで止める」方が安全だと分かります。
採点講評で落ち場所が見える
3年度の採点講評は、知識不足だけでなく、本文と図表から必要な情報を拾い切れない答案を繰り返し指摘しています。
令和7年度は、講義の三つの切り口からサブタイプ構造を作れない答案が目立った
令和7年度は、正規形の根拠を答えられても第3正規形へ正しく分解できない答案が多かった
令和7年度は、案件に必要な得意先コードと製品型番の両方を書けない答案が多かった
令和7年度は、納期調整の主キーから契約番号が漏れる答案があった
令和7年度は、時刻印を使う同時実行制御を処理へ落とせない答案が多かった
令和6年度は、属性名だけでなく主キー・外部キーを表す下線の誤りが目立った
令和6年度は、時系列2〜4のロックを追えず、デッドロックにならない答案もあった
令和6年度は、ロックが続く区間と解放契機を追えない答案が多かった
令和6年度は、RESTRICTの一般論だけで本文の二つのテーブルへ戻れない答案があった
令和5年度は、見積回答明細の複合キーから見積依頼番号が落ちる答案が目立った
令和5年度は、併用可能な二種類の割引券の片方だけを書く答案があった
令和5年度は、区分化後のページ配置を読めず性能見積りを外す答案が多かった
共通する失点源は、「知っている言葉を書く」ことと「この設問が要求する対象を全部書く」ことの混同です。

無料部で確認する4つの危険信号
一つ目は、設問の動詞に印を付けず本文を読み始めることです。「追加」「変更」「理由」「条件」「数値」では、答案の形が異なります。
二つ目は、本文の用語を一般語へ置き換えることです。採点講評は、一般的な知見より本文の事例に即した答えを求めています。
三つ目は、図と関係スキーマを別々に解くことです。図で追加した関係は外部キーへ、業務の識別単位は主キーへ戻らなければなりません。
四つ目は、計算問題を暗算で閉じることです。人数、期間、行数、ページ数の単位が一つでも混ざると、途中式の方向が合っていても数値がずれます。
この記事が向く人・向かない人
向く人は、過去問を解いても記述欄の書き出しで止まる人
向く人は、30〜60字の答案を長く書き過ぎる人
向く人は、概念データモデルと関係スキーマを別々に考えてしまう人
向く人は、SQL・ロック・性能の説明を一般論で書いてしまう人
向く人は、90分の選択と撤退基準を固定したい人
向かない人は、データベース理論をゼロから学ぶ入門解説だけを探す人
向かない人は、公式解答例の全文転記を求める人
向かない人は、次回試験の日程情報だけを知りたい人
ここから先では、型ごとの手順と時間配分をまとめています。(科目B-1(記述式))
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