最高の仲間を見つける最初の一歩
前回のnoteを、自分は「また、ゼロから始めます」という一文で終えました。その続きを書きます。
「ゼロから始める」と言うとき、多くの人は"一人で"を思い浮かべるかもしれません。でも自分にとって、ゼロから始めることの意味はまるで逆です。誰と始めるかを決めることが、すべての起点になります。
前回の記事で、自分はこう書きました。「事業を伸ばすために仲間を集めるのではなく、仲間を集めるために事業を伸ばしたい」と。少し極端な言い方に聞こえるかもしれません。でも、これは本当に思っていることです。SilverXという会社は、最高の仲間と歴史をつくるために存在しています。会社は、そのための手段だと思っています。
だから今日は、その「最高の仲間」の最初の一人を募集する話をしたいと思います。
いま、SilverXに足りない一人
現在のSilverXでは、どの市場で戦い、どんな事業をつくり、どうマネタイズするのか。まさにそんな初期フェーズです。そのフェーズの中で、いまのSilverXに足りないのは、その仮説を現場で高速に回して実行する人です。
誤解しないでほしいのですが、自分も藤澤も、机の上で戦略を描いているだけではありません。二人とも顧客に会い、手を動かしています。
それでもメンバーを増やしたいと思っています。理由は、いまのフェーズにあります。
いま自分たちが挑んでいるのはシニア領域です。
自分は、この領域を扱うのはとてもワクワクしています。実は最近、日本のシニア向け事業を150社以上調べて、一枚の地図に整理してみました。そこで、はっきりした偏りが見えたんです。
シニア向けのビジネスは、そのほとんどが「支える」「看取る」側に集まっています。介護、見守り、終活——どれも社会に絶対に必要な仕事です。でも、市場のお金もプレイヤーも、この"守り"の側にびっしり偏っている。
一方で、「まだまだ元気なシニアの可能性を、もっと広げる」側——就労、キャリア、学び直し、起業といった"攻め"の領域は、プレイヤーがそれほど多くない。これだけ巨大な市場なのに、そこはまだ比較的ブルーオーシャンだと思っています。

自分たちが立つと決めたのは、まさにこの場所です。弱っていく人を「支える」のではなく、元気な人の可能性を「広げる」。それは、SilverXのビジョン「人類の可能性を年齢から解放する」の、ど真ん中そのものでした。事業をやること自体が、自分たちの掲げる旗になる。稼ぐことと信じることが一致している。こんなに幸せな戦いは、そうありません。
ただ、正直に言えば、この"攻め"の領域は、そう簡単にマネタイズできるものではありません。プレイヤーが薄いのも、裏を返せばそういうことです。だからこそ、一つの事業に賭けるのではなく、複数の事業・サービスを同時並行で立ち上げ、検証していく。勝ち筋を、数を撃ちながら見つけにいくフェーズです。
戦略は、描いただけでは1円にもなりません。顧客に会い、試し、外し、直し、また試す。この地味で速い反復を、いくつもの検証ラインで同時に回さないといけない。私や藤澤の頭の中にある仮説と、市場のリアルとを、自分の足と手で繋ぐ人。正直、創業者二人の手だけでは、到底回りきりません。それが、いま正式に募集を開始した「事業開発/仮説検証・実行担当」です。
そして、これは少し先の話に聞こえるかもしれませんが、この役割は、「検証だけやって終わり」ではありません。一緒に撒いた種から芽が出た事業は、その立ち上げを担ってくれた人に、そのまま任せていきたいとも考えています。検証者として入って、やがて一つの事業の責任者になっていく。自分たちは、そういうキャリアを本気で用意するつもりです。
泥臭い
創業初期のSilverXは、まだ大きな事業の柱が立っているわけではありません。最初のうちは、自分たちの手で日銭を稼ぎながら、次の大きな一手を探します。派手さはありません。決まったマニュアルもありません。昨日「やる」と決めたことを、今日ひっくり返すこともあります。でも、それこそがこのフェーズの醍醐味だと自分は思っています。何もない場所に、自分の実行で最初の道をつける。会社の勝ち筋を、自分の手で見つけにいく。5人目ではなく、"1人目の実行者"だけが持てる裁量と手柄が、ここにはあります。
うちのバリューに「最速で試せ(Move Fast & Fail Fast)」があります。失敗を恐れるより、速く試して速く学ぶ人を、心から歓迎します。
どんな人と、会いたいか
一応、募集要項には求める経験も書いてあります。無形商材の法人新規営業、事業企画・開発、マーケティング、コンサルティング、プロダクトマネジメント——このあたりの経験は、きっとそのまま活かせます。でも、必須条件ではありません。学歴は問いません。そして、基本は一緒の場所で働ける人。
でも、正直に言えば、経験はあくまで"一応"です。自分が一番大事にしたいのは、マインドや空気感が、SilverXのメンバーと合うかどうか。ここが、何よりも大事だと思っています。
そのうえで、こんなことを大事にできる人と、一緒に働けたら嬉しいです。
指示を待つより、自分で動きたい人
うまくいかなくても落ち込まないメンタルを持ちたい人
顧客と話すことが好きな人
AIを武器にしたい、あるいは今から学びにいきたい人
素直で、吸収が速く、そして——組織を明るくできる人
そして、「自分らしく、楽しく働きたい」と心から思っている人
最後の一つに関して、SilverXのバリューの中には「常にユーモアを」というのがあります。極論ですが、どんなことを成し遂げたとしても、成し遂げるまでのプロセスが楽しくなければ、意味がないと思っています。だからこそ、肩に力を入れてすり減らすより、自分らしくいられる場所で、楽しみながら本気を出す。そういう働き方を、自分は大切にしたいと思っています。
ここまで書いておいて何ですが、この全部が今そろっている必要は、まったくありません。正直、自分だって全部できているわけじゃない。得意な部分と不得意な部分の差が大きい。大事なのは、いま完璧かどうかではなく、「こっち側に向かって伸びていきたい」と思えるかどうかです。
そのうえで、一つだけ大切にしている前提があります。それは「誠実であること」です。これはSilverXのバリューの中でベースにある考え方です。スキルや経験よりも、自分たちはここをいちばん信じています。これは前回の記事にも書いた、SilverXの唯一絶対の土台です。
一度目の創業で、自分が学んだこと
自分は、VOLLECTという会社を8年やり、上場企業にグループインしました。その8年で一番しんどかったのは何かと聞かれたら、迷わず「仲間が次々に辞めていったこと」だと答えています。
業績が伸びない、会社が成長しないというのは、実はそこまで怖くない。やり方を変えれば解決できるからです。うちは事業の性質上コストの多くが人件費で、人員さえコントロールできれば基本は毎月黒字でした。数字は、打ち手がある。でも、人は違いました。労働集約型だからこそ属人性を消しきれず、その人にしか回せない案件を持ったメンバーが抜けると、穴は他の誰かに皺寄せされる。その皺寄せが次の退職を呼び、ドミノのように連鎖していく。
しかも自分は、「仲間を大切にする経営」を何より大事にしてきたつもりでした。採用を生業にしてきたから、スタートアップでは売上を伸ばすより優秀な人を採る方がずっと難しいことも、伸びる会社はそこで勝っていることも、痛いほど分かっていた。分かっていたのに、人が抜けていく。引き留めても効きは薄い。かといって引き留めなければ、他のメンバーから「なぜ社長は引き留めないんですか」と問われる。正解がないまま右往左往して、経営者としての未熟さを毎日突きつけられました。
そんな時期に、あるメンバーがこう言ってくれました。「私は辞めないので安心してください。全然動けるので、どんどん仕事を振ってください」と。
情けない話ですが、退職を考えている人が出ると、どうしても自分の視線はそっちにばかり向いてしまう。でもその言葉で、はっきり分かりました。本当に守らなければいけないのは、どんな状況になっても自分を信じ続けてくれる、この人たちの方だと。
そして、そうやって信じてくれる人が数名でもいてくれれば、会社は何度でも蘇る。そう思えたことが、8年でいちばん大きな学びでした。
誤解してほしくないのは、これは「創業メンバーだから」という話ではないということです。途中から入ってくれた仲間の中にも、どんな状況でも自分を信じ続けてくれた人はたくさんいました。大事なのは、いつ入ったかじゃない。何があっても信じ切れるかどうか、その一点でした。
だからいま、SilverXで探しているのも、肩書きや経歴じゃありません。この船に一緒に乗って、簡単には降りない——そう思える仲間です。

最後に
「人類の可能性を年齢から解放する」というのは非常に大きなテーマです。人材業界に10年以上携わる中で、シニア領域は課題はあるものの、ビジネスにはならないという空気しか感じたことがありません。そのぐらい難しいテーマだとは思っています。
でも、人生は一度きりです。せっかく残りの人生の大半を仕事に使うのであれば、大きなことに挑戦をするのも悪くないと思います。私自身もそう思っています。39歳になり、まだまだ道半ばですが、一定の経験をしてきたし、相応のスキルもつき、そして20代にも負けない体力もある。おそらく、自分のビジネスパーソンとしての時間の中では、ベストに近いタイミングだろうと思います。だからこそ、「少しでも世の中に貢献できたかな」と思って死ねるきっかけを創れるのではと思っています。
「人類の可能性を年齢から解放する」という壮大なビジョンと、「最高の仲間と歴史をつくる」という理念に、少しでも興味のアンテナが立った方がいれば、ぜひお話だけでも聞かせてください。
自分が死んだあとも残るものを、最高の仲間とつくりたい。その歴史の、最初のページを一緒に書いてくれる人を、本気で待っています。
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もちろん、いきなり応募はハードルが高いという方は、個別に自分宛てにメッセージをもらえるだけでも嬉しいです。まずは、話すところからでも問題ありません。
株式会社SilverX
代表取締役 中島大志

