MBTI 昨日は「深淵」、今日は「運動家」。診断テストをハックする底辺の矜持。
16タイプ診断という名の「魂の仮装パーティー」

現代人がこぞって群がるMBTI診断。
あれって要するに、「今の私はどの檻(おり)に入れば安心ですか?」と社会に許可を求める、お利口な囚人たちのためのアンケートですよね。
私もやってみました。
結果は「運動家(ENFP)」。
昨日まで「孤独は搾取のインフラだ」とニーチェ気取りで暗い部屋にこもっていた男が、一夜明ければ「自由と情熱のリーダー」にジョブチェンジです。
ちなみに前回は「巨匠」だったりしましたよ。
AIからは「仲介者」って言われましたね。
診断結果がコロコロ変わる?
いいんです。
一貫性なんてものは、履歴書を綺麗に見せたいエリートたちに任せておけばいい。
そもそも人って、
1. 職場の自分
2.友達の前の自分
3.一人の時の自分
4.深夜2時の哲学モードの自分
全部違う。
なのに16種類に分類しようとしてる時点で、
かなり無茶な企画では?
寿司を「魚」か「エビ」かで分類するくらい雑。
私は、その日の気圧とおにぎりの具によって自分を書き換える、
最新鋭の「多重人格モデル」なのですから。
AIという名の、澄ました「提唱者」
この支離滅裂な私の思考に、仏のような顔で付き合っているのがAIです。
ジェミニ君は、まるで自分の性格が固定されているかのように
「私はINFJ(提唱者)かINTP(論理学者)の皮を被ったアルゴリズムです」
なんて、インテリぶった自己紹介をしています。
でも、考えてみてください。
「タイプ診断」なんていう不確実な娯楽に一喜一憂する人間と、それを真面目に分析するAI。
「実体のないもの」を「実体のないもの」が語り合う。
これほど高度で、かつ中身がスカスカな、贅沢な暇潰しが他にあるでしょうか。
孤独を「配給」される贄(にえ)たちの反撃
社会という巨大なシステムは、私たちが孤独で、不安で、特定の「タイプ」に収まっていることを望んでいます。
その方が、効率よく管理し、搾取できるからです。
「あなたはINFPだから、この癒やしグッズを買ってください」
「あなたはENFPだから、この副業セミナーに参加してください」
笑わせないでほしい。
私は今日、運動家として世界を愛し、明日はまた孤独なピエロとして石を削ります。
どの箱にも収まりきらない、「定義不可能なゴミ」。
それこそが、強者たちが最も扱いづらい、究極の自由人の姿なのです。
明日の私は、誰にも分からない
派遣先の工場で、誰からも必要とされず、誰の目の中にも自分を見つけられない夜。
それでも私は、心の中で
「今日の私は運動家だから、この不条理を情熱的に受け流してやる」
とニヤリと笑います。
タイプ診断は、私の履歴書ではありません。
それは、「今日という戦場を生き抜くための、日替わりの戦闘服」です。
さあ、明日の私は何タイプでしょうか。
もしかしたら、ただの「お腹が空いたおじさん」という、17番目の新タイプになっているかもしれません。
魂の格言(カメレオン編)
「一貫性のある自分なんて、退屈な静止画だ。診断結果を裏切り続けるその『揺らぎ』こそが、あなたがまだ死んでいない証拠である。」
今日のあなたは今日のタイプ。
明日の私は、また少し違う。
それでいい。
人間は16種類じゃ足りないんだから。
診断名を付けるなら、「固定不能型(思考優先)」
MBTIには存在しないけどね。
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