《BLUE LANTERN2》ヒール(22)
「聞いてよ、マスター」
不機嫌なドロウの剣士、カヲル。
「子供にぶっ叩かれてガードしたら、突き指してさ。エールは飲めるけどパーティには行けない」
そう言って、カヲルはエールをあおる。
「冷やしたか?」と聞くと、
「何もしてない」とカヲル。
「冷やすか、湿布した方がいい」
後でやる、と適当な返事。
「お子さんって、いくつなんですか?」
会話に入ってきたのは、ミオ。
「6歳の年長さん」
「幼稚園の子⋯!?」
「6歳って結構強いんだよ。で、こっちは年寄り。張り合おうとすると、余裕で怪我する」
カヲルは、2杯目のエールも流し込む。
「それは、大変ですね⋯⋯」
ミオは詠唱を始めた。そして、
「ヒール!」
「⋯ミオちゃん。リアルのケガなんだから、治らないよ」と、カヲル。
「それは分かってます!でも、早く治ればいいなと思って、おまじないです」
「おまじないか⋯」
「おまじないです」
「じゃあ、もう一回いい?」
「いいですよ」
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誰かのために、一杯を注文すると⋯
