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石巻・ヤマサコウショウのカマスが美味しかった!

 ここ半年ほど、石巻の義実家に帰省する際にはヤマサコウショウの直売所に立ち寄るのが恒例になっている。
 贈答品としても人気の「牛たん入りつくね」でも有名なヤマサコウショウは、石巻に本社を持つ水産加工品等の製造販売会社である。


 直売店では、魚の粕漬や麴漬など様々な加工品はもちろん、鮮度を保ったまま瞬間冷凍された石巻漁港水揚げの魚も販売されている。丸々と太ったメヒカリや大きな金華さばを半身使ったしめ鯖など、我が家のお気に入りである。
 今回も何か買って帰ろうと立ち寄ったところ、目に入ったのはカマスだった。
 カマスもまた、私も夫も大好きな地魚である。

 ヤマサコウショウさんで冷凍販売されていたのは、尾を切った状態でも長さ30センチ近くあろうかという、大きなカマスの干物だった。
 長いだけでなく、肉厚。真空パックで冷凍されているにもかかわらず、身の厚さはゆうに1センチ以上ある。
 これなら、晩酌のお供に二人で一枚でも十分。
 買って帰り、後日、焼いていただいた。

ある日の晩酌風景

 宮城・石巻ヤマサコウショウのカマスの開き
 宮城県産の小松菜のおかか和え
 宮城県産の白菜の塩昆布和え
 北海道産のカボチャの煮付
 ワラビとタケノコの煮付(市販のお惣菜)

石巻漁港水揚げ・ヤマサコウショウ加工のカマスの開き


 焼いているときから、グリルから脂の滴るジュウジュウという音を立てていたカマスは、干物とは思えぬほどにふっくらとして脂がのっていた。口に含めばホロリとほどけ、じゅわーっと旨味が広がる。身はもちろん、皮がまた美味しい。香ばしい皮と濃厚な身の旨味。

 「美味しいねー!」
 「いやこれホント美味いわ。」
 「塩加減も絶妙だよね。」
 「うん、ちょうどいい。」
 「やっぱりプロの干物は違うねぇ。」
 「凄いな、ヤマサコウショウ。」

 夫婦で感激しながらの晩酌になった。




 こんなに美味しいカマスだが、この魚もまた「未利用魚」の話題でその名が登場する魚のひとつでもある。アカカマスは古来から高級魚として珍重されてきたというが、身が柔らかく捌きにくいことや鮮度が落ちやすいことなどもあってか、流通量は決して多くない。

 けれど、美味しい。
 本当に、美味しかった。


 今回のヤマサコウショウさんをはじめ、こうした身近で美味しい魚を一般家庭向けに食べやすく加工して販売してくださるメーカーや販売店の方々に、心から感謝したい。



 私は、影響力を持たないただの一般人である。
 けれど、これからも、積極的に買って食べて、身近な魚の美味しさを発信し続けようと思う。
 発信し続けることで、お読みくださった方の中に、一人でも「食べたい」と思ってくれる人や買って食べる人が増えることを願っている。



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