山形•鶴岡の干し柿とバターで日本酒を
鶴岡で、「カット干し柿」なるものを買ってきた。


山形県鶴岡市から自宅までは、有料の高速道路(山形自動車道~東北自動車道)を利用しても2時間半以上かかる距離である。ひと口サイズの干し柿は車中のおやつにも良いのではと思い購入したのだが、その日はなかなかの悪路でドライブ中におやつをつまむ余裕など無かった。
結果、干し柿は、我が家の備蓄食材に。
そのまま食べても美味しいだろうが、せっかく自宅まで持ち帰ったのだから、ちょっとおしゃれに食べてみたい。なんなら、鶴岡のお酒に合うよう美味しいおつまみにアレンジしてみたい。
そんな思いで干し柿を使ったおつまみレシピを検索してみると、干し柿ではなくあんぽ柿のレシピで、気になるものを発見した。
あんぽ柿を開いて薄く伸ばした上にバターを塗って、ロール状にしたもの。あるいは、開いたあんぽ柿の中にサイコロ状に切ったバターを入れて、もとの状態に包んだもの。形は様々ながら、バターとあんぽ柿を組み合わせるのは同じ。そんなレシピがいくつもあることに気がついた。
東北の冬の味覚のひとつ、あんぽ柿。
とろりとした食感と甘さは、果物というよりデザート。そのままでも美味しいのだが、クリームチーズとともにいただけば、日本酒がすすむことこの上ない。この時期の我が家の定番メニューのひとつでもある。
しかし、バターとの組み合わせは、これまで試したことがなかった。
あんぽ柿にバターが合うなら、干し柿にも合うはず。
しかも、今回買ってきた干し柿は、すでにひと口サイズにカットされたものである。切って開いたり包んだりといった手間をかけずとも、これをバターと一緒に小皿に盛るだけで、おつまみの一品になるのではないだろうか。
これは、ラクだ。
昨日、試してみた。

昨夜の晩酌
宮城県産のマサバの塩焼き
北海道産のジャガイモと宮城県産のニンジンのポテトサラダ
宮城県産の小松菜に山形・鶴岡の「醤油の実」のせ
福島県産の小松菜の胡麻和え
山形・鶴岡のカット干し柿 バター添え

バターの切り方が雑でも、大堀相馬焼の豆皿に乗せるだけでちょっとお洒落
豆皿って素敵 お皿って大事
「うわ、美味ぇぇぇ~!」
「やばい、美味しいねコレ!」
夫婦で感激。
ややかためのゼリーのような食感の干し柿は、柿そのものの自然な甘さがぎゅっと濃縮された味わい。そこに、バターの塩味が合う。しっかりと固いバターは口に入れると一瞬ひんやり感じるけれど、口の中ですぐに溶けはじめ、干し柿の甘さと絶妙に交わってゆく。
美味い。
これぞ、マリアージュ。
そこに、きりりと冷やした日本酒をいただけば、柿の甘さとバターの脂分がさっぱりと流され、口に残るのは幸せな余韻。

山形県鶴岡市 渡會本店製造の「湯田川温泉 乳いちょう」
原料米は山形県湯田川温泉産の「はえぬき」と、山形県産の美山錦

山形県鶴岡市 羽根田酒造の「羽前白梅 秋あがり俵雪純米吟醸」
原料米は山田錦と出羽きらり
至福。
バターとあんぽ柿のレシピを作ってくれた方々、ありがとう。
干し柿とバターも、合います。最高です。
ちなみに昨夜の魚は、宮城県産のマサバの塩焼きだった。

いつものように、生のサバがお買い得価格だった際にまとめて購入し、下処理して冷凍しておいたものである。
サバも値上がりが報じられる昨今だが、手間がかけられている分それなりに高値がつけられていることが多い干物に比べれば、生のサバは、安い。
何より、地元産の魚を美味しくいただけるのは、幸せなことだと思う。
これまでにも何度か書いているが、私も夫も、お酒が好きだけれど、お酒に強くは無い。
酒の蘊蓄を語るよりも、「これ美味しいね!」「これ合うね!」と、ただただ美味しく食べて飲んで、楽しく過ごしたい。
酔って絡んでくるような人は、ちょっと苦手。
そんな我々夫婦にとって、日本酒に合うちょっとしたおつまみのレパートリーが増えるのは、とても嬉しくて幸せなことだ。
それにしても、干し柿とバターとは、また危険なつまみを見つけてしまったものだ。美味しい上に、簡単すぎる。
飲み過ぎに注意しながら、楽しんでゆこうと思う。
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