久慈・小袖の魚と能登のホタルイカで、塩竃の日本酒を味わう
少し日が経ってしまったけれど、日曜の晩酌を。

岩手・久慈小袖のさんま生姜煮
宮城・石巻北上十三浜のひじきとニンジンの炒め煮
石川・能登のホタルイカと宮城・石巻のプチトマトのオリーブオイル和え
青森県産のごぼうと宮城県産のタケノコとニンジン、豚小間肉の煮物
この日の魚は、大型連休の帰省の帰りに立ち寄った岩手・久慈の小袖海女センターで買ってきた、さんまの生姜煮。

そのまま食べられる品だったのだけれど、この日は器に盛り付けて、電子レンジで温めていただいた。
美味しい上に、手軽なのが嬉しい。
このシリーズは、昨年盛岡で開催された、六角精児さんの『呑み鉄本線日本旅』のトーク&ライブの会場でも出張販売されていた。
久慈のお土産の定番のひとつなのかもしれない。
日持ちする上に美味しいのだから、当然とも言える。
宮城ではなかなか手に入らないけれど、また岩手を訪れた際には購入したいと思う。
北上で買ってきた十三浜のひじきは、今回の炒め煮で完食。
これも美味しかった。
乾物のひじきの煮物は、もうすっかり我が家の定番。ひじきもふのりも、我が家では「あると便利」というより「無いと困る」ものになっている。
また石巻に帰った時に、買って来なければ。
そしてこの日、初めて作ってみたのは、ホタルイカのオリーブオイル和え。
最近は、宮城県内各地でも能登のホタルイカの干物が店頭に並んでいるのをよく目にするようになった。
度々買い求めて、美味しくいただいている。
けれど、これまではそのまま食べるか、さっと炙っていただくかのいずれかだった。
もちろん、それも十分に美味しいのだけれど、せっかくの乾物。
もしかして、地元の方々は何か晩ごはんのおかずにもなるようなアレンジをしているのでは?とネット検索してみたところ、地元の方々かどうかは定かではないものの、ホタルイカの干物を水で戻してからさっと茹でて、生のイカと同じように料理しているレシピをいくつか見つけた。
レシピで紹介されていたのは、バジルや粉チーズを使ったアレンジだった。
残念ながら、和食中心の我が家には、どちらも無い。
けれど、石巻の義実家からたくさんいただいたパセリなら、冷凍庫にたくさんある。
さらに、冷蔵庫には先日たくさん買ってきたミニトマトもあった。
ならば、と、今回はパセリとトマトを使って、イタリアン風のおつまみにしてみた。
まずは、ホタルイカの干物10匹分をボウルに入れ、浸るくらいの水をかけて10分ほど放置。
その間に、石巻産のミニトマトを洗って水気をしっかりふき取り、二つに切っておく。ホタルイカの量とのバランスを考えて、今回はミニトマト5個を使った。
鍋に少量の湯を沸かし、沸騰したら、水で戻しておいたホタルイカを入れる。まだ硬さの残っていたホタルイカも、沸騰した湯に入れるとすぐに火が通り、ぷくっと膨らんだ。火を通しすぎないよう、すぐザルにとって、しばらく放置。粗熱をとる。
手で触れるくらいの温度になったら、ホタルイカを1センチほどの長さに切ってボウルに入れる。
切っておいたプチトマトと、事前に洗って水気を切りジップロックに入れて冷凍しておいたパセリ一掴みくらいを、同じボウルに入れる。
塩と黒コショウをささっと振り入れ、大さじ2杯ほどのオリーブオイルをぐるっと注ぐ。
菜箸でぐるりと混ぜ合わせ、全体が馴染んだら出来上がり。
これがまた、美味しかった。
ホタルイカの旨味とトマトの酸味が、オリーブオイルと良く合う。
パセリの風味も、良いアクセント。
確かに、ここに粉チーズとバジルも加えたら、さらに美味しいだろう。
でも、ホタルイカの旨味を味わうには、トマトとパセリだけでも十分かもしれない。
何より、
このくらいシンプルなつまみは、日本酒に、合う。

徳利は大堀相馬焼
宮城県塩竃市を代表する酒蔵のひとつ、阿部勘酒造店さんが「塩竈 阿部勘」としてリニューアルすると知ったのは、つい先日のこと。
いつもお世話になっている松島の日本酒専門店「むとう屋」さんからそのことをお聞きし、リニューアル後のお酒への期待を高めつつも、生産終了となるというお酒をまとめ買いしてきたのは言うまでもない。
この青いラベルの阿部勘も、そのうちの1本。
美味しい。
魚に合うのはもちろん、煮物にも良く合う。
食中酒の定番。
この日も、幸せな晩酌になった。
これからの「塩竈 阿部勘」さんのお酒も、楽しみだ。
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