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宮城に移住したら、穴子が大好物になった

 昨夜の晩酌風景。

2026.1.30.晩酌風景

 宮城県産のアナゴの蒲焼き
 宮城・石巻産のメバルのお刺身
 三陸産のワカメの油いため
 宮城県産の白菜のおかか和え
 青森・八戸のコンニャクの田楽風


 少しだけ残業となった金曜日。
 それでも、19時閉店の仙台杜の市場になんとか間に合いそうな時間。
 今夜は鍋ではなく何かお刺身にしよう、といつもの渡憲さんに足を運ぶと、塩釜港水揚げのメバチマグロや石巻漁港水揚げの様々なお刺身と並んで、アナゴの蒲焼きがあった。
 長さ30センチ以上はあろうかという大きなパックの中には、美味しそうなタレをまとったアナゴの開きが2枚。
 電子レンジで温めるだけで良いとのこと。
 しかも、加熱処理済の商品ゆえ、賞味期限までは、あと数日あった。
 さらに嬉しいことに、お値段は千円以下。


 隣に並んでいた石巻産のメバルのお刺身と合わせて購入。
 帰宅後、早速晩酌の準備に取り掛かった。


 まずは、買い置きしてあった三陸産のワカメをさっと油で炒める。もちろん、かつお節と醤油で味付けする、お馴染みの向田邦子さんのレシピ。独身時代から長く使っている萩焼きの小鉢に盛り付け。
 もう一つ、買い置きしてあったコンニャクをさっと茹でて珠洲焼の片口に盛り付け、添えられていた甘味噌をかけて田楽風に。
 買ってきたメバルを切って、お気に入りの大堀相馬焼クロテラスのプレートに盛り付け。
 常備菜の白菜は、九谷焼の小皿へ。
 これで、四品。


 そして、アナゴ。
 さすがに2枚は多過ぎるので、1枚だけ取り出す。
 味付け不要。電子レンジで温めるだけ。
 食べやすいようひと口大に切り分け、お皿に盛り付ければ出来上がり。


アナゴの蒲焼き
仙台杜の市場の「渡憲」さんで購入
我が家の一番長いお皿でも、切らないと盛り付けられないほど立派なサイズ


 「美味い!」

 夫、大喜び。

 「柔らかいねー!」

 私も感激。

 ふっくら柔らかなアナゴは、脂が乗っていた。
 生のアナゴを塩焼きした時のような身の厚みは無いけれど、それでも食べ応え充分。
 濃過ぎない味付けも、アナゴそのものの美味しさを引き立てていて嬉しい。


 「これ、電子レンジで温めただけだよ?」
 「美味いなー」
 「ありがたいよね」
 「ありがとう」
 「いやお店が」
 「いやいや、買ってきてくれて、温めてくれて」

 美味しいアナゴのおかげで、褒め合い感謝し合いのラブラブ晩酌。


 いやしかし、真面目な話、自宅でレンチンだけでこんなに美味しいアナゴを味わえるとは思わなかった。
 生産者さんやメーカーさんに感謝。

 一緒に買ってきたメバルも、こりこりとした食感と優しい旨味が美味しいお刺身だった。
 この日も、美味しくて幸せな晩酌になった。



 宮城に来ていなければ、晩ごはんのおかずにアナゴ、という日常は無かったと思う。

 少なくとも、北海道にいた頃の私は、アナゴに対してウナギの代用品のようなイメージしか持っていなかった。
 本当に本当に、失礼で申し訳なかったけれど。


 それが、宮城に来て、宮城県産の美味しいアナゴを食べるようになって、変わった。

 外食でアナゴの美味しさを知ってからは、自分で買ってくることも増えた。
 宮城に移住したての頃こそ、鮮魚売り場に並ぶ真っ白で長大なアナゴに驚いていたものだが、今では生のアナゴを目にすると「家に天ぷら粉あったかな?」「このサイズなら塩焼きもいいな」等と考えている自分がいる。


 今回のアナゴの蒲焼きも、美味しかった。
 生のアナゴが手に入った時は、また塩焼きや天ぷらも楽しもうと思う。

 宮城のアナゴは、美味しい。


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