信号機ぶどう味 二人の出会い ♯毎週ショートショート
実はこの世は、色々な世界の狭間に展開されている地球ということを知らない人が多すぎる
瞬きの間に、私は世界を切り替えることが出来る女の子、シロ
あ、、、ごめんなさい
切り替えることが出来るけど、コントロールは出来ないんです
無意識に、色々な世界にアクセスしてしまう
残念な能力持ちなんです
色々な存在と仲良しなら良いけど
視えるだけで、話は出来ないの
だから、ちょっかい出されるけど、いい思い出があまりない、、、
特に妖精は
目が合うと色々ないたずらを仕掛けてくるから
そっと視えないふりをすることを心掛けてる
大きな妖精は
電柱の上や信号機に座ってる事が多い
自分が大勢の人に見られてると思って
ポーズを取ってる妖精が多いので
本当に笑えてくる
今も
紫色の妖精が信号機の上で踊ってる
「、、、、、っぷ、笑わせんなよ」
信号待ちで隣にいる男の子が、笑った
(えっ、、、、妖精が視えてる?)
紫色の妖精が、男の子の方を視てる!!
そしてこっちに飛んでくる。
(やばいっ、妖精がこっち来る)
シロは、妖精に付き纏われて、いい思い出がない
「大丈夫だよ、今年もおまえの葡萄は美味しいって、また行くから」
と、隣の男の子が携帯電話を片手に喋ってる
でも、私には分かる
この人、妖精と喋ってる
この紫の妖精は、、、葡萄の妖精だったんだ!!
あっ、、目が合ってしまう
シロの揺れる瞳にが、男の子の瞳とぶつかる
妖精が風をまとって二人の間を飛んでいく、、、
それが、、、キンとの初めての出会い

