【カナダワーホリ】#6 レジュメ配らずに決まった仕事
私はカナダに1年半住んでいる間に、たった2つの仕事しか経験してない。若干聞こえが悪いけど、同じ勤務先に長く勤めた結果でもある。
仕事を探すうえでの優先順位は付けた方がいい。
どのみち見つからなければ条件を削ぎ落とす必要性がでてきてしまうので、最初からこれだけは譲れないという条件だけはブレずに持っておくこと。
大体の人が以下の4点を重視してる気がする。
・ジャパレス以外
・チップがもらえて稼げる/サーバーポジション
・ローカルなお店
・日本人があまり働いていないところ
(日本人って日本人のこと嫌いすぎじゃない?)
これを全て叶えるにはそれに匹敵するだけの英語力が必要になる。たまに、英語力が高くなくてもこの4点を譲りたくない人もいるのを知っている。
人の自由、よそはよそ、うちはうち。
みんな違ってどうでもいい。
ただ、こう置き換えて考えてみましょう。
仮に、私が日本でレストランやカフェを経営していたとして、海外から来た学生やワーホリ勢が、日本語力が十分ではない状態で「時給を上げてほしい」「日本人と話したいからホールやりたい」と言ってきたら、「やる気があるのは分かる。ただこれは仕事だから、まずは実力に見合ったところから始めようか」となる。
チップ優先ならジャパレスでも稼げるし、
ジャパレスが嫌なら、英語力に多少課題が残る状態でも厨房や裏方の仕事がもらえるレストランはある。
そもそも最初に働くお店で一生働かないといけないルールはない。
最初の職場に恵まれるのが安定していて不安も少ない、それでも仕事を変える選択肢は誰にでもあるので、目的を見失いそうになった時はそのことを思い出してほしい。
私は今でも時々、専門学校時代の副担任に言われた「新卒の会社って要は"どこで最初働くか"でしかないから」という言葉を思い出す。
必死な時ほど見失ってしまう視点もあるよね。
私の友人は職場の人と合わないっていう理由で2〜3回は仕事を変えていたし、私も掛け持ちしながらオーナーに黙って転職活動を続けていた人間です。
ちなみに私が仕事を探す上で一番重視したことは
・他文化を学べること
・コミュニケーションが英語であること
この2点のみ。
もちろん最初こそ、チップが稼げて英語力も上がる場所で働きたいという気持ちが強かった、ワーホリだもの。ただ個人的に、お金は生活費プラスお小遣い程度で構わなかった。
むしろ違う国の人と同じフィールドで働く中で生まれるであろう異文化接触や衝突の方に好奇心が勝ってしまった。
そんな条件を胸に、まず最初に使ったのがe-maple。
本当にスムーズだったので、聞いていて何も楽しくないし参考にならないかもしれない。
応募したのは4件。
①写真店
内容としては額縁販売および現像した写真にそういった装飾を加えて客の手元に返す的な。
あまり覚えていないけど"細かい作業が好きな方"という要件だったことだけは記憶にある。
当方フィルムカメラが趣味なので、ピッタリじゃんか!と勢いだって応募したものの、やり取りの最中に返事が返ってこなくなりどうでもよくなった。
②寿司屋
ダウンタウンではなく、いわゆるローカルエリアにある寿司屋。
すぐに面接が決まり、向かう道中で気づく。
はちゃめちゃに遠い。
こんなの雨雪にさらされれば1発でアウト。
さらにオーナーは日本人ではなく中国人。
トロントでは日本食レストランのオーナーが日本人じゃないケースの方がほとんどなので今思うと珍しくもなんともないが、なんかちょっと気まずかった。
その寿司屋でその場採用されて、ひとまずはここでいいかな…なんて思いながらバスを待っていた時にもう一件の応募先からメールが届いた。それが③
③中東料理レストラン
求人自体は日本語で書かれており、ポジションはキッチンだったが多国籍かつ"日本人は私だけです"の一言に惹かれてしまいメールを送信。
しばらく返信がないのでダメなのかと思っていた。
話を巻き戻し、寿司屋の面接終わり、バスを待つ間に突然来たメールに書かれていたのは、
今から面接にいらっしゃいませんか?だった。
大はしゃぎ。
急いで家に戻り、レジュメを再度用意して向かうと出迎えてくれたのはその日本人お姉さんとイラン人のおじいちゃんオーナーだった。
レジュメを渡してオーナーから聞かれたことは
「どうしてうちのレストランがよかったの?」のみ。
私なりに答えた後、オーナーはニコニコしながら
「チハル(日本人姉さん)がよければwelcomeだよ」
その一言を残してキッチンに戻ってしまった。
その後はそのお姉さんとレストランの一角で日本語の雑談が始まり、私が某有名服飾専門出身、お姉さんも某有名美容専門出身ということで共通する話題も多くかなり盛り上がった。
(異業種ながら作品撮りやコンテスト関連で学生時代にこの2つが交わったり通ずることはかなり多い)
そのあとは流れるように、いつから働き始められるかや、慣れてきたらサーバーをやってほしいといった話をされて「え?あ、受かったんだ」でした。
すでに受かった寿司屋には他の仕事が決まったので辞退する旨を電話で伝えると、「了解!決まってよかったね!頑張って」と祝ってくれて心が暖かくなった。
今日1日で色々なことが起きたけど良かった、なんて思いながらようやく帰宅するとSMSにメッセージ。
家から徒歩数分なことだけを理由に申し込んだローカルバーからの"今から面接しませんか?"
これが④に繋がる。
④ローカルバー
そのバーは週1からokだったので、掛け持ち程度なら丁度いいかもなんて思いながら面接に行き、見事に毎週火曜の女となった。
皆さんが想像するようなお洒落なバーではなく、どちらかというと野暮ったい。おじさん達が夜な夜な集まり酒を飲んでウェイウェイするうえに、現金しか使えないので若い子は寄り付かない。
だからこそお洒落なカクテル作りのノウハウがなくても働けた。やつらは大体バドワイザーかカナディアンを飲む。
最終的にこのバーは4か月しか働かなかった。
というのも、男性客に連絡先を教えて自分の出勤日に来るように育てろと言ってくる中国人オーナー夫妻に反抗したところ穏便にクビにされた。
商魂たくましいのは勝手だが、そんな水商売みたいなことを日本人にさせて金を稼ぐのかこの人達は、なんて軽蔑してしまったのも事実。
最終的に時給も最低賃金以下だったことを知らされ、おかしいと指摘すれば「その分チップ貰えたでしょ」ですって。色々な意味で社会勉強になった。
こういうことがあるので気をつけてください。
なので、先に言っていた「同じ場所で長く働いた勤務先」というのは③の中東料理のレストランのこと。
1年弱お世話になった分、思い出話は山ほど。
今でも当時働いていた同僚達とはインスタで繋がっており、離れても切れない縁に感謝したりなどする。
