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孫子 - 九変篇(一)


1.原文

 孫子曰、凡用兵之法、將受命於君、合軍聚衆、圮地無舍、衢地交合、絶地無留、圍地則謀、死地則戰。


2.訓読文

 そんいわ$${\scriptsize^{ク}}$$、およ$${\scriptsize^{ソ}}$$もち$${\scriptsize^{ウル}\scriptsize_{レ}}$$へいほう$${\scriptsize^{ハ}}$$、しょう$${\scriptsize^{ケ}\scriptsize_{二}}$$めい$${\scriptsize^{ヲ}}$$於$${\scriptsize^{ニ}\scriptsize_{一}}$$、がっ$${\scriptsize^{シ}\scriptsize_{レ}}$$ぐん$${\scriptsize^{ヲ}}$$あつ$${\scriptsize^{メ}\scriptsize_{レ}}$$しゅう$${\scriptsize^{ヲ}}$$、$${\scriptsize^{ニハ}}$$$${\scriptsize^{ク}\scriptsize_{レ}}$$やど$${\scriptsize^{ルコト}}$$、$${\scriptsize^{ニハ}}$$まじわ$${\scriptsize^{リ}}$$がっ$${\scriptsize^{シ}}$$、ぜっ$${\scriptsize^{ニハ}}$$$${\scriptsize^{ク}\scriptsize_{レ}}$$とど$${\scriptsize^{マルコト}}$$、$${\scriptsize^{ニハ}}$$すなわ$${\scriptsize^{チ}}$$はか$${\scriptsize^{リ}}$$、$${\scriptsize^{ニハ}}$$すなわ$${\scriptsize^{チ}}$$たたか$${\scriptsize^{ウ}}$$。


3.書き下し文

 孫子そんしいわく、およそ兵をもちうるの法は、しょうめいきみに受け、軍をがっしゅうあつめ、圮地ひちにはやどること無く、衢地くちにはまじわがっし、絶地ぜっちにはとどまること無く、囲地いちにはすなわはかり、死地しちにはすなわち戦う。


4.現代語訳

 孫子は言う。およそ君主より出動命令を受け、兵士を集めて軍を編成した将軍が執るべき軍の運用は、以下のようなものである。
山林・険所・湿地帯など足場や条件の悪い土地に宿営してはならない。諸国の勢力が交錯している不安定な要衝地帯では、諸侯と和睦を結べ。本国から遠く離れ、制圧しきれていない地には長居してはならない。三方が険しく進軍も退却も難しい地では、計略を用いて敵の攻撃を逸らせ。絶体絶命で逃げ道のない状態では、ひたすら勇戦せよ。

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