遅ればせながら、「八咫烏」シリーズを一気読みした
この1週間ほどで、阿部 智里さんの八咫烏シリーズを一気読みした。
Kindleのレコメンドによく出てくるので、気になっていた。
でも、なかなか手を付けずにいた本だ。
先月のはじめだったか、活字はおろか、漫画すら読みたくない日があって、アマプラで邦画かアニメでもみるかーと思ったときに、たまたまアニメ版をみたのがきっかけだった。
たまたまポチったアニメなので、(Kindleおすすめ表示以外の)前情報はない状態で臨んだのだが…世界観のつくりこみがすごい!一言でいうと異世界和風ファンタジーなのだけれど、緻密な設定、伏線の華麗なる回収。アニメなんだけど、大河ドラマチックというか、侮れないのだ。
そして、八咫烏シリーズに手をつけてしまったというわけだ。
あらかた読み終わった今、この順番(アニメ→小説)は個人的によい流れだったように思う。登場人物や関係性が複雑なので、自分の頭の中である程度情報が整理された画になっていないと若干厳しく、アニメが自分なりに情報をまとめる助けになったと思う。
アニメ化を記念して、公式サイトでいくつか触り部分が無料公開になっているので、購入前にこちらを読むのもよいかもしれない。
小説の八咫烏シリーズは、今第2部の途中。Kindleでもなかなかのボリュームでした。私は外伝の存在に最初気が付かず、がんがん読み進めちゃったのだけれども、公式推奨の読順はこちらだそう。
第1部
・烏に単は似合わない
・烏は主を選ばない
・黄金の烏
・空棺の烏
・玉依姫
・弥栄の烏
・外伝 烏百花 蛍の章
第2部
・楽園の烏
・外伝 烏百花 白百合の章
・追憶の烏
・烏の緑羽
・望月の烏
・亡霊の烏
あと、Kindleでは単行本未収録の外伝も読めます。
・外伝 さわべりのきじん ←他ならぬ澄尾の話と聞いて、ここまで読んだ。そして以後は単行本化を待とうと踏みとどまっている。
・外伝 きらをきそう
・外伝 かりんみず
外伝はメインシナリオの間にあった登場人物のお話だったり、過去に起こったお話になっていて、登場人物の人となりや、その考えに至った経緯を補完する感じ。読まなくても問題なく本編についていけるけど、読むと肉付けができる。
本編も外伝も、いろんな人の視点から同じ出来事に触れるので、この人からするとこうだけど、あの人にとってはこういう事だったのか…という気付きを得ながら読み進めていく。時間軸を行ったり来たりする酔いが心地よい。そして、ついつい1冊読み終わると1つ前の巻を読み直してしまうという…あぁ、時間が溶ける。
そして、全般を通じて「目の前の人とは価値観や認識に違いがある」ということが明確に描かれていて、ファンタジーなんだけども現実的というか、そういうところも引き込まれたポイントかもしれない。
なんにせよ、どこかモヤがかかったような気分が続く中、「面白い」って私の心が動いたことが、個人的にはうれしい。
とりあえずこの2冊は、セット読みを推奨したい。
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第2部は次巻を以て完結予定とのこと。(外伝を除く)
だいたい1年に1冊の刊行ペースなので、来年の春には次巻が出るのかしら。
個人的には「因果」という単語が脳裏によぎる八咫烏シリーズ、続きが楽しみ!
