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もう少し頑張れば…って、いつまで?職場がつらい時、自分をすり減らす前に考えたい5つの判断材料

「もう少し頑張れば、きっと何か変わる」

そんなふうに思いながら、仕事を
続けていませんか?

もう少し仕事ができるようになれば。
もう少し職場に慣れれば。
もう少し自分が我慢すれば。

そうやって毎日を過ごしていると、
自分が今どれくらいしんどいのかを
考えることまで、だんだん後回しに
なっていきます。

仕事へ行く前から気持ちが重い。
休みの日なのに職場のことを
考えている。

誰かの機嫌が悪いと、自分が何か
してしまったのかなと気になる。

それでも、

「みんな頑張ってるし」

「自分が弱いだけかもしれない」

「ここで辞めたら、逃げになるのかな」

そんなことを考えて、また次の日も
仕事へ向かう。

もし少しでも心当たりがあるなら、
この記事を読みながら、一度だけ
立ち止まってみてほしいんです。

最初に伝えておくと、この記事で
「その職場は辞めたほうがいい」と
判定するつもりはありません。

反対に、「もう少し頑張れば大丈夫」と言いたいわけでもない。

病気かどうかを判断する記事でも
ありません。

僕が一緒に考えたいのは、

「今はまだ頑張る時なのか」

「誰かに頼ったほうがいいのか」

「それとも、一度離れて考えたほうがいいのか」

その答えを、自分で選択して考えるための材料です。

僕自身、この境目が分からなくなったことがありました。

長く働いていた人が、ある日職場を離れた


僕がこのことを真剣に考えるように
なったきっかけの一つに、以前の
職場での出来事があります。

そこには、長く働いていた人が
いました。

仕事にも慣れていて、現場のことも
よく知っている。

周りから見ても、これから職場を
支えていく人なんだろうなと
思っていた人です。

その人が責任ある立場になったあと、
体調を崩して退職すること
になりました。

詳しい事情を僕がすべて知って
いたわけではありません。

だからこそ、ずっと引っかかったんです。

長く働いている人でも、仕事に
慣れている人でも、続けられなく
なることがある。

じゃあ、人はどこまで頑張って
いいんだろう。

どこから先は、踏ん張ることより、
一度立ち止まることを
考えたほうがいいんだろうか。

その時の僕には、答えが
ありませんでした。

ただ、その出来事を見たあとから
「頑張る」という言葉を、少し違う角度から考えるようになった気がします。


僕も「自分がもっとできれば」と思っていた

実はその頃、僕自身も職場の人間関係で悩んでいました。

普段は普通に接してくれるのに、忙しくなったり余裕がなくなったりすると、急に言い方が強くなる人がいたんです。

なぜか、その矛先が僕に向くことも
多かった。

でも当時は、相手より先に自分のほうを見ていました。

「自分の仕事が遅いからだろうな」

「もっと正確にできれば変わるかもしれない」

「ちゃんと仕事を覚えれば、職場の空気も良くなるはず」

そう考えていたんです。

だから、できることはやりました。

仕事の工程を確認して、スピードと正確性を上げる。分からないことは上司に聞く。少しずつでも、できる仕事を増やしていく。

自分にも改善するところはあったと
思っています。

そこは今でも否定するつもりは
ありません。

僕がつらかったのは、怒られることそのものより、自分の認識不足で提供が遅れたり、サービスが抜けたりして、お客様に迷惑をかけることでした。

そのせいで、一緒に働いている人まで
不安や不満を感じるんじゃないか。

そっちのほうが気になって
いたんですよね。

だから、余計に思っていました。

「自分がもっとできるようにならないと」

でも今振り返ると、ここに一つ勘違いがありました。

自分が頑張れば、職場で起きていることの全部を何とかできる。

いつの間にか、そんなところまで
背負おうとしていたんです。

判断材料① それは、本当に自分が頑張れば変えられること?

職場で何かうまくいかない時、最初に
考えてみてほしいことがあります。

「これは、自分が変えられることなのか?」

ということです。

たとえば、準備が足りなかった。
工程をまだ覚えきれていなかった。
確認不足があった。経験が足りない。

こういうことなら、自分ができる
ことがあります。

分からなければ聞く。練習する。
確認方法を変える。
自分なりに工夫してみる。

ここは、自分の仕事として向き合って
いいところだと思います。

では、相手の機嫌はどうでしょうか?

忙しくなるとイライラする。
余裕がなくなると強い言葉が出る。
その日の感情によって、態度や言い方が変わる。

そこまで自分が何とかしようとして
いないでしょうか。

僕は、かなりやっていました。

相手が不機嫌そうなら「何か自分が悪かったかな」と考える。

強い言い方をされたら、「もっとちゃんとしないと」と思う。

何か言われた時は、とりあえず「すいません」と謝ってしまう。

でも、それを繰り返しているうちに、

相手が怒っている=自分が悪い

みたいな感覚になっていったんです。

ここは、一度切り分けたほうがいいと
思っています。

仕事の準備や工程、確認の仕方は、自分の領域。

でも、相手がどんな機嫌で働くのか、
感情をどう扱うのかまで、自分が背負う必要はない。

もちろん、強く言われたからといって
内容を無視すればいいわけでは
ありません。

むしろ僕が今大事にしているのは、

「言われた内容」と「その人の感情」を分けて受け取ること。

です。

指摘された時、すぐに全部を自分の
せいにするのではなく、

「今の話の中で、自分が改善できる部分はどこだろう?」

と一回だけ整理してみる。

そのうえで、相手の機嫌まで
持ち帰らない。

これだけでも、受け止め方は
かなり変わります。

もし今、職場で一番つらいことを
一つだけ思い浮かべるなら。

それは、

自分が変えられることですか?

それとも、

自分では動かせない相手の感情まで、背負っていることでしょうか?

すぐ答えが出なくても大丈夫です。

まず分けてみるだけでも、見え方が少し変わることがあります。


判断材料② その人とは、まだ「すり合わせ」ができる?

もう一つ、僕が今なら確認することが
あります。

それは、

「この人とは、まだ仕事の話ができる関係なのか?」

ということです。

仕事をしていれば、厳しいことを言われる時もあります。

間違っていれば指摘されるし、
慣れていない仕事なら、できないこと
だってある。

だから僕は、言い方が少し強かっただけで「この人とは無理」と決める
必要はないと思っています。

見るのは、そのあとです。

たとえば、

「どこを直せばいいですか?」

「さっきの指示は、こういう意味で合っていますか?」

と聞いた時に、相手が説明してくれるか。

改善するポイントを具体的に話せるか。

こちらが分かっていないことを伝えた時に、もう一度すり合わせようと
してくれるか。

ここがあるなら、まだ変えられる
余地はあります。

僕自身、仕事をしていて認識がずれた
結果、提供が遅れたり、サービスが
抜けたりして、お客様に迷惑をかけた
ことがありました。

もちろん、自分の確認不足もありました。

そこは改善する必要がある。

ただ今なら、

「全部、自分の能力不足だった」

とは考えません。

自分の確認方法に改善できるところがある一方で、説明の仕方や、認識を合わせる方法にも工夫できる余地はあったと思うからです。

仕事で何か問題が起きた時、

「自分が悪いのか」

「相手が悪いのか」

その二択だけで考えると、しんどくなります。

本当に見たいのは、

「まだ、お互いに仕事を良くしようと話せる状態なのか」

ということです。

やり方が違っていてもいい。
考え方が全部同じじゃなくてもいい。

それでも、

「目指している方向は同じだよね」

と思えるなら、まだすり合わせられる
可能性があります。

反対に、何を聞いても説明が返ってこない。改善しようとしても、何をしても否定される。仕事内容ではなく、感情だけが返ってくるようになった。

強く言われることが、いつの間にか当たり前のようになってしまう。

そこまで来ると、本人が仕事を
頑張るだけでは埋めにくい問題も
出てきます。


ここまでで少し楽になるなら、それでいい

ここまで紹介した2つは、

「まだ、自分や職場との調整で変えられることがあるか」

を見るための判断材料です。

一つ目は、

これは、自分が変えられることなのか。

二つ目は、

この相手とは、まだすり合わせができるのか。

ここを整理したことで、

「全部、自分のせいだと思わなくてもいいのか」

「一度、ちゃんと確認してみようかな」

と思えたなら、まずはそこから試してみてください。

僕は、それで少しでも働きやすくなるなら、それが一番いいと思っています。

辞めなくて済むなら、それでいい。

ただすれ違っていたのなら、話すことで変わることもあります。

自分に改善できる部分が見つかったなら、まずそこを試してから考える。

この記事で、無理に退職という答えへ
連れていきたいわけではありません。

でも、僕の場合は、ここで終わりませんでした。

自分にできることはやったつもりでした。

仕事を覚えようとしたし、相手のことも理解しようとした。

それでも、少しずつ苦しくなっていったんです。

その頃の僕は、

「あと、どれくらい頑張れば何とかなるんだろう」

ということばかり考えていました。

でも、本当に見る必要があったのは、

あとどれくらい頑張れるかではなく、今の自分がどんな状態なのか。

こっちだったんですよね。

もしあなたも、

自分にできることはやっている。

相手ともすり合わせようとした。

それでも、職場へ行くことがつらい。

そんなところまで来ているなら、ここからは職場だけではなく、少し自分のほうにも目を向けてみてほしいです。

ここから先では、残り3つの判断材料として、

③ 少し前の自分と比べて、心や体に変化が出ていないか

④ それでも、この場所で頑張りたい理由が残っているか

⑤ この場所に時間を使い続けた先に、どんな自分がいそうか

を、僕自身の経験と一緒に整理していきます。

当時の僕は、こんなふうに順番をつけて考えることができませんでした。

だからこそ、判断材料だけではなく、

  • 一度立ち止まるために、僕が実際に仕事との距離をどう取ったか

  • 今の自分を整理するための7つの問い

  • 一人で抱え込まないために、誰かへ何をどう話せばいいのか

までまとめています。

ここから先を読んだからといって、

「辞めるべき」

「まだ頑張るべき」

と、僕が答えを決めることはできません。

仕事も、生活も、置かれている状況も、人によって違うからです。

でも、読み終わったときに、

今の自分は、もう少し頑張る段階なのか。

誰かに頼る段階なのか。

それとも、一度離れて考える段階なのか。

そこを自分で考えるための材料は、できるだけ残さず渡したいと思っています。

僕自身は、最後まで誰かに頼ることができませんでした。

もし、あの頃の僕のように、一人で答えを出そうとして苦しくなっているなら。

ここから先は、一緒に整理していきます。



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