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Webサイト制作やってて感じる、AIで確実に変わってきたこと

こんにちは。今回も自分が働いている株式会社kubellでの話を書きます。この記事はChatwork15周年に合わせた「#kubellブログリレー」に参加しています。

改めまして、株式会社kubellのピープルディビジョン BXグループ クリエイティブチームでWebサイト制作をやっている篠崎です。

最近SNSでは「AIで爆速で」「複数エージェントを走らせてうんぬん」といったすごい事例がたくさん流れてきます。自分はWebサイト制作ばっかりやってますが、幸いまだAIで篠崎を代替するような魔法のボタンは見つけられていません。

そんな自分でも、Webサイト制作の現場で働き方がAIによって変わってきたなと感じます。今回は日々の業務の中でAIによって起きている変化を、Webサイト制作という領域から書いてみようと思います。


やる気スイッチがすぐ押せるようになった

というか、コンテキストスイッチが楽になりました。これはエンジニアに限らない話かもしれませんね。

ミーティングに挟まれた1時間でこの開発ができるか?と悩むとき、それは「この時間で頭をそのモードに切り替えて、アウトプットまで漕ぎ着けられるか?」ということだった気がします。周辺の構造がどうなっているかをちゃんと思い出して、そこから必要なコードを集中して書く、という流れです。

今はAIに「〇〇やりたい。〇〇して」と言うだけで周辺の把握と必要なコードを書いてくれます。そしてそのコードを見るだけで一気に集中状態まで戻ることができる、というのが大きいです。やる気がない(失礼)時でも、AIに自然言語で指示して一つ何かをやると、それをきっかけにやる気が出て集中できるのが良いですね。

上記は採用サイトにあるメディア掲載情報のリストです。80件くらいのリストを入れるのに、一つだけマークアップして残りは原稿をAIに渡してお願いしたら一気に処理してくれました。公開直前のバタバタした時にこうした作業があると大変ですが、AIがあれば全く問題ないです。

最近では「AIが読みやすい文書構造を持った原稿」をいかに用意するか、ということに興味が出てきました。AI利用にはデータの標準化が大事と言われますが、Webサイト制作の時でも同じですね。

うろ覚えでも作りたいものを形にできるようになった

以前は作りたい実装のアイデアがあっても、実案件でやるには時間と知識が足りないかも、と諦める場面がよくありました。三角関数を使うために数学の教科書を引っ張り出している暇はありません。

しかしAIがある今、ある程度やりたいことの概要が頭にあれば、たとえそれがうろ覚えでもチャレンジできることが増えました。

Webサイト制作ではビジュアル要素がさまざまに動くような「クリエイティブコーディング」という領域があります。容量の大きい動画などを使わずに映像的な表現ができる手段ですが、表現によっては難易度が高くなりやすいです。線をランダムに曲げながら周期的に変形させる・図形をふわふわと移動させる、という動きでも、自然言語でちょっとずつ指示していけばなんとか形になります。

ただ、そこは魔法のボタン一発でできるのではなく、「まず線を引いて」「曲がり方を定義して」「ランダムの幅を定義して」といった感じで少しずつ進めて実現させました。

実際にそうやって作ったのが、「Chatworkの日2026」です。よければぜひ覗いてみてください。

基礎が大事。応用と実践はAIが頑張ってくれる

AIだから楽になんでもできるんじゃないの?と思いそうですが、実は基礎的な力の重要度が上がっているんじゃないかと思います。

セマンティックな実装をしているからこそ、文書構造のある原稿をAIが一発で流し込めます。ブランドカラーが変数整理されているからこそ、「赤色にして」と指示した時にChatworkブランドカラーの #F03748 になるわけです。ディレクトリ構造に設計意図が反映されているから、AIは意図した通りのファイルを編集しにいきます。

基礎や設計がしっかりしていれば、AIは周辺の状況をすぐに読み取って「じゃあ次はこれですね」という感じで思った通りに反応してくれます。ルンバが掃除しやすいように床を片付けておく…というのはちょっと違うか。

こうした基盤の整理は、まるでみんなが展開しやすいようにブランドガイドラインを作るのに似ているような気がします。ブランドとAIはうまく組み合わせればかなりレバレッジが効くんじゃないかと思っていまして、我々BXグループでも試行錯誤を続けています。

目的にフォーカスできるよい時代に

振り返ってみると、自分がコードをひたすら書く作業的な部分がずいぶん減りました。

AIが作業を担当するので、自分は「何を作るか」「どのように作るか」「どう伝えるか」といったことに集中できるようになりました。必然的にデザイナーやディレクターの領域にも入りますし、コードではなく目的にフォーカスした仕事が増えているように感じます。

おかげで自分の役割も「Webサイトを作る人」から「ブランド体験を形にする人」にアップデートされたような感覚です。幸いフォーカスすべき目的を定義するのはまだ人間がやれそうなので、もう少しこの調子で頑張ってみようと思います。

kubellではともに働く仲間を募集しています。ぜひ募集要項もチェックしてみてください。

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