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Puff-1: 映画館の灰皿と三つの吸い殻

ここは、煙草をくゆらせながら映画を観ることできる、そんな映画館。

スクリーンからの柔らかな光が、客席の間を漂う煙を静かに照らし出している。その灰皿には、三つの吸い殻が残されている。

一つ目は「Butt」。暗闇に映し出されたフィルムと煙草の煙。灰皿に積もっていく吸い殻のように心の中にひっそりと残るシーン、理由もなく記憶に残ってしまうそんな瞬間や思いを拾い上げる記事がButt。

二つ目は「Slop」。本を読み終えた時に残る、言葉にならない沈黙の痕跡。ページを閉じたあと、静かな澱のような余韻をそっと掬い取るような文章がSlopになる。

三つ目は「Puff」。形になる前の思いつきや、ふわりと立ち上る感情の欠片。煙のように掴みきれないその感触をふっと息を吐き出すかのように書き留めるのがPuffだ。

Butt ,Slop,Puff
どれも違う銘柄で味も重さも違う。灰皿の中で溜まっては捨てられていくだけだったこの吸い殻たちにスポットを当て、灰皿を彩っていく。


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