そろそろ社会的パンくず理論を話そうか
これは海外では使われている心理学です。
日本ではあまり知られていない内容なので面白いと思います。
みなさんに質問です。
たとえばこの人と別れようと思っていても、ちょっと見直す一面が見えたりすると考え直したり、SNSでいつもじゃないけどたまにいいねくれる人のことが気になったり、絶妙な距離感を経験したことはありますか。
ない人もいるとは思いますが、ギャンブルはどうでしょうか。
パチンコ、ガチャガチャなど、ソシャゲに課金してガチャを回してレアキャラを狙ったり、爆死することもあればレアキャラがバンバン当たる時もあるわけです。
この"報酬のランダム性"が人を惹きつけて依存させてしまうんです。
しかもこれ、やられた側の人も結構いると思います。
なので今回はやられた側の回避方法も同時にお話しさせていただきます。
いろいろ書きたいことがあるのでさっさと本題に入りましょうか。
1.社会的パンくず理論とは
小さな好意サイン(パンくず)を断続的に撒くことで、 相手を期待状態のまま繋ぎ止める行動 を指す
たまにだけ「いいね」
返事は遅いのに話を切らない
深い話は避けるけど軽く褒める
会う気は薄いのに、誘いを断るとき優しい
つまり
“本気じゃないけど、離れない距離で釣っておく”
のがパンくず行動です。
歩きながら餌を撒いて、つかず離れはずの関係に留まるイメージですね。
▪️なぜパンくずは相手を惹きつけるのか?
① 変動報酬
ランダム報酬というものが依存を生みます。
パンくずの本質は 「予測不可能な報酬」であることです。
今日は餌をあげて、明日は餌をあげなくて、明後日はあげるかどうかわからない状態を作り上げます。
行動心理学では、
報酬が“ランダム”にもらえるとき、依存しやすいということが分かっています。
(ギャンブルやソシャゲと同じ構造)
最後に一回ガチャを引いたらもしかしたら狙っていたキャラが出るかもしれない!と期待し結局出るまで引いちゃったなんてことが起こりうるわけです。
恋愛に落とし込んでみるとこんな感じです。
昨日は既読スルー
今日は優しいメッセージ
明日はまた無反応
この“よめなさ”がもっとも中毒性を生みます。
追いかけてしまうのは“好意”ではなく“変動報酬への依存”だったりするんですね。
(それってどうなのはさておきです)
ここでさらなる心理学が絡んできます。
"認知的不協和の解消"というものです。
▪️認知的不協和の解消
認知的不協和の解消とは
矛盾する考えや行動によって生じる不快な心理状態を、その不一致を減らしたりなくしたりすることで解決すること
人は心の中に矛盾する認識(認知)を抱えた状態(認知的不協和)を嫌い、それを解消しようとします。
例えば
「健康に悪いと分かっているのに喫煙している」という矛盾がある場合、喫煙を正当化する情報(タバコを止めるとストレスが溜まるから、かえって身体に悪いなど)を探して、自分の行動を「確かめ」ようとします。
これは恋愛で1番やっかいな心理です。
優しくされるとすぐにその人のことが気になっちゃったりするのもこれです。
「自分に優しくしてくれたってことは、ぼくのことが好きなのかな?」
と脳は騙されてしまいます。
もしくはこんなのはどうでしょうか。
「〇〇くん優しいから好きになっちゃいそう」
なかなかの攻撃力をもった言葉です。
「え、ってことはまだ好きではないってこと??他に好きな人いるのか??」
と思ってしまうわけです。
こうなったら認知的不協和が生まれます。
解消すべく相手の真意を確かめるために、どんどんアプローチも積極的になっていくんですね。
今のは使われた側に立っての説明でしたが、これをあなたがすればOKです。
ただ男が「〇〇さん優しいから好きになっちゃいそう」なんて言ったら気持ち悪くて吐きそうになるのでやめてください。
これをパンくず理論に当てはめていくのです。
既読スルーは相手を不安にさせられますし、効果的です(やりすぎ注意)
「でも、相手がLINEでトーク開いてなきゃ既読スルーできなくない?」
その通りです。
なので相手が絶対にLINEを開いているタイミングでやるのです。
それが「話が盛り上がってる時」です。
ここで既読スルーをかまそうもんなら「あれ、返信来なくなった」と思いますよね。
この時の相手の心理状態は「何か変なこと言っちゃったかな?」という不安状態です。
そして、少し時間を開けたあとまた普通に話をするのです。
ふつうに会話→既読スルー→ふつうに会話→1日開けて返信→ふつうに会話
この読めない流れを意図的に作り出すのです。
相手によって返信回数や速度は違うので普段どれくらいの回数と速度かを把握しておきましょう。
それを基準にどれくらいの期間あけて既読スルーするのかを判断してください。
返信が遅いと嫌なタイプの人もいるので注意です。
毎日、LINEやらでやり取りしてるなら(もうお互い好きだろ)1日くらいすっぽり空いてもOKです。
このギャンブル的要素を混ぜ込むとたいへん効果的なのでぜひやってみてください。
②間欠的な肯定が自己評価を揺らす
パンくずを撒くのが上手い人は、相手の自己肯定感を「上げては落とす」を繰り返します。
たまに褒める
たまに無関心
たまに優しい
たまに冷たい
常に好き好きと言い寄られたり、まったく好意を感じない相手よりも、たまに優しかったりたまに冷たかったりする人に対して、人はより強い関心や興味を抱きやすくなる傾向があります。
これを"間欠強化"といいます。
対人でやるのは難しいので、特にSNSやトークで力を発揮します。
いつも優しくしているあなたなら、たまには冷たく素っ気ない返信をしてみるのも効果的です。
相手は「あれ、どうしちゃったんだろう?いつもと違うかんじ」となり不安定なものと脳は認識してしまいます。
こうなったら勝ちですね。
いつも返ってくる返信が急に途絶えたら「あれ、返信来なくなった」と何気ない時にでもその事を考えてしまう。
そんな経験あると思います。
ぼくはありました。
2.パンくずを撒く側の心理
パンくず行動をする人は必ずしも悪意があるわけじゃありません。
以下の心理に当てはまります。
ここからは少し脳のメカニズムのお話です。
①強い承認欲求
好かれていたいけど、深い関係には責任を負いたくない
②保険を持っておきたい
恋愛に不安がある人は、
複数の候補をキープすることで安心感を得る。
③回避型愛着
「親密になりすぎるのが怖い」ため、
距離を縮めすぎないように無意識で調整する。
④ただ自然体でやっているだけ
パンくず行動をしている自覚がないケース。
このような心理状態にあります。
どれもわりと"深い関係まではなりたくない"というところがポイントだと思います。
要は宙ぶらりんな関係です。
彼女ではないけど、他の女友達より仲がいいそんな距離感がパンくずを撒くちょうどいい距離感です。
3.恋愛テクニックとしての総評価
パンくず理論そのものは“ダメな恋愛法”として語られることが多いですが、健全・誠実バージョンに翻訳すると、モテに効いてきます。
本気の誘い:必要に応じて
返信テンポ:ランダムすぎない“適度な揺らぎ”
会話:たまに嬉しい言葉を入れる
SNS:反応は「全部しない」厳選する
ポイントは
「相手を不安にさせすぎない範囲で、予測不能性を作る」
やりすぎるとパンくず行動=悪者になりかねないのでやり過ぎには注意です。
▪️もし自分がハマってしまったらどうする?
自分がこれにハマってしまうパターンもあると思います。
抜け出す方法は「自分も同じ返信スピードにする」です。
正直、脳の錯覚を変えることは難しいです。
なので自分は相手に同調することでやり過ごしましょう。
このパンくず理論を知っているかいないかでは使われた側の回避方法は変わってきます。
使われたら同じようにやり返してやりましょう。
ではまとめていきますね。
まとめ
①パンくず理論とは
・相手を期待状態で留めておく行動
・変動報酬のランダム性により好意が増す
・認知的不協和の解消を利用する
▪️間欠的な肯定が自己評価を揺らす
・たまに優しくたまに冷たくする
・対人よりもsnsやトークで強い
②パンくずを撒く人の心理
・強い承認欲求
・保険を持っておきたい
・回避型愛着
・自然にやっている
③恋愛テクニックとしての評価
・相手に予測不能な反応をする
・やり過ぎ注意
▪️自分がハマってしまったら
・同調する
やり過ぎと悪用には注意です。
正直難しそうって思う人もいると思いますが、やっていくと感覚が掴めてきます。
明らかに相手の反応や返信速度、話の内容が変わってきますから。
いきなり本命ではなく、気になってない子にしてみると案外学びは多いかもしれません(何言ってんだこいつ)
コツがあるとすれば、まるでペットを可愛がるような気持ちでいくのがコツです。
ぜひ、チャレンジしてみてください。
それでは今回はここまで。
またね。
