体験セッションで起きていること
「体験セッションでは、どんなことをするんですか?」
そう聞かれることがあります。
英語の体験、と聞くと、英会話レッスンを想像する方も多いかもしれません。
実際、必要であれば体験の中で英会話や簡単なトレーニングを行うこともあります。
でも、それだけではありません。
私が体験セッションでいちばん大切にしているのは、
「どこを目指しているのか」
を一緒に整理する時間です。
「話せるようになりたい」
「仕事で困らないようにしたい」
「英語をやり直したい気持ちはある」
そこまでは言葉にできていることが多い。
でも、
・どんな場面で困らなくなりたいのか
・どんな感覚になったら“前進”と言えるのか
・半年後、何ができていたらうれしいのか
ここまで具体化されていることは、意外と少ないのです。
ある方(掲載の許可をいただいています)は、
「英語ができるようになりたい」
と言って来られました。
そして、話をしていくうちに、
「海外出張で通訳なしで会話できるようになりたい」
「まずは英検2級に挑戦してみたい」
「半年後には“怖さ”を減らしたい」
という言葉が出てきました。
最初はぼんやりしていたものが、少しずつ輪郭を持ち始める瞬間があります。
その瞬間、表情が変わります。
「できるかも」
ではなく、
「これなら進めそう」
という顔になる。
体験セッションで起きていることは、英語を教えること以上に、
“目指す状態を言葉にすること”
なのかもしれません。
先日書いた「3行だけ触れてみる」という話を、対話の中で、もう一段だけ丁寧に扱う時間、と言えるかもしれません。
ひとりで考えると曖昧なままでも、問いを重ねることで、少しずつ輪郭がはっきりしていく。
それは「目標を決める」作業というより、「自分が本当に目指しているものを見つけていく」時間に近いように思います。
もちろん、その後は具体的な学習設計に入ります。
でも、方向が定まっていないまま努力を積み重ねるよりも、
「どこへ向かうのか」
が見えているほうが、圧倒的に消耗が少ない。
魔法のように一瞬で話せるようになるわけではありません。
でも、進み方が見えたとき、人はちゃんと動き出します。
体験セッションで起きているのは、その「動き出す瞬間」なのだと思っています。
※体験セッションでは、英語力の確認だけでなく、こうした整理の時間を大切にしています。
必要なタイミングで思い出していただけたら嬉しいです。
→ SoarTogether
