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ミカクテイ事件の観測者【紹介・感想とか…(途中からネタバレも含むので注意)】



①ゲーム概要

世界最大のSNS「パロッター」から情報を集め怪事件の真相を解明する「ネット探偵」エルは、超能力者〈アクマ〉が引き起こす数々の怪事件〈パラドクス〉を調査してきた。エルは〈アクマ〉の1人である相棒、箱内にゃすてりあと共に、高度なハッキング能力や〈アクマ〉の超能力を駆使して、最後の〈パラドクス〉調査に挑む。

Steam ストアページより

タイトル: ミカクテイ事件の観測者-Demons'Timeline-
ジャンル: アドベンチャー, インディー
開発元: DigitalCats
パブリッシャー: DigitalCats
リリース日: 2026年4月30日

同上

すごく簡単に言うと
『SNSのタイムラインから情報を読み解いて事件を解明していく。』

タイムライン、表アカウント・裏アカウント、ハッシュタグ、投稿の引用みたいな、(まさに「パロッター」の名前の通り……)SNSを駆使して真相解明をめざす。
しかもパロッター内の投稿も、社会問題を風刺するようなアカウントもあれば、ネットミームもあり、まさにX(Twitter、パロディされる側)を見ているようにゲームを遊べて面白い。
そのほか、動画投稿サイトや、アバターで配信をするコンテンツとか、馴染みあるものが要素として多いと感じた。
「超能力者」というところをみると非現実的にも感じうるが。

キャラクターのやり取りもコミカルでストーリー面も楽しめると思う。

全体的な流れとしては、
1.タイムラインを読み漁る
2.関連する人の表・裏アカウントそれぞれを特定して紐づける
3.拾った情報をもとに推理を完遂する

ヒントもゲーム内にあるし、極論総当たりもしていける構造なので、
詰まりそうでも根気強くやるか、ヒントを見るかで解いていけるのではないかと思う。
一応ヒントは見ずにやれた。(数回間違えて選び直しはした☆)

兎にも角にも、Chapter1だけ無料のデモ版で遊べるらしいので、気になったらやってみるに限る!
俺は開いたまま他のことをしている時間が多く、プレイ時間は参考にならないのだけど、Chapter1だけなら1時間ほどかなと。

と、ここまでで気になった人は読むのは止めて、
まずはデモ版だけでもやってみると良いと思う!

ここからはネタバレになる内容を含みうるので注意を~(自己責任で)















②感想とか

まずは率直に面白かった。
普段はあまりしようとも思えない、他人の裏アカの特定とか、過去の投稿を漁るとか…
やってはいけないことをしている感じで愉しい。

なにをしたら良いかは常に示されており、難易度がすごい高いわけではないが展開は確実に動いていくので、
チャプターを重ねてプレイヤーの操作・推理フローが大きく変わらずとも、満足できると思う。

あと、満足度を支える要素として、操作性が兎に角 よいと感じた。
タイムラインを中心に、ブックマークで振り返れたり、アカウントに飛べばその人の過去投稿を順に見られたりと、
普段からSNSに触れている現代人からすればあまりにも直感的に操作ができる。

しかも、なにより「戻るボタン」の存在が憎い。(「←」ボタンがタイムラインにある)
タイムラインの上とかに戻されず、同じ位置に戻ってこられる。
「戻るボタン」1つあるかないかで、ストレスがかなり変わっていた気がするので、とても感謝。




③展開について(シナリオの本質部分?)

この発言だけで、ゲームに対する感想ではないということは、
今更 言うに及ばないとは思うけど、言葉を選ばないので念のため…

『エル(主人公)が解明をしていったから、真相が確定した』という考え方が提示された。※エル=主人公≒プレイヤー
これについては、正直如何かなと思っていた・・・・・
『1つの真実に向けて、プレイヤーが謎を解いていく』という構造ではなく、『プレイヤーが謎を解いていったから、真実が定まった』ということ

このゲームの世界の上で踊っている以上、その説そのものを否定するとかどうとかではない。
ミカクテイだったもの(真実が明らかでなかったもの)がエルの解明によって定かになってしまった。
まぁ、言わんとしていることは分かる。

現実世界で踊らされている以上、「んなこたぁ ないだろ笑」とはなる。
というか、「それでよいのか?????」という感覚に近いかな
ここまで順々に明かしてきたものが この終わり方でよいのか?
謎解きってそれでよいんだっけ…?っていう。
情報を集めて、辻褄の合う真相に近づいていき、
謎を解いた瞬間の納得感と達成感を味わうもの。だろ?と

いや、うーん…考え方は分かるし、
寧ろ、エルとしてはその解釈を利用するのが最後のChapterなんだよな…
とも思うし…

と、プレイ中はなっていた・・・・・
さっきも言った通り 当初はそう思っていた、の意であって
つまり今は思っていない

というのも、エンドロールで出てくる、寧ろ「辻褄を合わせた」ことによるパロッターのタイムライン、もとい、未来(とそこに帰着するための過去)
これを見せられたら、「まぁ、それでもよかったのかも」ということにした。
あと、最後のにゃすてりあの1枚絵で全て許せる。可愛い。

かわいい

或いは…そのことを置いておいても、
・使用済みのタイムラインに立ち返る構成
・そんなにみんな裏アカとかあるの?という思いへの答え

(袖時雨はXのアカウント1個しかない。本名のとかもないので。リア友がいないわけではない。決して。リア友はインスタで十分。ちなみにインスタの投稿も謎解きとマダミスらしい。終わってる

…。

・コノメ広告
・削除済みのアカウントの件

このあたりのいわゆる伏線回収がなされていく様はとても心地よかった。
(他にもあるかも)
すごくスマートだったと思う。
ちょっと難しい部分を見つめるのをほどほどにしておいても、
十分に楽しめるってワケ。




④最後に

故に、全ての感想は
まずは無料デモ版だけでも遊んでほしい。に結び付くことになる。
(ここで言ってもしょうがないから、序盤でも言っておくことにするね)
あるいは、最後のにゃすてりあの、「現実世界で会うことで、君の中での私が確定しちゃう(超意訳)」に、現代の風刺も込められているような気がして、個人的にはそこも好きな面だった。
VTuber文化が好きなので、否定する意は毛頭無く。

アバターでネットの世界に繰り出すこと(とその本来の姿が確定するというにゃすの発言含み)、
(にゃすの手に依るものであるという真相を差し引いても)裏アカでいろいろな発言をすること、
それら種々の情報からアカウントを特定すること…。
どれも非リアルでありながら あまりにもリアルな…生々しいものを孕んだ、
それでいて不快感のない絶妙な体験だったように思う。

あと俺のPCの中にもヨウコさんが居てくれたら、自己肯定感上がりそう。


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