総理の動機 ①/全4話【創作台本・世にもになるまで書いてみた・124作目】
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○ 廃ビル・地下室
コンクリートがむき出しになっている、無機質な地下室。
中年男性(50代後半・作業服) 腰を抜かしたまま後ずさり。震えた声で助けを求める。
男 や、やめてくれ・・・ 俺が悪かった・・・
頼む・・・。殺さないでくれ・・・!
? 今さら謝られても無駄だ。
銃声が地下室に響く。ほぼ同時に中年男性が床に倒れる音。
撃った相手の胸部カット。左胸に付いたバッジが一瞬光る。
○ 警察署・廊下
2人の捜査官が取調室に向かっている。前方にいるのが先輩捜査官。半歩後ろに付いて歩くのが後輩捜査官。
先輩捜査官 緊張しているのか、顔がこわばっている。
後輩捜査官 先輩捜査官に話しかける。
後 先輩、緊張してます?
先 ・・・当たり前だろ。しないやつがあるか。
後 ・・・すみません。
先 こんな経験一生に一度・・・いや、普通ねぇよ。
後 ですよねぇ。。。
2人 取調室の前にやってくる。
先 (深く息を吐き)よし、行ってくるわ。
後 ・・・がんばってください!
先 ・・・おう。
(ドアをノックし)・・・失礼します。
先輩捜査官 ドアノブを回し、取調室に入っていく。
○ 取調室・室内
先輩捜査官 何も言わず着席。
一方、容疑者である主人公は彼に声をかける。
主 いやぁ。私をこんな狭い部屋で待たせるとはね。
待ちくたびれたよ。
先 ・・・・・・申し訳ありません。
主 まぁ、いい。早速取り調べを始めていこうじゃ・・・
先 (食い気味で・やや怒り口調で)あの。進めるのは私なので。
主 ・・・それはすまなかった。仕事柄、私のペースで話すのが癖でねぇ。
先 ・・・・・・では、取り調べを始めます。
まずは氏名と逮捕時の職業を・・・
主 (食い気味で)【主人公のフルネーム】。
職業は知っての通り「総理大臣」だ。
主人公 前職とはいえ、総理大臣である自分がどこか誇らしげなのか、ニヤリと笑う。
○ 警察署・玄関
警察署の前では多くの報道陣が待ち構えている。
記者の1人(女性)は生中継のリポート中。
記 はい。私は○○署の前に来ております。
現職の総理大臣が逮捕されるという衝撃のニュースから2日。
たった今、取り調べが開始された模様です。
○ 取調室・室内
横から見た2人のカット。入口側に先輩捜査官。窓側に主人公。
主人公はどこか余裕の表情を浮かべている。
真ん中にタイトルテロップ「総理の動機」
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