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しきたり火 ②/全6話【創作台本・世にもになるまで書いてみた・125作目】

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○ マンションの外観

 その日の夜。
 主人公一家が住む部屋(5階)に明かりが点いている。

夫 (食べながら)あー、言われてみれば確かにそうだね。

○ 主人公の自宅・ダイニングルーム

 主人公・夫・息子or娘 3人囲んで夕食中。この日のメニューはカレーライス・サラダ・スープ。
 主人公 子どもにカレーを食べさせながら、「しきたり」の話を続ける。

主 でしょ? やっぱりおかしいって! なんなの「火点け当番」って!?
夫 まぁ、そういう「しきたり」だって不動産屋が言ってたでしょ?
主 そうなんだけどさぁ・・・ そもそもが変だって話。
夫 でもさ、それ以外の条件はいいんだし? 別に良くない? 
  そんなに負担大きくないでしょ。町内会の集まりよりかは楽じゃん。
主 ・・・・・・あなた、一回もしたことないでしょ。
  めっちゃめんどくさいんだから! 
  チャッカマンはなかなか点かないし・・・
  補充のロウソクの費用だって私たち持ちなんだよ?
  しかもメーカーまで指定されてさ・・・
  それで負担大きくないって。。。冗談じゃ無いんだけど!
夫 ごめんごめん! じゃあ次の当番日は俺がやるよ。
  あれ? いつだっけ?
主 ・・・本当にできる? 今日もゴミ捨て当番忘れてたじゃん。
夫 ・・・それは、その。。。 今日、急いでて忘れちゃって。。。
主 そのセリフ、この前も聞いたんですけど?
  (子どもに向かって)ね?パパ言ってたよね?
子 うんー!
主 ほら~ ま、火点けは別にいいよ。私がやっておくから。
  その代わり、絶対ゴミ捨ては忘れないでね? いい?わかった?
夫 はいはい。気をつけま~す。
主 ・・・もうっ!

 主人公 疑いの目で夫を見つめながら、カレーを口にする。


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