【連載台本・世にもになるまで書いてみた・43作目】箱入り娘①
これまでの話はこちら!
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○ 家電量販店・出入り口(夜20時)
とある家電量販店。
閉店まであと1時間。それでも多くの客で賑わっている。
家電バイヤーの主人公。お客さんを見送り中。
主 ありがとうございました! またのご来店をお待ちしております!
女性店員2人 主人公を見て会話。
1 すごいわよね(主人公)くん! さすが売上トップ!
2 そうねぇ。前の店でもずっと1位だったみたいよ。
1 へぇ~ でもさなんでウチに来たの? もしかして左遷??
2 違うよ! 副店長から聞いた話だとね・・・
主人公 お客が帰ったのを確認し、時間を確認する。
主 (主人公)さてと・・・ 閉店まであと1時間か・・・
どうすっかなぁ。1時間なら休憩取らなくてもいっか。
・・・いや。また「働き過ぎ」だって怒られるか。
仕方ない。10分だけ休憩するか。
主人公 渋々スタッフルームを目指す。
主 (心の声で)ふい~ 今日もノルマ達成っと~
やっぱ土日は人多いよな~ あーあ給料上げてくんないかな~w
どこかから「ガタッ」と大きな物音
主人公 わかりやすくビビる
物音がした方を見る 宣伝用パネルが落ちただけ。
主 (心の声で)・・・なんだ。パネルか。
驚かせやがって・・・ ちゃんと貼りつけておけよ。。。
主人公 パネルを貼り直しに向かう。
そんな彼に誰かが話しかける。
? ・・・・・・すみません。伺いたいことが。。。
主人公 聞こえていない。
? ・・・すみません!!
主 うおっ!!
主人公 声がした方を振り向く。
そこに立っていたのはいかにも「お嬢様」感が漂う20代の女性。
主 ・・・お、お客様。大変失礼しました。
女 いえ。別にそれは・・・
主 何かお探しでしょうか??
女 ・・・・・・あの。「みんなが驚く物」ありませんか。今探してて。。。
主 えっと・・・ それはどのような・・・
もう少し具体的に仰っていただけると・・・
(心の声で)あー こういうタイプの客が一番困るんだよな。
というか明日来いよ。閉店間際に言われてもさぁ・・・
主人公 表情にこそ出していないが、内心呆れながら接客する。
女 (食い気味で)予算はいくらでもあります!
とにかく「みんなが驚く」のなら何でもいいんです!
お願いします!! 一緒に探して下さい!!
主人公 女性の全体像を見る
手にはいかにも高そうな指輪。カバンも高級品っぽい。
主 (心の声で)・・・待てよ。もしやこの客「金持ちの娘」か?
今「予算はいくらでもある」って言ってたよな。
じゃあコイツに売ったら
「今月の売上ランキング」独走できるんじゃね??
そうと決まれば・・・
女 あの・・・ やっぱりダメですか・・・?
主 いえ。お客様お時間ございますか? ご案内致します!
主人公 女性をある売り場へ案内する。
女性 主人公についていく。
タイトルテロップ『箱入り娘』
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