【気づき】強い人とは、何度でも自分の図面に立ち返れる人なのかもしれない
今朝、急に「強い人ってどんな人だろう」と気になりました。
そして思ったのは、強い人とは「周りの状況に惑わされず、自分のやるべきことに淡々と向き合える人」のことなのではないか、ということです。
でも、自分に向き合うというのは、キラキラした「理想の未来」を思い浮かべることではありません。もっと泥臭い、自分のリアルを見つめることなのだと思います。
私の中で「設計図」と「図面」は別のものです。
設計図は、人生設計のような「理想のイメージ」。
逆に図面は、もっとリアルなものです。実際の数字や構造と違ったら、家は建ちません。
「この家の図面を見せてください」と言われて設計図を持ってこられても困ってしまいます。
人間にも、そんな図面があるのではないかと思うんです。
図面を無視して家を建てるのは、とても怖いことです。
見栄えは良くても、何かの拍子に崩れてしまうかもしれません。
人間も同じなのではないかと思います。
自分という人間の基礎や性質を知らないまま何かをするのは、実はとても危ういことだと感じます。
うまくいっている時はそれでもいいかもしれません。
でも、何かあった時に自分の図面も基礎も知らないままリフォームばかりしていたら、本来の自分からどんどんズレていってしまいます。
だからこそ、うまくいかない時に自分を分析し、「まず図面と今の自分のズレを確認しよう」と思える人はすごい。
そして、周りの雑音に惑わされたとしても、最後は自分の図面と向き合い続けられる人は、本当に強いのだと思います。
人間は、うまくいかなくなると「何かを足そう」とする生き物なのかもしれません。
新しい知識。
新しい考え方。
新しい習慣。
誰かの成功法。
そういえば昔、職場でこんな会話を耳にしました。
「何を食べたら痩せるかな?」
と質問した人に対して、
「なんでダイエットしたいのに、また食べようとするの?」
と聞き返していたのが、とても印象に残っています。
当時は笑ってしまいましたが、今考えると、あれこそが本質的な問いだったように思います。
どうして私たちは、何かあるとすぐに「今の自分には何かが足りない」と思い、何かを足したくなるのでしょうか。
でも、本当に必要なのは「足すこと」なのでしょうか。
家だって、不具合が起きた時にいきなりリフォームはしません。
まず図面を見ます。
どこがズレているのか。
どこに原因があるのか。
それを確認してから修正します。
人間も同じではないでしょうか。
何かを足す前に、まず自分の図面を見る。
何かを足すことよりも、まず「自分の図面とのズレ」を知ること。
図面さえ知っていれば、ズレに気づける。
ズレに気づければ、修正できる。
生きていれば環境も自分も変わり続けるので、ズレは必ず生まれます。
でも、そのたびに立ち返って修正していけば、人生が大崩れすることはないと思います。
実は、その繰り返しこそが流れを良くし、長く続けられる一番の近道なのではないでしょうか。
何度も前へ突き進む人も強い。
でも、何度でも自分の図面に立ち返れる人は、もっと強い。
そんなことを考えながら改めて聴くと、UNISON SQUARE GARDENの『リニアブルーを聴きながら』が、諦めない熱い青春の歌ではなく、淡々と自分の図面を見つめ、少しずつズレを修正しながら前へ進み続ける、一人の職人の歌のように聞こえてきました。
だから今の私にとって、本当に強い人とは、派手に前へ進み続ける人ではありません。
何度でも自分の図面へ帰り、ズレを見つけ、そのたびに静かに修正し続けられる人。
そんな人こそ、本当に強い人なのかもしれません。
