【エジプト本音ホテルレビューVol.1】まるで映画『シャイニング』の世界!?伝説のホテル王が手掛けたカイロの歴史的ホテル「Cosmopolitan Cairo Hotel」宿泊詳細レポ

エジプト・カイロ。ピラミッドやスフィンクスといった古代のロマンに胸を躍らせる一方で、街の中心部(ダウンタウン)には19世紀から20世紀初頭にかけて建てられたヨーロッパ調のクラシカルな建築物が立ち並び、「ナイルのパリ」と呼ばれた時代の面影を色濃く残している。

今回ご紹介するのは、私が立地を決め手に選んだダウンタウンの老舗ホテル「Cosmopolitan Cairo Hotel(コスモポリタン カイロ ホテル)」。 一歩足を踏み入れた瞬間、まるで中世の洋館、あるいは映画『シャイニング』を彷彿とさせるような高貴でレトロな空間が広がるこのホテル。女子旅の視点から、そのディープな魅力と実用的な滞在レポートを詳細にお届けしていきたい。
ロケーション

今回宿泊した「Cosmopolitan Cairo Hotel」は、旧証券取引所のすぐ近く、カスル・エル・ニール地区の路地裏に佇んでいる。

この建物の歴史は古く、開業は1928年(当時はメトロポリタン・ホテルという名称)。著名なホテル経営者であったチャールズ・ベーラーの依頼により建設された、ベル・エポック様式の美しい建築物だ。

ホテルのエントランスを抜けると、そこは完全に別世界。赤と水色、そしてゴールドを基調とした重厚な内装は、どこかスタンリー・キューブリック監督の映画『シャイニング』を彷彿とさせる高貴なオシャレさがある。

そして何より感動したのが、アンティークな「昔ながらの手動エレベーター」が今も現役で動いていること! 専属のエレベーターボーイが扉を開け閉めしてくれる演出に、到着早々テンションが上がってしまった。

立地はカイロ観光の拠点として抜群に良い。しかし、一つだけ注意点がある。ホテルが細い路地に面しているためか、配車アプリ(UberやCareem)を利用した際、ホテルの目の前までは車が入ってこれないことが多かった。そのため、アプリで呼ぶ際や帰る際は、大通りなど少し離れた場所をピンして降ろしてもらい、そこから数分歩いてホテルに向かうのがオススメ。ダウンタウンの喧騒を散歩感覚で楽しめる人には全く問題ない距離だ。
客室
デラックスダブルルーム

今回私が宿泊したのは、広さ20㎡のデラックスダブルルーム。
部屋自体はシンプルだが、アンティーク調の家具が置かれ、歴史と趣を感じるデザイン。決してものすごく広いわけではないが、スーツケースを広げても十分な大きさがあり、必要なものはしっかり揃っているので何不自由のない滞在ができた。
嬉しいのは、ベッドサイドにきちんとコンセントが用意されていたこと。歴史あるホテルだと枕元に電源がないことも多いので、これは非常に助かる。冷蔵庫も完備されている。

そしてバスルームがまた素晴らしい!壁が青と白のストライプ柄のタイルになっていて、これがレトロポップでめちゃくちゃ可愛いのだ。ただし、エジプトの中級ホテルのスタンダードとして「歯ブラシ」は置いていないので、日本から持参するのを忘れないように注意してほしい。 そして、シャワーブースからの水漏れがエグい。
ちなみに、窓の外を見ると、向かい側には現地のマンションが建っており、ふと下を見下ろすとカイロ市民たちのリアルな生活の様子が広がっている。観光地とは違う、「生きたエジプト」の空気感を部屋から感じられるのがたまらなく好きだった。
朝食

そして、このホテルで最も期待を上回ってきたのが「朝食ビュッフェ」だ。 歴史ある小さなホテルなので朝食は簡素なものかと思いきや、想像以上に品数が多く、エジプト料理を中心としたメニューがどれもこれも本当に美味しい!

生野菜もしっかり揃っており、中東旅行で不足しがちなビタミンを朝から補給できる。個人的な大ヒットは、茄子のマリネとパプリカのマリネ。そしてエジプト風のファラフェルである「タアメイヤ」だ。

特製ドレッシングをかけた新鮮なトマト、そしてフレッシュな白チーズと茄子を一緒に食べると、ほっぺたが落ちるほどの美味しさ! 欲を言えば、エジプト名物の「モロヘイヤスープ」やエジプトの平焼きパン「アエーシ」が置いてあったら完璧だったけれど、それでも十分すぎるラインナップだ。

さらに感動したのがパンコーナー。野菜の乗ったピザパンやチョコクロワッサン、数種類のデニッシュなど、手作り感のあるパンが多種多様に揃っている。まるで地元の美味しい街のパン屋さんで「どれにしようかな?」と迷いながらパンを選んでいるかのような、ワクワクする気分を味わうことができた。なお、パンの味はそこそこだったが、決して悪くはなかった!
まとめ

エジプト編として宿泊した「Cosmopolitan Cairo Hotel」。 立地の良さだけで選んだつもりが、1928年創業という深い歴史、シャイニングを思わせる高貴な内装、エレベーターボーイのいる非日常感、そして想像以上に美味しいエジプト料理の朝食と、嬉しいサプライズの連続だった。これで宿泊費もリーズナブルなのだから、コスパは最高と言っていい。

次にエジプトを訪れる際も、必ずまたここに泊まりたいと思わせてくれる素晴らしいホテルだった。カイロ滞在の際は、ぜひこの古き良きエジプトの空気が残る洋館を定宿の候補に入れてみてほしい。

最後に、旅の実用的なポイントを一つ。 エジプトの中級ホテルやローカルな宿では、システム不良や現金主義などの理由で「クレジットカード払いができない」と言われるトラブルが意外と多い。しかし、Cosmopolitan Cairo Hotelはクレジットカードでの支払いが問題なく可能だった。多額の現金を両替して持ち歩くリスクを減らせるのは、旅行者にとって非常に大きな安心材料だ。
こんな人にオススメ!
ー 歴史ある建築やアンティーク、レトロな空間が好きな方
ー ピラミッド周辺ではなく、カイロ市民の生活感溢れるダウンタウンに滞在したい方
ー 美味しいエジプト料理と豊富なパンの朝食を楽しみたい方
ー コスパを重視しつつ、立地と安全性を求めるトラベラー
【ホテル基本情報】
名称: Cosmopolitan Cairo Hotel(コスモポリタン カイロ ホテル)
住所: شارع بن تعلب, Kasr Al Nile, Cairo Governorate, Egypt
アクセス: エジプト考古学博物館(タハリール広場)から徒歩圏内
チェックイン: 14:00〜
チェックアウト: 〜12:00
そして、最後まで読んでいただきありがとうございます!中東や東南アジアのホテル・グルメ情報をこれからも発信していきますので、「この記事が参考になった!」「エジプトに行ってみたくなった!」と思った方は、ぜひ「スキ」「フォロー」「コメント」をお願いします。今後の執筆の励みになります!
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