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ジャズシンガーをプロデュースするイベント「Moon Jazz Night」への熱い想い

~ジャズボーカルスクール Vocal Studio Honeysuckle 代表 石橋万里子氏と
ソノホスピタリティジャパン運営統括 井上絵梨のパッション対談~

2026年6月1日に開業した韓国発ライフスタイルホテルSONO Moon Nagoyaが、ついに動き出します。ただ泊まるだけじゃない。単なる旅の拠点でもない。宿泊していても、していなくても。人と人が気軽に繋がり、そしてほんの少しでも誰かのお役に立てる場所でありたい。そんな想いから、今年9月より毎月様々なイベントを展開していきます。

記念すべき第1回は、2026年9月18日(金)開催の「Moon Jazz Night」。よくあるホテルラウンジでのジャズ演奏とは一線を画す、チャレンジしたい人の背中を押すプロジェクト型イベントです。

Moon Jazz Nightの誕生に至った「偶然のような必然」を、本イベントの企画・運営を行うジャズボーカルスクール Vocal Studio Honeysuckle(ボーカルスタジオ ハニーサックル) 代表 石橋万里子氏と、SONO Moon Nagoyaを運営するソノホスピタリティジャパン株式会社 日本統括 井上絵梨が熱く語り合う、タイトル通りのパッション対談です。

【Moon Jazz Night 企画・運営を行う2 人のプロフィール】

Vocal Studio Honeysuckle 代表
石橋万里子

3 歳よりピアノを始め、名古屋音楽学校にてソルフェージュ・クラシックピアノを学ぶ。在学中からマース矢島氏(ニューヨーク音楽院ピアノ科講師・米国音楽家組合正会員)にジャズヴォーカルを師事。大学卒業後は出版社に就職、その後独立しフリー編集者・コピーライターとして活動する傍ら、2004 年より朝日カルチャーセンターにて音楽講師の活動を開始、Vocal Studio Honeysuckle 主宰。US ジャズ指導員組合、Jazz Education Network 会員。

石橋万里子氏

ソノホスピタリティジャパン株式会社
Director of Operations, Japan
井上絵梨


2005年より12年間、中国、韓国、シンガポールのホスピタリティ企業にて勤務した後帰国。日本では主に国全体の統括業務、新規ホテル開業とその後の運営、リブランドホテルの立ち上げ、セールス&マーケティングに従事。 2026年6月ソノホスピタリティジャパン株式会社入社。日・英・中・韓4か国語が堪能なマルチリンガル。趣味はホテル旅、ひとり旅、写真、物書き、ネイチャーウォーク。

井上絵梨(note管理人)

私たちに関する自己紹介

井上:
石橋さん、今日はお時間ありがとうございます!SONO Moon Nagoyaの雰囲気と同じく、気張らずカジュアルな対談をできればと思っていますので、よろしくお願いします。まずは石橋さんがどんな仕事をされているのかを教えてください。

石橋:
私は今、音楽と物を書く仕事の 2つを事業の柱にしています。音楽の方は教える、そして自分自身が演者としてライブをやる。そして物を書く仕事は、執筆全般や広告制作といったクライアントワークに携わる。なので、音楽の仕事をしている時と、書く仕事をしている時で、自分がそれぞれ違う人のように感じることがあります。

井上:
2つの職業をどう両立されているのか、気になってたんですよ。切り替えが難しそう。全然違う分野の仕事じゃないですか。 書く方のお仕事は、どのようなことをやっていらっしゃるのでしょうか?

石橋:
会社案内や採用広報といった、対企業の仕事が多いです。 そして、人を採用する時に、こういう人たちにアピールしたい、という会社の気持ちってありますよね。 それをどう言語やビジュアルイメージに変換して、アピールしたい人たちに伝えていくのかを考える過程って、なんとなく音楽と通じるような気がしているんです。
例えば自分のライブをやる時、どんな人が来てくれて、その人たちはどういう曲が聞きたいのか。今の季節だったらこんな曲がいいのかな、とセレクトしたり。こういうコンセプトのライブにしようとかですね。そんな風に考えて企画する過程と、書く仕事は似ているところがあるんですよね。
元々こういうことやりたいな、あんなイベントやりたいなとか、自分の生徒さんたちのためにこんな発表の場を設けたいとか、そういったことを考えるのがとても好きですね。

井上:
確かに、音楽の仕事と書く仕事、全く違うようで共通点がありますね。私も、SONOの日本法人としての仕事をやりながら、SONO Moon Nagoyaの営業やマーケティングもやっていて、それぞれ内容がバラバラ。そんな中で、ホテルを起点として人が気軽に集まって楽しめるような空間を作る、というのは、どの仕事にも共通していて。今回その空間づくりにあたって石橋さんに声をかけさせていただいたという経緯なんです。

歌う楽しさを何より大切にしている、ジャズボーカルスクールVocal Studio Honeysuckle

井上:
石橋さんが主宰されている、Vocal Studio Honeysuckle(以下、ハニーサックル)。どんなきっかけでスクールを始められたのでしょうか。

石橋:
以前、食品会社のライターやデザイナーの仕事をしていて、そこの社長が自分の趣味を兼ねて、みんなで歌を歌うサロンを作ったんですよ。  で、そこでピアノ弾く人がいなかった。そしたら社長が「君、ピアノ弾けるよね。みんなために伴奏してほしい」って。 それで最初はピアノだけ弾いてたんですけど、なんとなく一緒に歌ってたら、歌も教えられるよねと言われて。当時、バンド活動はしてたけど、教えることに対しては何も経験がなくてですね。

井上:
教えるのと、自分がやるのはまた違いますもんね。

石橋:
そうなんです。だから教えるって言われてもピンとこなくて。ただ、そのままできませんと言うのも申し訳ないなと思ったので「歌って英語を勉強する講座だったら私できますよ」とお伝えしました。英語は大学で専攻していたので。その後、何の経緯かよく分からないのですが、社長がその話を朝日カルチャーセンターに持って行ったんですね。 そして、そのままそこで講座を受け持つことになった。ちょっとした笑い話として、実際に蓋を開けたら、英語ペラペラの人ばかりが受講しに来ちゃったんですよ。 歌って英語を勉強する講座なのに。

井上:
まさかの展開ですね。

石橋:
そう。そこで、英語ではなく歌そのものを教えることになり、歌を歌うためのテキスト作りを始めたんです。講座のカリキュラムを作り、テキストを作る。結構内容の濃いテキストを、毎月ずっといろんな曲で作り続けて、気づけば今、240冊ぐらいになってます。

井上:
240冊!ものすごい数ですね。

石橋:
毎月 1冊ずつ作ってきたので。 なので、そのテキストに合わせて歌を練習する講座になり、そのうち生徒さんたちから、これだけでは物足りない、個人レッスンで教えてくれないかと言われたのがハニーサックルのスタート。2004年のことです。

井上;
20年以上も前からスクールを運営されていると、きっと色んな生徒さんがいらっしゃいますよね。今所属している生徒さんの年齢層だったり、性格的なタイプ、どういう人柄の人が多いなど、傾向はあるのでしょうか?

石橋:
20年以上前に、朝日カルチャーセンターに来てくれた人たちが最初の生徒さんで、そこから広がっていった感じです。スタート時から、ずっと続けていただいている生徒さんもいます。

井上:
石橋さんにとっても、生徒さんたちにとっても、もはやお互いが人生の一部ですね。

石橋:
本当にそうです。自分の子供の成長を見守っている気分です。長いお付き合いですね。 年齢的に一番上は、確か84歳。 一番若いのは高校生です。ただやはりボリュームゾーンはあって、私と同じ50代、それから朝日カルチャーセンター時代からの方々で70代の人が多いです。

井上:
幅広いですね。私は、なんとなく石橋さんの雰囲気から、生徒さんも前向きな感じの方が多そうなイメージを持ってるんですけど。

石橋:
確かにその傾向はあります。あと、ハニーサックルの特徴が「自由」なんです。固定の曜日や時間に必ず来てください、じゃないんです。 好きな日、好きな時間に来てねという、アポ取り制のシステムになってるので自由な人が多い。  カチッと、キチッとやるっていうよりは、好きなことを楽しんで続けたい人が多いです。 私自身ライターの仕事もあるし、お互いの予定が合った日に、今日ここ空けてるから来てねみたいな感じですね。

井上:
その方が、楽しく、長く続けられそうです。

石橋:
本当に、楽しむことが一番だと大切って思っているので。そういう意味では、スパルタ式ではないかもしれない(笑)。

井上:
スクールを始められて以降、今までどんな活動をされてきたのでしょうか。

石橋:
日々のレッスンはもちろんなんですが、「ソロで歌って楽しむ」機会を作ることをやってきました。一般的なグループレッスンの講座だと、みんなで歌っておしまい、になるケースが多い。ただ、 特にジャズなんかは合唱曲じゃないので、みんなで歌って終わって、その繰り返しだと達成感が得られにくい。

井上:
その人の個性が集団に埋もれそう。

石橋:
そうなんです。なので、ソロで歌うことによって、その人ならではの個性が見えるし、それぞれの個性を引き出していくのが私の楽しみでもあるので。自分の個性って、なかなか客観的に見られないじゃないですか。 自分の声にどんな曲が合ってるのかが分からない人が圧倒的に多いですし。 この人はここがすごくいいし、こういうところを見せると更によくなるっていうのが分かると、新しい曲にチャレンジすることを勧めたりできる。それが好きなんですよ。
そして、個性を磨いた結果を「人に見せる」場を作ることも継続しています。磨いた個性をどこかで発表しないと、面白味がないと思うんですよ。せっかく身につけたものだから、やはり人に見てもらいたい。 そこで年4回、名古屋市内のライブハウスで「セッション会」を開催しています。 一線で活躍するプロの演奏者たちと一緒にセッションしながら歌う場。発表会のような形式ばったものではなく、また敷居が高い「ジャズセッション」でもなく、こちらである程度お膳立てされた環境をご用意して、安心してソロで歌ってもらえる機会です。

音楽を楽しむことを何より大切にしている
ハニーサックルらしいワンシーン
「セッション会」の様子

ホテルのロビーラウンジで、まさかのジャズシンガープロデュースイベント

井上:
今までのお話の流れの中でですね、Moon Jazz Nightについて。これを私はプロジェクトだと思っていますので、プロジェクト誕生のきっかけというところに入るんですけれども。2026年6月1日に開業したSONO Moon Nagoyaの建物に初めて入った瞬間、この空間にはジャズが似合いそう、となんとなく思ったんです。音楽に全く詳しくない私が、なぜこの発想になったのかは謎。ちょうど1階フロント横に、明るくて開放感抜群、外からの見通しもよいスペースがあり、そこをロビーラウンジと名付けて、誰でも気軽に交流できる場にしようと同僚たちと話していました。

石橋:
確かにそうですね。

井上:
あと、私がホテルを運営する上でとても大切にしてるのが「何かしら人の役に立てることをやっていく」ということです。ホテルが長く地域の方々、色んなお客様に愛されるために、絶対に必要だと考えています。そんな想いから、SONO Moon Nagoyaのロビーラウンジ空間を生かして「何かしら人の役に立てることをやっていく」ためにはどうしたらよいかを常々考えた結果が、先日7月10日に実施した、インフルエンサーの方々をお招きしたホテルのお披露目イベント。20名ほどの方々を招待するこのイベントで何をやろうか、と考えた時に真っ先に頭に浮かんだのが、やはりジャズでした。ここでジャズパフォーマンスをしたら、すごく素敵だろうと。

石橋:
それで、うちのスクールに連絡してくださった。

井上:
はい。ただ、「何かしら人の役に立てることをやっていく」観点から、既にジャズシンガーとして活躍されている方をお呼びするのはなんだかしっくりこなくて。そうだ、ジャズシンガーのスクールに問合せしてみようと。スクールの生徒さんって、ご自身のパフォーマンスを披露する場が限られているのではないか、それならSONO Moon Nagoyaのロビーラウンジを使って、練習の成果を誰かに見てもらう場を作るのがよいのでは思ったんです。そして、それを見た生徒さんが、私もやりたいと数珠つなぎのようにでてくる。ホテルに宿泊するお客様も間違いなく喜んでくださるし、このアイディアをぜひ実現したい!と、石橋さんのスクールに連絡しました。受けていただけないかも・・・と思っていたのですが、快諾いただけて本当に嬉しかったです。更に、ホテルの現地下見で石橋さんと初めてお会いして、ぜひ石橋さんとお仕事をご一緒したい、となりました。

石橋:
最初は、私のスクールの生徒宛てリクエストっていうのが非常に珍しくて。初めてでしたので、びっくりしました。生徒さんだと、なかなかホテルで、人前で歌えるところまで到達できていない方も多いので。 それをあえてっていうのが、全く発想になかった。ただ、これはもしかしたらすごく面白くなるかもしれないとも思ったんですよ。 ちょうど私も生徒さんのプロデュースをして、ライブをやるっていうことを始めようかなと考えていた時で。 その1回目ライブを終えたところで、シリーズ化したいなとふんわり考えていたタイミングで連絡をいただいたんです。

井上:
そうでしたよね。 石橋さんがSONO Moon Nagoya現地に下見に来てくださってからトントン拍子に話が進んで、 7月10日、金曜日の夜にね、インフルエンサーの皆さまとともにイベントをご一緒させていただいて。石橋さんの生徒さんに、シンガーとして出演いただき、石橋さんにも伴奏をお願いして。やっぱりこの空間にはジャズだなって確信しました。

石橋:
もう、めちゃめちゃ素敵なイベントでしたよね。当日の会場セットアップとか、場作りがすごくいいなと思って。参加してくださった皆さまも、とても素敵な感じの方ばかりで。ライブって、観客もライブの一部ですから。

井上:
歌う側、演奏する側ももちろん重要ですけど、石橋さんがおっしゃる通り、受け手である観客がどういう方たちかも、ものすごい大事ですよね。イベントは双方向ですから。

7月10日(金)開催のSONO Moon Nagoya お披露目イベント
ジャズとともにある、心地よい空間

いよいよ、9月から

井上:
そんなこんなで、Moon Jazz Night。いよいよ9月から始まります。月イチペースを目途に開催の予定です。これから出演される石橋さんの生徒さんたち、そして来場してくださる方々も一緒に、このイベントをどのように育てていきたいか。石橋さんの気持ちをぜひ共有お願いします。

石橋:
私は、生徒さんをデビューさせるという一番大事なところ、そしてその生徒さんにとって、こんな素敵なところで歌える、というよい機会をプロデュースしていくことを積み重ねていきたいですね。1人で歌うことそのものが、すごく貴重な体験になると思うので。同時に、ホテル近隣にお勤めの方とか、色んな方々に来ていただいて、リスナーのコミュニティも広がってくといいなと思っています。

井上:
私も、石橋さんと同じ想いです。

石橋:
更に、Moon Jazz Nightに来た方たちが、このホテルのファンになっていくっていう。 今後、他にもいろんなイベントを開催されると思うんですけど、そこも含めて、みんなまた来たいって思うでしょうし。

井上:
ありがとうございます。そこを目指したいです。 加えて思うのが、ライブハウスでいきなりソロパフォーマンスにチャレンジするより、私たちのホテルでまずは歌ってみることが、ちょうどよい最初の一歩になる気がしています。 格式高いラグジュアリーホテルではなく、こうやってカジュアルな明るい雰囲気のホテルで、気軽に集まったフレンドリーなお客さんに囲まれながら歌う。そういう経験をまずは一回積んでみる。何事も、自分がやってきたことを最初に人に見てもらう、この一段目の階段は非常にハードルが高いと私は感じていて。 年齢が上がるとともに、一段目の段差が大きくなる。その最初の一歩さえ踏み出せれば、あとは弾みがつくのではないでしょうか。Moon Jazz Nightをきっかけに、自分の歌を人に聴いてもらうってなんて素敵なんだろう、また次もやりたいなって思う方がたくさんでてくると嬉しい。そして、Moon Jazz Nightに来てくださる方、開催日にたまたまホテルに宿泊しているお客様にとっても、心地よいジャズとともに過ごせる空間を創っていきたいです。

石橋:
そうですよね。 宿泊しているお客様が、たまたまライブやっているところに遭遇したらやなんかラッキーって思いますよね。

井上:
そうなんですよ。 Moon Jazz Nightは、チャレンジしたい人の背中を押すプロジェクトであり、観客の皆さまとともに楽しむイベントである。このメッセージも、しっかりと伝えていきたいです。  

Moon Jazz Night
これからの展開に乞うご期待

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