アメリカ西海岸で体感! XYN、DMPC、AFEELA、広がるソニーのテクノロジー
ソニー広報部のYKとSOです。
1月初旬に米ラスベガスで開催された世界最大級のテクノロジー見本市「CES®2026」で、今年はソニー・ホンダモビリティがブース出展しました。CES期間中、昨年「CES®2025」で発表した空間コンテンツ制作ツール「XYN(ジン)™」のチームは、パートナー企業や関係者向けに最新デモを実施。本記事では、XYNの進化、米国での活動、そしてソニー・ホンダモビリティ「AFEELA 1」の試乗体験を紹介します。
クリエイターのワークフローに寄り添うXYNの新たなソリューションデモ
テクノロジー業界からエンタメ業界まで各領域のビジネスキーパーソンが集まるCES。そういった機会を活かすべく、CES会場の内外を問わず、ラスベガスの至る場所でさまざまなコミュニケーションが行われます。XYNチームもその一つとして、あるホテルの一室でデモを実施しました。XYNは、クリエイターのワークフローに寄り添いながら、空間コンテンツ制作を支援するためのソリューションを展開しています。
披露したデモは全部で3つ。1つめが『XYN 空間キャプチャーソリューション』(開発中)で、ミラーレス一眼カメラで撮影した画像を、現実の物体や空間から高品質でフォトリアルな3DCGアセットを創り出すソリューションです。

2つめが『Spatial editing solutions』(開発中)。作成した3DCGデータの検索や編集をより効率的に行うことを目指しています。例えば、3DCG背景の柱や電灯などのオブジェクトを一括して選択・編集できたり、膨大なアーカイブから目的のオブジェクトデータを探し出して使用したり……と、今後の3DCGの活用を見据えて開発を進めています。

最後が『俯瞰式空間コンテンツ制作ツール』(開発中)です。ソニーの「空間再現ディスプレイ(Spatial Reality Display)」を平置きすることで、3Dデータをテーブルトップ上に立体的に表示し、ペン型デバイスで直感的に操作できます。撮影シミュレーションとして使う場合は、3D空間内に配置されたカメラや照明などを自由に動かし、それによって映像がどのような仕上がりになるのかをさまざまな視点で確認できます。また、アニメーション制作やVFXにおいても、3D空間上で撮影意図や撮りたいイメージを直接共有することが可能となるもので、現在開発中のソリューションです。

デモを体験したパートナーからは、現場での活用を見据えた具体的なコメントが寄せられ、早速開発にもフィードバックされているそうです。

来週2/26(木)からパシフィコ横浜で開催の「CP+2026」にて『XYN 空間キャプチャーソリューション』(開発中)のデモがありますのでぜひチェックしてみてください。
新たな作品づくりの起点に。XYNをはじめ、最新のテクノロジーが集まるDMPC
ロサンゼルスにある、ハリウッドの有名監督もふらっと立ち寄る「Digital Media Production Center (以下、DMPC)」も訪問しました。DMPCは、映像制作のための最新設備が整い、クリエイターが一連のワークフローの検証を行うことができる施設です。

スクリーニングルームでは、短編映画「Cut to the Chase」を視聴しました。これは、『マンダロリアン』などを手掛けた撮影監督バリー・バズ・イドワーヌ(Barry Baz Idoine)氏とソニーが共同で制作した作品で、迫力の映像と随所に散りばめられたソニーのテクノロジーに興奮しました。
バーチャルプロダクション撮影用のスタジオやXYNのソリューションが体験できる部屋もあり、ソニーの最新のテクノロジーをハリウッドのクリエイターたちが直接体験し、対話を通じて新たな作品づくりへの足掛かりにしてもらえる環境になっています。

CES2026で「AFEELA 1」を体験!
最後に、CES2026の会場で、ソニー・ホンダモビリティのブースを訪れ、2026年に米国で発売予定の第一弾モデル「AFEELA 1」の車内デモを体験してきましたのでこちらもご紹介します。






ソニー・ホンダモビリティは、人とモビリティの関係を再定義することで、移動体験に革新をもたらすことをめざしています。第1弾モデルの「AFEELA 1」は、先進のソフトウェアと高性能なハードウェアとの融合により、人とクルマとのインタラクティブな関係性を追求したクルマです。車内は、エンタテインメントが持つ感動の力を最大限に引き出す空間で、特に車載オーディオでは、「『最高のリスニングルーム』としてクルマを設計したらどうなるか?」という問いを出発点に、従来のクルマ作りとは全く異なるアプローチで開発されています。「AFEELA Immersive Audio」と名付けられた車載オーディオシステムには、以下3つの再生モードが用意されています。
・没入感のある音響体験を実現する「Immersive Theater Sound」
・アーティストの意図を正確に届ける「Hi-Fi Audio」
・同じ車内空間で自由にコンテンツを楽しめるマルチパーソナルな空間を実現する「Zonal Sound」
中でも印象に残ったのが、「Zonal Sound」のデモでした。
運転席・助手席では映画の音声が流れ、後部座席はゲーム音楽が再生されるなど、同じ車内空間にいながら、座席ごとに異なるエンタテインメントが楽しめるのはこれまでない体験で、新鮮な驚きを感じました。

Zonal Soundモードでついつい夢中でプレーしてしまいます。
また、ソニー独自の2つの技術、音源分離技術と音場合成技術「モノポールシンセシス」が生み出す「Immersive Theatre Sound」モードではシートスピーカーを除く20個のキャビンスピーカーをすべて使用し、360度から音に包まれる体験ができます。今回試乗した「AFEELA 1」は、米国カリフォルニア州にて2026年内の納車開始を予定しています。
まとめ
今回のラスベガス・ロサンゼルスでの訪問では、空間コンテンツ制作ソリューションのXYN、クリエイターとの共創拠点であるDMPC、さらに新たなモビリティ体験を提供するAFFEELA 1などを通して、ソニーの技術の今と、新たなコミュニケーションによって進化し続けようとする様子を体感できました。ソニーの技術がどのような未来へとつながっていくのか、とても楽しみです!

XYNの「俯瞰式空間コンテンツ制作ツール」は鳥の目を持ち合わせながら、
よりクリエイティビティを発揮できそうなツールとして、とても好評でした!
今年はついに2026年(もう2月…)!AFEELAを街中で見かける日が楽しみです。

初めて訪れたDMPCでは、随所にクリエイターたちが試した痕跡がありました。次にどんなコンテンツがここをきっかけに誕生するのか、非常にワクワクします!
