【第4.5話】諭吉23人。厚みで震えたあの日の私 – 逃げた18歳と、もう一度握りしめた日 –
短大時代の家訓はひとつ。
「免許は自腹で取れ。」
地方で免許なしはほぼ徒歩縛り。
でも私は貧乏渦中。
居酒屋のバイトで食費と生活費を繋ぎながら、
それでもコツコツ、4ヶ月で 23万円を積み上げた。
給料袋を開け、諭吉を6〜7枚指でつまみ、
未来を裏切らないために絨毯の下へスライド。
あの頃の私は、未来の自分を信用してなかった。笑
そして決戦の日。
コンビニで500円玉を出すのも渋ってた私が、
この日は諭吉23人を右手に握っていた。
厚みで親指と人差し指が少し開く。
紙の束が手汗を吸ってくる。
手の中に“未来”の重量があった。
震えた。今でも指の感触を覚えてる。
窓口に手を伸ばし──
差し出すだけのはずだったのに。
なぜか私の腕、帰ってきた。
「車の免許なんてクソ喰らえ!!
原付で十分じゃい!!!」😂
燃え尽きた瞬間の謎テンション。
23万抱えたまま帰宅。
人生初の 理性バグ 発生。
そして翌日、友達の一言が人生を戻した。
「就職してから免許センター通う方が絶対キツイよ。」
「今が一番、取れるタイミングなんだって。」
その声で目が覚めた。
23万を守りたかったんじゃなくて、
未来の自分に賭けたかったんだと気づいた。
私は再挑戦。今度は逃げない。
諭吉23人、旅立ち。
申し込み完了。
試験は一発合格。(落ちたら追い金で死ぬから必死のやつ)
あの23万の重さは、
今でも指で思い出せる。
あれは根性の証であり、経験値だった。
過去はここ。
次は「今と未来」を生きる話を書きます。
▶ 次回(5話)

50代で再挑戦。
AIも副業も、遅くない。
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