今後スポットワークは増えていくか
私は今スポットワークをメインでやっていて、いろんな職場に行くのが楽しくてまだ続けている。やっていく中で、スポットワーク(私はギグワークと呼んでいるが)について、なんとなく思ったことをメモしてみようと思う。
スポットワークは今後増えていくか?
スポットワークをやる上で、今後こういう働き方が拡大していくのか、縮小してなくなっていくのかは、やっていく上で重要になってくる。
タイミーやシェアフルなどのスポットワーク市場は、データ的には年々拡大している。
全国での求人件数は1年で29.3%増加し、三大都市圏以外だけでみると42.3%も増加しているらしい。黎明期に都市圏で増えた働き方が、地方にも浸透していっているということだろう。
今後についてはもちろん確実な予測はできないが、何かクリティカルな問題などが発生しない限り、今後も増加トレンドが続いていくと考えるのが普通だろう。
Geminiに聞いてみても、以下のように言っていた。
Gemini
私の見解としては、スポットワークは今後も増加していくと考えています。
現在の市場の動向や社会的な背景、そして企業と働き手双方のメリットを総合的に見ると、スポットワークの需要が減る要因よりも、増えていく要因の方が強いと判断できます。
市場規模は2年間で3倍超に拡大するなど、非常に高い成長率を示しており、労働市場における存在感は確実に増しています。
ゆくゆくは、働いている人の結構な割合がスポットワーカーになるのではないかと、個人的には思っている。
増えていくと考えられる要因
1.労働力調整の容易さ(企業側)
小泉政権で規制緩和され、爆発的に派遣労働が増えたのと同じように、スポットワークには労働力調整の容易さというメリットが企業にあるだろう。
「この日は人多く欲しいな」と思えば多く募集すればいいし、「この日は常勤が多いからスポットは少なくていいな」と思えば減らせばいい。
さらに、スタッフが突然体調不良になったり、家族や子供のことで出勤できなくなったり、忌引きになったりして、「今日人足りなくてやばい」という日もある。
私は大学時代、居酒屋で働いていたのだが、シフト入っていない日に「〇〇さん急に来れなくなったら出られない?」と電話が来て、大学終わってからすっ飛んでいく、ということもあった。さらに、予約状況によって、同じ曜日でもお客さん10人の日もあれば60人の日もあって、「今日2人バイトいてもやることなさすぎる」とか、出勤したのに「今日予約なしだから、1時間分のバイト代あげるから帰ってもらえるかな」って言われたこともあった。
そういう時、人が足りないから増やすとか、多すぎないように少なく見積もっておいて、必要そうなら直前に増やすとか、調整がやりやすいと思う。
2.スタッフ確保のレジリエンスの高さ(企業側)
つねに常勤だけで営業していた場合、突然誰かが辞めるとなったときに、新たにスタッフを募集しなければいけないが、人手不足なのでなかなか応募がこない、ということも聞く。
それに対し、常にスポットワーカーも一定数入れながら営業していた場合、「近所にこの店の仕事ができる人がいつも一定数いる」という状態が作れるので、常勤がやめてもすぐに焦ることはない。
そういう保険をかけることができるので、営業のレジリエンスが高まる。
3.経理の容易さ(企業側)
条件次第ではアルバイトでも社会保険に入れなければいけないのだが、スポットワークではそういう煩わしい経理事務を省略することができる。
例えばタイミーでは、同じ企業への応募は「週39時間以内・月間78,000円未満」などの条件があり、雇用保険に入らない範囲でしか働けないようになっている。
これにより、企業側の経理事務の削減、社会保険の企業負担分の節約などになるだろう。
4.働く自由度が高い(ワーカー側)
ワーカー側として働いてみた感想としては、とにかく自由度が高い。
・働く時間
・働く場所
・働くお店・業種
すべて自分で自由に決めて、自由に組み合わせられるため、体調や体力、やりたいこと、プライベートの予定などとの折り合いをつけやすい。
正社員や常勤アルバイトでは、基本的に企業側から予定を作られるため、この自由度は大きな魅力だと思う。
一言でいうと「気楽」である。
今週疲れたから来週は少なくしようとか、
1ヶ月ガッと働きまくって、1ヶ月旅に出る、みたいなことも簡単だろう。
これからの時代、社会的しがらみに囚われない人達が増えていくと思うので、こういう働き方に共感する人は増えていくのではないかと思う。
スポットワークの課題
一方、もちろんスポットワークには課題もたくさんある。
最も大きな課題は、「どんな人が来るかわからない。来ても仕事できる人かわからない」ということだろう。
自分がよく行ってるランチ営業のお店で、スタッフさんに裏側の話しも色々聞いているのだが、やはり「来ても全然できない」人がいて、結構困ったりするらしい。
これについては、スポットワークのシステム側と、お店側でもうちょっと工夫が必要だと思う。
システム側の視点としては「こういう仕事を何回やったか」みたいな、「スポットワークのキャリア」を可視化することで、企業側もある程度安心してお願いすることができる。例えば、「居酒屋ホールレベル5、倉庫仕分けレベル2」みたいな感じで。スポットワーカー側もレベル上げのような感覚で、いろんな仕事をやる楽しみができる気がする。
タイミーはバッチシステムというのがあるが、他のアプリはおそらくまだない。
ただ、そういうシステムになると、企業側は「飲食店3回以上経験者のみ」みたいな募集をしたくなる。即戦力が来て欲しいのだから当然だろう。
しかし、そうすることで応募が集まる確率は確実に下がり、間口が小さくなることで、前述したレジリエンス効果が下がってしまう。
そこで、システム側で工夫できるようにして、例えば「飲食店レベル0(未経験)は時給1220円、レベル1の人は1250円、レベル2の人は1300円」みたいな感じで、給料の差をつけることで、出来ない人だった場合のリスクを小さくすることもできるだろう。
また別の方法では、「そのお店での経験」で差をつけて、1回目の人の当たり外れは必要経費と割り切って、「1回目の人は1220円、2回目以降は1300円」とかってできるようにすれば良い。要は試用期間だ。
そして、1回目で「この人はさすがにこの仕事は無理だ」となれば、その人からはもう応募来ないシステムにすればいい。
さらに、お店側の受け入れ体制の整備もより進めた方が良いと思う。
誰もが初めての仕事でうまく出来ないのは当たり前なので、いきなり初回のスポットワーカーに完璧な仕事を求めるのは酷である。
そのため、きっちりしたマニュアルの整備と、業務フローの整備が必要だと思う。
「1回目の人はここまでの仕事。それが出来ていれば2回目はここまでの仕事。3回目はここまでの仕事」みたいに、お店内で業務をレベル分けして、ステップアップ制度みたいにしてもいいだろう。
あらかじめ応募の段階でそれが提示されていれば、ワーカー側も「1回目はこれぐらい出来れば良いんだな」と安心できるし、「いい職場だったら何回か行ってマスターしちゃお」っていう気持ちにもなる。
まとめ
ただのフリーターがこんなこと考えても何にもならないのだが、なんとなくギグワークやる気が起きない日だったので、現実逃避で何か書き始めた。
ギグワークが拡大していくことは、自分も含めた「生きづらい人たちが少し生きやすくなる」ことに繋がると思うので、期待していきたい。
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