14点から19点へ。父の認知症検査は「改善」したけれど、私のしんどさは消えなかった。
「良くなっている」と言われたのに、
私のしんどさは、消えませんでした。
父の認知症の検査で、点数が上がった日。
正直、驚きと戸惑いの方が大きかったのです。
はじめて父に認知症の診断が出たのは、2022年の秋でした。
それまでも「おかしいな」と思うことはありましたが、
なんとか病院に連れて行き、軽度〜中度のアルツハイマー型だと言われました。
でもそのとき、父は薬を強く拒否しました。
だから私たちは、漢方やお灸でなんとかやり過ごしてきました。
母が中心となって、父の体調を見ながら、丁寧に向き合ってきたと思います。
けれど、少しずつ症状は出てきて、
対応する母の負担は、確実に増えていきました。
今思えば、母はかなり疲れていたのだと思います。
そんなとき、母の弟が大きなバイク事故にあいました。
ただでさえ余裕のなかった母にとって、
精神的な負担は相当なものだったはずです。
そして――母は倒れました。
腹部大動脈瘤の破裂という大きな病気に加え、脳梗塞も発症しました。
それまでにも色々なことがありましたが、精神的な負担が大きく影響していたのではないかと感じています。
昔、祖母が言っていた言葉を思い出します。
「年寄りにショックになるようなことは、なるべく言わずにいた」
そのときは、そこまで深く考えたことはありませんでした。
でも今は、その意味が少しわかる気がします。
父は、母が倒れるまでの約3年間、
母の手によるお灸や煎じ薬で、なんとか過ごしてきました。
それはきっと、母だからできていたことだと思います。
でも私は、同じようにはできません。
だからこれからは、
薬を使いながら、少しでも症状が穏やかになるように、向き合っていこうと決めました。
そう思っていた矢先――
長谷川式の検査で、父の点数が上がっていたのです。
2025年7月は14点。それが今回は、19点になっていました。
正直、驚きました。
こんなに日常では大変で、こんなにイライラさせられているのに――。
「良くなっている」と言われるような結果。
要介護1の父は、
周りからは「まだ大丈夫そうね」と言われるけれど、数字には出ない、日々の終わりのないやり取りが、私の心をじわじわと削っていくのです。
頭では、デイサービスに通う回数が増えたことや、日中の刺激が影響しているのかもしれないと理解しています。
それでも、気持ちは追いつきませんでした。
むしろ、「じゃあこのしんどさは何なんだろう」と、戸惑う気持ちの方が大きかったのです。
そして同時に、こんなふうに感じてしまう自分に対して、「私が悪いのかもしれない」そんな思いも浮かびました。
でもきっと――。
良くなっている部分と、しんどさを感じる現実は、同時に存在するものなのだと思います。
イライラが止まらない夜、私はハーブ園の構想を練ることで、なんとか自分を保っています。
まだ何もない状態だけれど、いつかそこで風に吹かれる日を想像することが、今の私の支えです。
だから私は、そのどちらも無かったことにせず、これからも迷いながら、父と向き合っていこうと思います。
🍀 同じように悩んでいる方へ
ひとりじゃない、と思えるきっかけになりますように。
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