R08【08資源工学部門】解答論文例|必須問題Ⅰ-1|技術士第二次試験
🔷R08_I-1|過去問題
令和5年3月に閣議決定された「生物多様性国家戦略2023-2030」では、『ネイチャーポジティブ:自然再興』を「自然を回復軌道に乗せるため、生物多様性の損失を止め、反転させること」とし、2030年度までに達成すべき短期目標(2030年ミッション)を「2030年までに、『ネイチャーポジティブ:自然再興』を実現する」として、その実現に向けて官民を挙げて取り組んでいる。
ネイチャーポジティブの実現には、人類存続の基盤となる生態系の回復に直接取り組むこと以外にも、資源工学部門の技術者が関わるべきことが多岐にわたっている。
上記を踏まえて、以下の問いに答えよ。
(1)ネイチャーポジティブを実現するため、資源工学部門の技術者としての立場で多面的な観点から、「生態系の回復に直接取り組むこと以外」で必要となる「3つの技術課題」を抽出し、観点を明記したうえで、その技術課題の内容を示せ。
(2)前問(1)で抽出した技術課題のうち、最も「資源工学部門の技術士による関与」が重要と考える技術課題を1つ挙げ、これを最も重要とした理由を述べよ。その技術課題に対する複数の解決策を、資源工学部門の専門技術用語を交えて示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実施しても新たに生じうる懸念事項とそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
(4)前問(1)~(3)の業務遂行において必要な要件を、技術者としての倫理、社会の持続可能性の観点から題意に即して述べよ。
「日本技術士会」HP
🔷R08_I-1|解答論文例
(1)ネイチャーポジティブ実現に必要な技術課題
〇課題1:鉱山開発における生物多様性配慮の技術的統合
観点は資源供給と生態系保全のトレードオフ管理である。金属鉱床の探査・採掘計画において、経済性・安全性に加え自然再興の視点を設計段階から統合することが課題となる。リモートセンシングによる資源探査と併せて生態系情報を収集し、採掘計画の最適化に生物多様性指標を制約条件として組み込む技術、また騒音・振動や地形改変の影響を定量評価するEIA手法の高度化が求められる。
🔷ここからは、R08年度「必須問題Ⅰ-1」に対する解答論文例の続きです。
「技術課題の抽出」から「解決策」「新たな懸念事項と対策」「技術者倫理・社会の持続可能性」まで、4つの設問をどのようにつないで論述しているかをご確認ください。
ご自身の答案を作成する際の参考資料としてご活用ください。
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