R08【08資源工学部門】解答論文例|必須問題Ⅰ-2|技術士第二次試験
🔷R08_I-2|過去問題
近年、様々な産業においてAI(ArtificialIntelligence:人工知能)の活用が注目されている。コンピューターを取り巻くソフト、ハードの両面の技術の飛躍的な発展により、AIによる高精度な画像認識や大規模なシミュレーションを高速で処理することで、人間が行っていた作業の自動化や省人化が可能となり、AIの活用により国内外での競争力が向上した事例も出てきている。
一方、我が国は、エネルギー資源やレアアースなど鉱物資源の多くを輸入に依存しており、国際情勢の緊迫化や産出国の偏在、生産の寡占化などによる資源獲得競争の激化により、資源を安定供給できる体制が脅かされている。
今後、この体制を維持していくためにも、資源の探鉱・調査から開発、採掘・採取、生産(選鉱)及び資源循環(廃棄物処理を含む)など各フェーズ(段階)において、国内外での競争力を向上させる必要性がある。
上記を踏まえて、以下の問いに答えよ。
なお、「本問題で定義する『AI』には『生成AI』を含まないものとする。」
(1)国内外での競争力の向上が必要な「資源工学分野のフェーズを1つ挙げ」、このフェーズでAIを活用するに当たり、資源工学部門の技術者としての立場で多面的な観点から「3つの技術課題」を抽出し、観点を明記したうえで、その技術課題の内容を示せ。
(2)前問(1)で抽出した技術課題のうち、最も「資源工学部門の技術士による関与」が重要と考える技術課題を1つ挙げ、これを最も重要とした理由を述べよ。その技術課題に対する複数の解決策を、資源工学部門の専門技術用語を交えて示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実施しても新たに生じうる懸念事項とそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
(4)前問(1)~(3)の業務遂行において必要な要件を、技術者としての倫理、社会の持続可能性の観点から題意に即して述べよ。
「日本技術士会」HP
🔷R08_I-2|解答論文例
(1)競争力向上が必要なフェーズおよび課題抽出
〇国内外での競争力の向上が必要なフェーズ:資源工学部門の資源循環及び環境浄化における、使用済み製品や廃棄物から重要鉱物を回収するリサイクル・資源化フェーズを挙げる。
〇課題1(選別・回収精度の観点):廃電池や電子基板等は組成が多様であり、従来の一律な破砕・選別では対象金属の混入や取りこぼしが生じる。カメラ画像や近赤外線、蛍光X線等をAIで解析し、投入物の種類や金属含有量を判定するとともに、物理選別と湿式製錬を連携させ、銅、ニッケル、コバルト、リチウム等を高回収率かつ高純度で分離する技術が課題である。
🔷ここからは、R08年度「必須問題Ⅰ-2」に対する解答論文例の続きです。
「技術課題の抽出」から「最重要課題と解決策」「懸念事項と対策」「技術者倫理・社会の持続可能性」まで、4つの設問をどのようにつないで論述しているかをご確認ください。
ご自身の答案を作成する際の参考資料としてご活用ください。
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