見出し画像

Lavt ハマる

音田雅則、友成空、Lavt、がらりは、私にとって同じ時期に知って、同じ空気の中で聴き始めたアーティストたちだ。
SNSやおすすめに流れてきた曲をなんとなく拾っていた時期で、最初は「最近こういう質感の音楽に惹かれているんだな」くらいの感覚だった。

その中でも、気づけばいちばん深く残ったのがLavtだった。

最初に強く引っかかったのは「有象無象」。
特に曲の入りは、何度も巻き戻して聴いてしまうくらい中毒性があった。
ただ派手に盛り上げるわけじゃない。リズムは心地いいのに、どこか感情を抑え込んでいるような温度感があって、その奥にある苛立ちや閉塞感が生々しく伝わってきた。
それが自分の感覚と妙に重なった。

最初は雰囲気に惹かれていたと思う。
でも聴き込むほどに、Lavtの音楽は“空気感”だけでは終わらなかった。

特に印象的なのは編曲だ。
ベース、ギター、ドラムがしっかり鳴っているのに、どの音も埋もれず輪郭を持って聴こえる。
それぞれの楽器が感情を分担しているみたいで、ただのバンドサウンドでは終わっていない。
そこに重なる声も印象的だった。
少し影を抱えながら、それでも太陽みたいな温かい光を含んでいる声。
暗さの中にちゃんと熱がある。

だからこそ、新曲が出るたびにループする回数が増えていった。
「好きなアーティスト」から、「この人の音楽をリアルで浴びたい」に変わったのもLavtが初めてだった。
実際に大阪まで遠征してライブへ行こうと思えたのは、自分の中ではかなり大きな変化だった。

今では通勤の往復2時間、車の中で必ず1曲は流している。
単に気分を上げるための音楽じゃなく、沈み込んでいく感情に寄り添いながら、最後に少しだけ浮かび上がらせてくれる感覚がある。

自分にとってLavtの音楽は、海底に沈んで底につきそうなところで、静かに救い上げてくれるような存在だ。

Lavt YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@lavt_official


いいなと思ったら応援しよう!