見出し画像

Lavt 3rd ONE MAN LIVE「RE:BORN」ライブレポ(in東京)

東京・LIQUIDROOMでのLavtワンマン。開演前のあの独特のざわめきと、静かに高まる期待感の中、いよいよその瞬間がやってきた。

場内のBGMがふっと消え、全員の視線が吸い寄せられたステージ。立ち込めるスモークを青と白のライトが幻想的に染め上げていく。

サポートメンバーに続いて、手を振りながら笑顔で登場したLavt。その姿が見えた瞬間、フロアの温度がぐっと上がったのが分かった。

中でも、今回どうしても語りたいのが「都会病」から「モルト」への流れ。もともと大本命で、世界で一番かっこいいと思っている「モルト」なんだけど、今回のライブでは「都会病」とあまりにシームレスに繋がっていて。「あれ、いつの間に曲変わったの……?」って、その場で本気で呆然としてしまった。

生音ならではのアレンジで、2曲が一つのドラマとして紡ぎ出されていくあの瞬間。すっかり心を奪われてしまって、終わった今でもまだ余韻から抜け出せないでいる。

中盤のMCでは、今回のツアータイトル「RE:BORN」に込めた思いを、自分の言葉でまっすぐに語ってくれた。

「Lavtという名前で活動する中で、自分の感覚が追いついていない感じがあった。でも、これから先は、Lavtじゃない自分とLavtとしての自分を、ちゃんと手を合わせたかった」

その一言一言から、一人の表現者としての深い葛藤と、それを抱えたまま真っ直ぐに前へ進もうとする強い決意が伝わってきて、胸が熱くなった。

さらに、ふっと柔らかい表情を見せてくれた、

「今、本当に楽しいです。ありがとうございます」

という言葉。そのシンプルだけど嘘のない一言には、これまでの歩みの重みと、私たちファンへの温かい感謝が真っ直ぐに込められていて、聴きながらぐっときてしまった。

「RE:BORN」というタイトルは、ただのツアー名なんかじゃなくて、Lavt自身が新しい自分としっかりと向き合って、ここからまた歩き出すための大切な誓いだったんだと思う。

そんな大きな節目の瞬間、あの特別な空間に立ち会えたこと。本当に、心から幸せだなと感じるライブだった。

中盤(または終盤)のMCでは、「みんなが一緒に歌ってくれると、(心に)くるものがあるんですよ。自分の作った曲をみんなが口ずさんでくれるのはめちゃくちゃ嬉しい」って、少し照れくさそうに話してくれて。

そう言いながら、お腹のあたりを下から上へギュッとさするような仕草を見せつつ、にこにことフロア全体を見渡す姿がたまらなく印象的だった。普段の楽曲が持つ世界観からどうしてもクールなイメージを抱いちゃうからこそ、こういう飾り気のない素直な喜びがダイレクトに伝わってきて、こちらまで胸がいっぱいになって、じーんと温かい気持ちにさせられた。

そこからの「感情的侵略」、そして「JOOOOKE」の流れで、会場の熱気はもう文字通り最高潮に!全身で大きく手を振りながらステージを去っていく後ろ姿を見送りながら、「ああ、今回の3rdワンマン、これで終わっちゃうんだな……」なんて名残惜しさに浸っていた。

……だけど。会場の照明は落ちたまま、明るくならない。

「……これ、絶対アンコールあるよね!?」

フロアの誰もが、同じ確信を胸に息を潜めていた。

フロアに響くアンコールの声と、少しぎこちなくてバラバラな手拍子。その緊張感を破るように白い照明がパーッと点いた瞬間、待ってましたと言わばかりの大きな歓声が上がった。

前回のワンマンのときにはなかった、嬉しいアンコール。

再びステージに戻ってきたLavtは、なぜかグッズを手にしていて、「なんか足りひんと思うんやけどな〜」なんて言いながらバッグの中をごそごそ。そしたら舞台袖のスタッフさんから「ごめん!」って声が飛んできて、会場が一気にクスッと温かい笑いに包まれたのだった。

そんな和やかな空気から一転、アンコールで披露してくれたのは新曲。

「この先もずっと この未練はたからものになるさ――」

その胸を突くようなフレーズが、今でもずっと耳から離れない。

そして、その直後に飛び込んできたメジャーデビューの嬉しい報告。

会場中が割れんばかりの歓声と「おめでとう!」という祝福の拍手に包まれる中、本人の口からこんな言葉が紡がれた。

「メジャーデビューしてからも、みなさんとの楽曲の距離はそのままにしておきたいし、これからも温かい歌というか、みなさんのそばに置いておけるような歌を作れたらいいなと思っています」

環境や状況が変わっても、ファンである私たちとの関係性や距離感を大切にしてくれる。その実直な想いが痛いほど伝わってきて、胸がいっぱいになった。

さらに、「Ki/oon Musicということは、僕が音楽を始めるきっかけになったASIAN KUNG-FU GENERATIONさんと同じレーベルです。『君という花』を聴いてベースを始めたLavt少年をここに呼んであげたい! めちゃくちゃ嬉しいです」って、少年時代の自分に目を細めて嬉しそうに語る姿がたまらなくエモかった。

「おかんに『この低い音は何の楽器?』って聞いて、『ベースやで』って言われて、『ベース習いたい!』って言ったら、『ギターじゃなくていいの?』『ベースでいい』ってなったんです(笑)」

そんなお決まりの微笑ましい鉄板エピソードも飛び出して、最後まで会場全体が最高にあたたかい愛でいっぱいに包まれていた。

アンコールの最後を飾ったのは、まさかの「ユウウツダンスフロア」。

「え、アンコールでこの曲をやるんだ…!」ってびっくりしつつも、フロアの熱気は最高潮。会場全体が弾むような音に包まれて、文字通り最後の一瞬まで思い切り踊り尽くした。

曲が終わり、Lavtはサポートメンバーと一緒にマイクスタンドよりも前へ出て、お互いの肩を組みながら、マイクを通さない生の声で「ありがとうございました!!」と力いっぱい叫んでくれて。

終演を告げるおなじみの「voicemail」がフロアに流れ始めているのに。 明るく照らされたステージの上で、端から端まで、客席の一人ひとりと丁寧に目を合わせるように両手を大きく振るLavt。その表情があまりにも楽しそうで、この空間、この時間を心の底から愛おしんでいるんだなってことが痛いほど伝わってきた。

それでも、観客の誰も「これで終わり」なんて思っていなくて。

あちこちから名残惜しそうな歓声が上がり、思い思いに手を掲げ、その場で名曲を口ずさみ続ける人たち。ライブの本編が終わったはずなのに、誰も帰ろうとしない、まるで魔法にかかったような不思議で温かい空間だった。

こんなにも優しくて、愛おしい余韻に包まれるライブに、私は今まで出会ったことがない。

ふと周りを見渡すと、そこに広がっていたのは、最高潮の爽快感と幸せに満ちあふれたみんなの笑顔ばかりだった。

「よかったね」「最高だったね」

帰り道のあちこちからそんな声が自然と漏れてきて、LIQUIDROOMを出たあとも、会場の周りはあたたかな幸福感でいっぱいに包まれていた。

「RE:BORN」というタイトルの通り、この日のライブは、Lavt自身にとっての鮮やかな新たなスタートであると同時に、私たちファンにとっても、ここからまた一緒に歩いていく新しい物語の始まりだったんだと思う。

東京・LIQUIDROOMで見たあの景色も、胸が熱くなった瞬間も、私はきっとずっと忘れない。

2026年8月3日

■セットリスト
1. 涙のスイマー
2. 欠片
3. 飛行船
4. 都会病
5. モルト
6. 有象無象
7. アルコール
8. L4DY
9. Parasomnia
10. サイレン
11. 雨に打たれて
12. オレンジ
13. カゲロウ
14. デイジー
15. HOLD ME
16. voicemail
17. クラッシュバック
18. 感情的侵略
19. JOOOOKE
アンコール
En1. 未練 ※新曲 / メジャーデビューシングル / 8月19日配信
En2. ユウウツダンスフロア
En後.voicemail

Lavt 4th One Man Tour"Origin"
2027年2月11日(木・祝)福岡BEAT STATION
2027年2月13日(土)仙台MACANA
2027年2月27日(土)札幌SPICE
2027年3月6日(土)心斎橋BIGCAT
2027年3月7日(日)広島CAVE-BE
2027年3月14日(日)名古屋CLUB QUATTRO
2027年3月20日(土)金沢AZ 
2027年3月28日(日)渋谷 Spotify O-EAST
前売 ¥5,500
最速先行:受付期間:8/2(日)19:00 ~ 8/16(日)23:59
受付URL:https://eplus.jp/lavt/

Lavt HP https://lavt.jp/

いいなと思ったら応援しよう!