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私の好きなものを語りたいんです。『「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しか出てこない』

書籍名:「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しか出てこない
三宅香帆 ディスカヴァー携書251


私は普段、全然おしゃべりしない。

仕事に必要なことはもちろん話すけど、ロッカールームで誰かと2人きりになったって、無言。
みんなは、昨日のネトフリがどうかとか、サッカーがどうとか話してる。
もちろん、話題に入ることはあるけど、基本は無言。
だいたい全然別のことを考えてる。

いや、たとえ話す機会があったとしても、好きなものを「好き」なんて絶対言わないよ。

なぜって。

例えば、好きな映画について話すとするじゃない?
それで、ここのこれがよかったとか言ったときに、その解釈は違うとか言われるんじゃないかとか思って、意見が言えなくなってしまう。

少し相手の気配を読んで、何かいいこと言ったりしても、後であれは自分のほんとの気持ちじゃないと後悔する。
しかも、それすらも相手の本意と違ったら最悪だね。

ただ人とコミュニケーションを上手にとるのが面倒なのかもしれない。
否定されそうな時、反論する表現力に自信がないだけ。

ああ、だいぶこじらせてるね。

とにかく好きなものを好きと言わないようになって、子ども時代から大人になっても過ごしてきたら、だんだん自分の好きなものがわからなくなってきた。

待って待って。
そんなのさびしいな。

自分の言葉で、自分の好きなものを語る―それによって、自分が自分に対して信頼できる「好き」をつくることができる(本文より)

私、今、何が好きかを表現しておかないと、自分が信頼できる「好き」がなくなるんじゃないかって心配になってきた。

小さい頃からたくさん本を読んできた。
なのに感想は説明できない。
「あれはこういう社会情勢を反映している。」とか
「ストーリー全体が長い失恋の話なんだよ。」とか、
人から言われると、そっかそっかと、もう、自分の感想がわからなくなる。
その小説、本当は今コーヒーとドーナツとレコードしか思い出せなかったよ!

今の時代、自分の言葉を作るのは何より難しいことなんです。というのも今はSNSを通して「他人の言葉が自分に流れ込みやすい時代」だから。(本文より)

ここは、もう、自分の言葉で本の感想を書いてみよう。
感想を書くことで、自分の心に読んだ時の感動を固定したい。
ほかの人の感想が入ってきても、初めの感動を覚えておきたい。
できればだれかに伝えたい。

それがこのnoteの始まりです。

ところで三宅香帆が好き。
紹介された本は読みたくなる。
頭の中の膨大な情報をどう整理して、こんなにシンプルに人に伝えることができるのか知りたい。だからこの本を開いた。

伝えたいのが伝わるのが、上手い文章だ(本文より)

誰に、どんな感想を届けたいのか。
私の場合は、普段本を読まない人にも「こんなところがおもしろいんだ。読んでみようかな。」と思ってほしい。
私が感じた印象を難しくなく伝えたい。
私は、読んだ時の気持ちを書く。

そんなわけでこの本を読み始めたら、もうページの角を折りまくっている。
読み終わったらメルカリに出しちゃおうぐらいに思ってたのに、それどころじゃない。

折ったページの角を辞書のように引きながら、また今週も書く。
これで、この本の読み方はあってるんじゃないかな。

今、この本読んでみたいな、って思ってもらえてたら、
私が「好き」を伝えられたということ。
だとすれば、うれしい。






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