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MINTS(ミンツ)〜踊る大迷惑改革〜

民事訴訟IT化(mints)の現実:結局「紙」がいるんかい!という叫び


民事訴訟のオンライン提出(mints:ミンツ)が義務化されてから、しばらく経ちました。包み隠さず正直に言います。mintsでの訴訟提起、めちゃくちゃ面倒くさいです

これまでは、裁判所用と被告用にコピーを取り、ホッチキスで留めて提出・郵送すれば「はい、終わり」でした。ところがmintsが導入されてから、現場では以下のような膨大な手間が発生しています。

  1. 終わらないスキャンとファイル名付け
    コピー機のように一括でザーッと処理することはできません。事務員が証拠を1つずつ分け、個別にスキャンする必要があります。証拠が10個あろうが20個あろうが、1個ずつスキャンし、それぞれに「訴状」「証拠説明書」「甲第○号証」と名前をつけてPDFデータ化しなければなりません。

  2. 煩雑なシステム入力と法人番号のトラップ
    データ化したファイルのうち、訴訟委任状などをシステムに添付します。さらに同じ画面で、被告の情報や連絡先、和解の意向、送達先の情報、「貸金返還請求」などの訴訟の種類まで細かく入力させられます。
    極めつけは、依頼者や相手方が法人の場合です。「法人番号」の入力が必須になりますが、これは法務局で取得する登記簿(登記情報)には載っていないため、わざわざ別に調べなければなりません。

  3. 神経をすり減らす画面上でのダブルチェック
    事務員が一旦入力・保存したものを、今度は弁護士がチェックします。万が一にも間違ったファイルを添付してはいけないため、スキャンされたデータが合っているか、画面上で1個1個弁護士の目で確認してから入力・提出します。画面上での確認は本当に面倒です。

  4. 時間差でやってくる証拠提出と費用納付
    提出ボタンを押して「やったね!」と思うのもつかの間。だいたい1週間後くらいに、裁判所から「証拠を提出してください」と連絡が来ます。
    併せて、印紙代や郵券(訴訟費用)をネット銀行などから振り込みます。その後、再び証拠関係のファイルをmintsに入れ、一つひとつ確認して送信します。

  5. 最大の矛盾、そしてオチ
    「やったー!今度こそ終わった〜!」
    ……じゃないんです。その後しばらくすると、裁判所からこんな連絡が入ります。

「mintsの画面から訴状や証拠などをプリントアウトして、被告用のものを裁判所に郵送してください」

……結局紙かい!
紙がいるんかい!
なら最初から全部紙で出させろよ!!と叫びたくなります。

おそらく、全国の弁護士の方々が同意してくれるのではないでしょうか。
ぜひご唱和ください。

「めんどくさい!! そっちの手間をこっちに押し付けるんじゃねえ!!」


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