生き金のまわしかた
紙や金属のお金がなくなるかもしれない近い将来。
スーパーのセルフレジで
コインをじゃらじゃら投入しながら
ずっと心のすみっこに大切にしている
エピソードを思い出した。
✴︎
学生時代、優等生で通っていた友人。
子供の1年分の学費を支払う際
学費全額現金で子供にもたせて、
子供自身の手で支払いの手続きをさせた。
そうして彼女の子供はお金の重みを体感し
自然に湧き上がる、両親への感謝の気持ちと同時に
その後の彼の学校生活への期待と不安をサポートする
言葉にならない強い心をしかと受け取った。

✴︎
わたしたちが、
そのうち現金を全く手にしなくなったら
金銭感覚という言葉は
辞書からなくなるであろう。
(プラスの見方で)お金への執着も薄くなるのか?
一方で、
「生き金をつかって倍戻し」
という効用も
キャッシュレスではキャンセルされそうな。
おカネさんへの感謝の気持ちがvery大切、と説いた
松下幸之助氏に倣い
カードや端末に向かって
ありがとう、と頭を下げても
「あちらさん」に伝わる気がしないもんね。

「ワシんとこには相当すり減って戻ってきたんや」
by Raymond Douglas Davies
