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733.散文詩∣予兆

窓を開ける。

強い春風が、
塩を含んだ香と
鈍い汽笛を運ぶ。

雨の降る前。
この街は、
いつもそうだ。

降ってしまえば。
海風も汽笛も、
雨に溶けていく。

鉛白色の下、
薄桃の道が続く。

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