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「私の収入はこのくらい」と決めていない?無意識に作るお金の上限

「もっと収入が増えたらいいな」

そう思っているのに、具体的に今より大きな金額を想像すると、急に現実味がなくなることはありませんか。

たとえば、今の収入が月20万円なら、25万円や30万円は想像できる。

でも、

「月50万円になったら?」

「今の倍になったら?」

と考えた瞬間、

「いや、それは無理」

「私の仕事ではそこまで稼げない」

「そんなに稼げるのは一部の人だけ」

そんな言葉が自然に出てくることがあります。

もちろん、仕事や働ける時間、業界、生活環境など、収入には現実的な条件があります。

けれど、その条件を確認するより前に、自分の中で「私の収入はこのくらい」と決めていることもあります。

今回は、そんな無意識のお金の上限について考えてみます。

収入にも「自分にとって普通の金額」がある

私たちは、お金をすべて数字だけで見ているわけではありません。

同じ10万円でも、

「かなり大きなお金」

と感じる人もいれば、

「生活費の一部」

と感じる人もいます。

月30万円という収入を、

「十分多い」

と思う人もいれば、

「もう少し必要」

と思う人もいるでしょう。

金額そのものは同じでも、その数字に対する感覚は人によって違います。

そして、この**「自分にとって普通に感じる金額」**は、これまでの経験から作られていることがあります。

育った家庭のお金の使い方。

周囲の人たちの収入。

これまで自分が受け取ってきた給料。

仕事に対する考え方。

「普通はこれくらい」という周囲の言葉。

そうしたものが積み重なって、

「自分ならこのくらい」

という感覚ができていきます。

「無理」と思ったとき、その理由をすぐ事実にしない

仮に、

「今より収入が2倍になったら?」

と考えてみます。

そのとき、

「そんなの無理」

と思ったとしても、それ自体は悪いことではありません。

大切なのは、そのあとです。

なぜ無理だと思ったのでしょう。

今の会社では給与体系上難しいから?

今の働き方では時間が足りないから?

必要な資格や経験がまだないから?

それとも、

「私がそんなに稼げるはずがない」

という感覚でしょうか。

ここには大きな違いがあります。

現実的な条件なら、その条件を変えられるかどうか考えることができます。

けれど、

「私には無理」

「私みたいな人には無理」

となると、可能性そのものを検討しなくなります。

転職という選択肢があっても調べない。

副業の話を聞いても自分には関係ないと思う。

仕事を頼まれても「私なんかがお金をもらうほどではない」と断る。

値上げできる状況でも、今の金額から動かせない。

つまり、潜在意識がお金を直接増減させるというより、自分が何を可能性として見るかに影響することがあります。

収入の上限は「能力」ではなく「自分のイメージ」にあることも

「高収入の人」と聞いたとき、どんな人を想像するでしょうか。

ものすごく頭がいい人。

特別な才能がある人。

経営者。

仕事ばかりしている人。

自分とは違う世界にいる人。

そんなイメージを持っていると、

「その人たちは稼げる。でも私は違う」

という境界線ができます。

これは少し厄介です。

なぜなら、収入の問題ではなく、自分がどんな人間だと思っているかという問題になるからです。

「普通の私」

と、

「たくさん稼ぐ人」

が、自分の中で別の種類の人間になっている。

すると、収入を増やしたいと思いながら、同時に、

「でも、それは私らしくない」

と感じることがあります。

収入が増えることを怖がっている場合もある

もっと稼ぎたいと思っているのに、実際に収入が大きく増える場面を想像すると、不安になる人もいます。

「忙しくなるのでは?」

「責任が増えるのでは?」

「税金やお金の管理が大変そう」

「家族や友人との関係が変わったら嫌だ」

「もっと頑張り続けなければいけなくなるのでは?」

収入が増えることに、こうしたイメージが結びついていれば、

「お金は欲しい。でも、その先にあるものは怖い」

という状態になります。

これなら、アクセルを踏みながら同時にブレーキを踏んでいるようなものです。

「豊かになりたいのに、なぜか動けない」

そんなときは、お金そのものではなく、豊かになったあとの自分をどう想像しているかを見ると、別の理由が見えてくることがあります。

今の収入は「これからも同じ」の証明ではない

これまで月20万円だった。

だから、自分は月20万円くらいの人間だ。

そんなふうに考える必要はありません。

今までの収入は、これまでの仕事や環境、経験、選択などが重なった結果です。

それは大切な現実です。

でも、未来の上限まで証明する数字ではありません。

今後、仕事が変わるかもしれません。

経験が増えるかもしれません。

新しい収入源ができるかもしれません。

今まで知らなかった選択肢を知るかもしれません。

すべてが必ずうまくいくという意味ではありません。

ただ、

「今までこうだった」

と、

「これからも絶対にこうだ」

は同じではないのです。

「もっと受け取ってもいい」と考えてみる

収入の上限を外すというと、

「私は月100万円稼げる!」

と無理に信じ込まなければならないように感じるかもしれません。

そこまで極端に考える必要はありません。

まずは、

「今より少し多く受け取れる可能性もある」

くらいでも十分です。

今までなら断っていた仕事について、一度条件を聞いてみる。

自分の仕事の相場を調べてみる。

興味のある働き方について調べてみる。

自分が提供しているものの価値を考え直してみる。

「私には無理」と思ったとき、本当に条件的に無理なのか、それともただ慣れていないだけなのかを分けてみる。

こうした小さな変化から、お金に対する「普通」の範囲は少しずつ広がっていきます。

豊かさは、まず「可能性から自分を外さない」ことから

潜在意識について考えるとき、何か特別なことをしなければならないと思う必要はありません。

大切なのは、自分の中にある当たり前に気づくことです。

「私はこのくらいしか稼げない」

「私にはそんな生活はできない」

「もっと受け取るのは私らしくない」

そんな言葉が出てきたとき、

「それは本当に決まっていること?」

と一度考えてみる。

答えが「今は難しい」なら、それでも構いません。

でも、「一生無理」と決める必要まではありません。

今の自分を否定せず、未来の自分の可能性も閉じない。

豊かさとの付き合い方は、そんな小さなところから変わり始めるのかもしれません。

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