書籍『マニュファクチャリング・コンセント マスメディアの政治経済学 1』
ノーム・チョムスキー (著) エドワード・S・ハーマン (著) 中野 真紀子 (翻訳)出版社 トランスビュー
発売日 2007/2/2
単行本 414ページ

目次
新版の序
1.プロパガンダ・モデルとは
2.プロパガンダ・モデルのアップデート
メディアを支配する二十四の企業
グローバル・メディアの誕生
集中砲火の威力
3.ケーススタディのアップデート
価値ある被害者と価値なき被害者
4.第三世界選挙の正統性をめぐって
5.ローマ教皇暗殺未遂事件
6.インドシナ戦争の真実
アメリカは被害者か侵略者か
化学兵器使用と「黄色い雨」キャンペーン
ヴェトナム戦争史を書き換える
ラオスの人為的大災害
カンボディアと東ティモールのダブ
7.何が民主主義を前進させるか
第一章 プロパガンダ・モデル
1.マスメディアの規模、所有者、利益志向ー第一フィルター
2.広告という営業認可装置ー第二フィルター
3.マスメディアの情報源ー第三フィルター
4.「集中砲火」とその仕掛け人ー第四フィルター
5.制御メカニズムとしての反共思想ー第五フィルター
6.二分法によるプロパガンダキャンペーン
第二章 価値ある被害者と価値なき被害者
1.ポーランドの一神父とラテンアメリカの百人の聖職者
報道数量的比較
ポピエウシェコ事件の報道
2.ルティリオ・グランデの殺害と価値なき七十二人
3.大司教オスカル・ロメロの殺害
図式にはめ込む
暫定政権擁護の方針
ロメロ大司教の見解とその歪曲
上層部の責任追及はしない
でっちあげの神話を採用する
4.エルサルバドルで殺された四人のアメリカ人女性信徒
凶行はどう描写されたか
怒りと裁きの要求の欠如
もみ消し工作に加担する
不条理裁判と資金援助
5.グアテマラで殺された二十三人の聖職者
永続的な国家テロ
ジェノサイド政権は同報道されたか
6.失踪家族の「相互援助団」の殺害(「相互援助団」結成/殺人事件の報道のしかた)
第三章 第三世界選挙の正統性と無意味さ
ーエルサルバドル・グアテマラ・ニカラグアー
1.選挙プロパガンダの枠組み
2.選挙の基本的条件は満たされていたか
言論と集会の自由はあったか
出版と報道の自由はあったか
結社の自由はあったか
選挙に出馬する自由はあったか
恒常的な恐怖の有無
3.「自由投票」の強制手段
4.「狂った殺人マシン」を初期民主主義の保護者に仕立てる
5.「グアテマラは穏健派を選択」したか
6.ニカラグア選挙の正当性をいかに剥奪したか
「しらけ」と「恐怖」という中傷
選挙のメカニズムを無視する
闇に葬られた妨害と、高投票率の意味
強制手段への感度の差
幻の「最大野党」
報道と集会の自由の問われ方
7.メディアの系統的な偏向の量的証明
8.ニカラグア選挙に合わせた「ミグ危機」の演出
9.プロパガンダ路線を応援する政府「監視員」
10.国家テロリズムの忠実な手先
第四章 誰がローマ教皇暗殺を企てたか
ーKGB=ブルガリア陰謀説を検証するー
1.SHKモデルの登場
動機の解釈
関与の証明
根拠はイデオロギー的な思い込み
2.SHKモデルの五つの問題点
3.妥当な代案モデル
4.ブルガリアン・コネクションの無批判な受け入れ
5.情報源の著しい偏向
6.問われない質問、使われない情報源
補遺
補遺1
補遺 2
原注
注釈
内容紹介
マスメディアはそのシステムのために、事実を伝えることができない。その報じるニュースは、プロパガンダ・モデルの「5つのフィルター」を通過したものだけだ。 「合意の捏造」の形成過程を、膨大な事例を比較検討して解き明かす。
レビュー
私の人生にとって最も重要な書籍(上下巻合わせて)のひとつ。
思いを込めて手打ちした「目次」を御覧いただけましたらと思います。
特に10代の子たちにオススメしたい一冊。
メディアの垂れ流す嘘に騙されなくなり、情報の本質を見抜けるようになる可能性が高まります。
※近くレビュー予定の本書に関するドキュメンタリー映画を御覧になると、概要を容易く把握することが可能なため、そちらもオススメです
