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夢に誘う/お題「波の音」

波の音が遠くで僕を夢に誘う。

深夜2時、憂鬱な気分から抜け出せないまま今夜も眠れずにいた。
波の音は聞くと言うよりも無防備な耳に流れ込んで、そのまま身体の中を流れ冷えたつま先からフッと抜けてゆく。
そしてまた次の波が……
全身を流れる度に波に浮かんでいるような感覚に包まれる。
幾つ目の波の音だったのだろうか、遠のく意識と引替えに僕は夢に溺れていた。


シロクマ文芸部「波の音」に参加させていただきました。
#シロクマ文芸部
#波の音

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