「ありがとうの形を探して」 - StoryHug’s MiniBook

どうしてだろう。
あなたのことを思い浮かべると、胸の奥に、小さな言葉が浮かんできます。
ありがとう。
たった五文字なのに、
なんだかこの言葉だけじゃ足りないような気がして。
いつも飲み込んでしまってた。
あの日の帰り道、
わたしが黙って空を見上げていた時、
君はなにも言わず、隣に立っていてくれた。
言葉じゃなくて、沈黙をくれたのが、
あの時のわたしにはいちばんうれしかった。
風が吹いて、落ち葉が舞って、
わたしの心も一緒に、少しだけ軽くなった気がした。
君の優しさは、
目には見えないけれど、ちゃんと感じられた。
悲しい時にはそっと寄り添って、
楽しい時には一緒に笑ってくれて、
わたしがわたしでいられるように、
いつも“温度”で支えてくれてた。
それがどれだけのことだったのか、
今になってようやく気づいたよ。
人って、
近くにいる人にほど、ちゃんと伝えられないよね。
「いてくれてうれしい」ってことも、
「わたし、君にずっと助けられてきたんだ」ってことも。
きっと、当たり前になっていたからだと思う。
君がそこにいてくれることが。
でも、言いたい。
ちゃんと、届けたい。
ありがとう。
何度も伝えていいなら、何度だって伝えたい。
何度言ってもきっと、まだ言い足りないくらい。
君がいることで、わたしは強くなれた。優しくなれた。
君が笑ってくれることで、わたしは救われた。
その全部に、「ありがとう」って言葉を贈るよ。
今日という日を選んで、
ようやく見つけた“ありがとうの形”を、君に贈る。
わたしの友だちでいてくれて、本当にありがとう。
これからも、君のしあわせを、ずっと祈ってる。
どんな時も、わたしは君の味方だからね。
そっと胸に咲くような、ありがとうを。
言葉にできなかった気持ちを、今日、届けられますように。
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