未完のサンスーファンタジー、再始動。「協力するよ」31年越しの約束。
31年ぶりに、先生の声を聞いた。
その瞬間、止まっていた物語が、
音を立てて動き出した。
正直に言うと、怖かった。
覚えていなかったらどうしよう。
突然電話して、夢を語るなんて
痛いと思われたらどうしよう。
でも、それでも。
どうしても、諦められなかった。
2026年。
歳を重ねても、本気で夢を追う少年の姿を。
是非、ご覧ください。
元旦の手帳に書いた一行🗓️
以前の記事で書いた、RPG型教育。
サンスーファンタジー。
学びが“冒険”になる世界。
あの教室で体験したワクワクを。
もう一度、この時代に。
元旦。手帳に誓いを立てた。
2026年、本気で実現しに行く。
冗談じゃない。
夢物語でもない。
本気だ。
でも、そのために。
どうしても会わなければならない人がいた。
小4の担任の先生。
サンスーファンタジーの原作者。
あの教室で、人生が動いた。
だから今度は、自分が動く番だった。
教育委員会への電話☎️
故郷の教育委員会に電話をかけた。
先生の名前。出身校。在籍年度。
震える声を抑えながら伝えると、
「現在も小学校の先生として、
ご活躍されています」
胸がぎゅっと締めつけられ、熱くなった。
まだ、先生は現場にいる。
先生が承諾すれば、折り返し連絡が来るという。
その後、気持ちが落ち着くことはなかった。
18:00。震えるスマホ📳
僕は、生徒と向き合っていた。
そのとき、ポケットの中でスマホが震えた。
今は、生徒と真剣に話してるんだ。
スマホは見ちゃいけない。
と自分に言い聞かせていたが、
画面を見る勇気がないだけだった。
でも、きっと。
生徒との話を終え、深呼吸。
自分でもかなり驚いたが、
発信ボタンを押す指が、かなり震えていた。
プルル、プルルル。
小4担任の先生
「もしもし~」
その声を聞いた瞬間、タイムスリップした。
当時のままだった。
一瞬で、小学4年生に戻る🏫
僕
「先生ですか?」
小4担任の先生
「久しぶり〜、元気?」
31年前と、同じ声。
僕
「覚えてますか?」
小4担任の先生
「もちろん、覚えてるよ〜」
涙が出そうになった。
同級生の名前を出すと、一人ひとり覚えている。
小4担任の先生
「◯◯くん、サッカーやってたよね」
「◯◯ちゃん、あの双子のね!」
31年経っても、
あの教室は、先生の中で生きていた。
あの教室は、僕のはじまりだった⚔️
僕は、勉強が好きじゃなかった。
算数は特に嫌いだった。
テストの点で、自分の価値が
決まるような気がしていた。
そして、シンプルに面倒くさかった。
でも、先生のクラスは違った。
隣のクラスへの挑戦状。
サッカー対決。相撲対決。
クラス全員号泣の“まーぼー”の怖い話。
先生が飼っていたイグアナ。
そして、最高の…。
先生が、僕のひとつ上の世代の担任
をしている時は、サンスークエスト。
僕のクラスは、
サンスーファンタジーだった。
問題を解くたびにレベルが上がる。
仲間が増える。
物語が進む。
あれは授業じゃなかった。
冒険だった。
「できない」が、「もう一回やってみたい」
に変わった。
あの教室で、私は初めて
学ぶことをと思えた。
勇気を出して、本題へ🔥
僕
「実は先生に、相談があります。」
サンスーファンタジーの話を切り出した。
高校で教えていて感じること。
真剣に話しました。
小学校でつまずき、
勉強を嫌いになったまま入学する生徒が多いと
あの頃の自分みたいな子が、今もいる。
その子たちを救いたい。
学ぶことが楽しいことだって伝えたい。
先生に本気で思いをぶつけた。
僕
「先生のサンスーファンタジーを、
日本中に広めたいんです。」
そして、先生は言った。
小4の担任の先生
「すごいじゃん!」
「協力するよ〜。絵くらい描くよ!」
その一言で、胸の奥が崩れた。
31年越しに、背中を押された。
先生の絵は、本当に魔法のような力
を持っている。
小4の私が腕を骨折した時、
早く治りますようにと、
先生がギブスに絵を描いてくれた。
本当にプロの絵です。
そのギブスは外れた今も大切にとってあります。
原作者である先生からの一言。
こんな劇アツな展開、全く想像していなかった。
未完だった理由📖
僕
「サンスークエストもサンスーファンタジーも
完結しなかったですよね?」
先生は笑った。
小4の担任の先生
「完結したことなんて、一度もないよ(笑)」
そして教えてくれた。
物語に登場させられなかった子がいるのが
申し訳ないと思ってたんだよ。
だから、クラスが変わるときに、
みんなの似顔絵とメッセージ
を色紙に描いて渡したんだよ。
一人も置いていかないための、優しさだった。
そして、子どもたちへの愛だった。
未完だったからこそ、余白が残った。
その余白が、31年後の僕を動かしている。
🧑🏫 あの教室がなかったら
正直、あの一年がなかったら、
僕は教員になっていなかったと思う。
勉強が嫌いで、
できればずっと家で、
ゲームをしていたかった。
でも、あの教室だけは違った。
間違えても笑われなかった。
できなくても、置いていかれなかった。
あの教室がなかったら、
僕はきっと、
挑戦することを怖がる大人になっていた。
電話を切るとき…
僕
「この番号、登録してください。」
そう言うと、先生は
小4の担任の先生
「もう登録したよ。」
胸が、ぎゅっと締めつけられた。
31年経っても、
教え子は教え子のままだった。
✉ 教え子は、人生の財産
電話を切った後に、
先生から届いたメール(原文)。
これまでの人生の中で様々な経験
をしてきたであろうに…
遠い小学校時代のことを
覚えていてくれることに、
とても嬉しくなりました。
教え子からの連絡は、
自分の人生の財産です!
ありがとう。
ぜひ、また連絡ください。
画面を見つめたまま、
しばらく動けなかった。
教員という仕事は、
すぐに成果が見える仕事じゃない。
でも、
31年後に電話がかかってくる。
こんな信じられないこともある仕事だ。
教員という仕事は、
子どもを育てる仕事じゃなく、
未来を育てる仕事。
本当に尊い仕事だと再確認できた。
🔥 先生の背中を追いかけて
気づけば僕は、先生と同じ仕事をしていた。
教壇に立ち、
生徒たちの成長の瞬間を待つ日々。
いつの間にか、
先生の年齢をとっくに追い越していた。
でも、追いつけた気はしない。
あの人のように、
生徒の人生を変える行動を、
僕はできているだろうか。
それでも、
あの背中を追いかけることが、
今の僕の原動力だ。
今度こそ、続きを書く✍️
31年間止まっていた物語が、
確実に動き出した。
これは挑戦じゃない。
31年越しの、約束だ。
31年前、先生が僕にくれた未来を、
今度は僕が、誰かに渡す。
今度は誰かを救う側に立つ。
学びが、義務じゃなくなる世界。
学びが、冒険になる世界。
あの教室で始まった物語は、
まだ終わっていない。
31年前、救われた一人の少年がいる。
その少年は、いま教壇に立っている。
今度は、僕の番だ。
ここから、本当の物語の第一章が始まる。
その物語の名前は
サンスーファンタジー。
📖 31年越しの約束は、
ここから始まります。
この記事を書いたことで、
31年前に止まっていた時間が、
再び動き始めました。
そして今──
先生と一人の教え子が紡ぐ物語。
【小説】
『先生、冒険の続きを。
〜31年目のサンスーファンタジー〜』
の連載をスタートしました。
この物語は、
この記事の”その先”を描いた物語です。
31年前の教室で始まった冒険は、
まだ終わっていませんでした。
マガジン 第1章『冒険への誘い』では、
プロローグ、第1章Lv1〜Lv10
を一気にお読みいただけます👇👇👇
あなたは、
「今日からいっしょに
冒険する仲間です」
さぁ、壮大で幻想的な、冒険の世界へ
ユーチ
