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実は誤解されている葬儀の常識 第3回お布施の封筒、1枚にまとめる?それとも分ける?


「お布施は20万円で」と言われたから、そのとおり包んだ。

なのに葬儀が終わってから「初七日の分がないんですが」と言われて、気まずい空気になってしまった。

こういうすれ違い、実はけっこうあるんです。

今日はその理由と、どうすれば防げるかという話をします。



■ お布施って、1枚の封筒とは限らない

お布施と聞くと、1枚の封筒にまとめて「お布施」と書いて渡すイメージがあるかもしれません。

実際そうしているお寺もあります。

でも私がいる地域だと、枕経・お通夜・葬儀・初七日みたいに、項目ごとに封筒を分けて、それぞれ名目と金額を書いて渡します。

正直、初めてこのやり方を知ったときは「そこまで細かく分けるんだ」と私自身も驚きました。



なんでわざわざ分けるのか

面倒に見えるかもしれませんが、これにはちゃんと理由があります。

封筒を分けて名目を書いておけば、「これはどこからどこまでの分なのか」がお互いはっきりするからです。

まとめて1枚で渡してしまうと、「葬儀の分だけのつもりだったのに、お寺側は満中陰まで含めてると思っていた」みたいな、噛み合わない話が出てきます。

どっちが悪いという話じゃなくて、単純に「範囲の確認不足」で起きてしまうんですよね。



1枚でまとめる場合は、これだけ確認して

お付き合いのあるお寺が「まとめて1枚でいいですよ」というスタイルなら、それはそれで全然問題ありません。

ただその場合は、渡す前に「これは初七日まで含んだ金額でしょうか」と、一言だけ聞いてみてください。

このひと言があるだけで、あとで困ることがだいぶ減ります。



■ 「お気持ちで」って言われても、聞いても大丈夫!

金額を聞くと失礼な気がして、遠慮してしまう方も多いです。

でも、あとあとのトラブルを避けるためにも、金額を尋ねること自体は全然失礼じゃありません。

実際、檀家として一律の金額を決めているお寺も多いですし、町内に住む檀家さんと町外の檀家さんとで金額を分けているお寺があったりもします。

このあたり、知らない方のほうが多い気がします。



最後に

お布施のやり方は、宗派やお寺、地域によって本当にバラバラです。

「これが正解」っていう一つの答えは、正直ありません。

だからこそ迷ったときは、遠慮せず担当の葬儀屋に聞いてみてください。

その土地に合ったやり方を、ちゃんと教えてくれるはずです。



次回は、戒名についての話をしようと思います。

「戒名ってお坊さんの言い値なの?」「位によって何が違うの?」

そのあたり、次回お話しします。

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