物語を「読める作品」から「残る作品」へ『Lost Light 失われた光』書籍出版へ【制作進捗・更新予定】’26/7/18

長く制作を続けてきた小説
「Lost Light 失われた光」が、いよいよ一冊の書籍になります。
Web上で連載してきた物語を、ただまとめて本にするのではありません。
文章の再校正、章構成の調整、挿絵、表紙、本文レイアウト、文字の大きさ、余白、紙面での読みやすさまで見直し、書籍として新しく組み直しています。
画面をスクロールして読むWeb小説と、ページをめくりながら読む本では、物語の呼吸が異なります。
今回の出版では、その違いを大切にしました。
鏡から始まる、時を越えた物語
現代の高校生・壹真(かずま=いっしん)は、遺跡の発掘現場で欠けた古代鏡を発見します。
鏡に触れた瞬間、彼は邪馬台国の時代へと転移してしまう。
そこで出会うのは、やがて卑弥呼となる日向姫(ひむかひめ)と、後に国を継ぐ少女・壹與(いよ)。
現代に残された小春は、壹真を取り戻すため、文献と伝承の中から時空を越える方法を探し続けます。
過去と現在。
歴史と伝説。
恋と別れ。
そして、誰かを思う祈り。
「Lost Light 失われた光」は、邪馬台国を舞台にした歴史ファンタジーであると同時に、時代を越えて交差する人々の感情を描いた物語です。
書籍版で見直したこと
書籍化にあたり、物語全体を改めて読み返しました。
特に力を入れたのは、物語後半です。
日向姫の運命。(第9話)
十三歳で即位する壹與。(第10話)
十六歳となった壹與が下す決断。(第11話)
そして、現代で壹真を待ち続ける小春。(第12話)
Web版では更新ごとの勢いを大切にしていますが、書籍版では、第1話から最終話までを一つの長編として読んだときに、伏線や感情の流れが自然につながるよう調整しています。
登場人物の言葉や沈黙、鏡や光が持つ意味についても、細部を見直しました。
大きく物語を変えるのではなく、もともと作品の中にあった感情が、より深く届くように磨いています。
紙面デザインも作品の一部として
章の始まりには、章番号、章タイトル、そして一行の短い言葉を配置しています。
章番号は強く印象づける。
章タイトルは読ませる。
一行コピーは、物語の入口で静かに囁く。
そんな関係を意識して設計しました。
各章の扉には、物語を象徴するイラストも収録しています。
鏡を発見する瞬間。(第1話)
古代の宮殿。(第2話)
夜の祭殿。(第4話)
雨の庭。(第7話)
壹與の即位。(第10話)
時空転移。(第11話)
そして現代へ。(第12話)
本文を読む前に、その章の空気を感じてもらえるような構成です。
書籍は「物語を固定する装置」
Web上の作品は、いつでも修正でき、更新できます。
それはデジタル作品の大きな魅力です。
一方で、書籍には、その時点で完成した作品を形として残す役割があります。
ページ数、紙の手触り、文字の並び、表紙、背表紙。
それらすべてを含めて、一つの作品になる。
「Lost Light 失われた光」は、小説だけで完結するプロジェクトではありません。
物語から音楽が生まれ、音楽から映像が生まれ、映像から再び物語の情景が広がっていく。
今回の書籍出版は、
その中心となる物語を、確かな形に固定する作業でもあります。

A5版(14.81 x 2.24 x 21.01 cm)
373ページ
ISBN 978-4-8246-1182-6
発行:Sumi Kazama Project
Amazon.co.jpでの価格:3,200円(税込3,520円)
今後の公開・リリース予定
7月15日
物語はいよいよ終盤へ入ります。
邪馬台国を支えてきた日向姫に、大きな運命の時が訪れます。
7月17日
書籍版『Lost Light 失われた光』発売
Amazonへのリンク
Web版とは異なる、書籍用に再構成・再校正した完全版です。
表紙、章扉、挿絵、本文デザインを含め、一冊の作品として仕上げています。
7月24日
クラシック音楽の作曲技法であるフーガとEDMとが融合し、
異なる時代と音楽構造が交差する、物語世界と連動した作品です。
7月24日
EP「Transit」プレセーブ開始
8月28日
EP「Transit」配信開始
ジャズの響きを取り入れた、新しいIYOの音楽。
過去から現代へ、静止から移動へ。
物語が次の場所へ進んでいく感覚を音で表現しています。
9月15日
シングル「Witness プレセーブ開始
10月15日
Web版・多言語版完結予定
日本語、英語、フランス語、ドイツ語による物語の完結を予定しています。
10月23日
シングル「Witness 配信開始
物語の最終章と結びつく音楽作品です。
すべてを見届けた者の記憶と、失われなかった光を描きます。
壹真と小春の微妙な関係。
お互いどう向き合って行くのでしょうか。
書籍と音楽を同時に作る理由
小説を読んだあと、音楽を聴く。
音楽を聴いたあと、もう一度物語を読む。
すると、同じ場面でも見え方が変わります。
登場人物の声や、風景の色、言葉にならなかった感情まで、音楽によって補われていくことがあります。
「Lost Light 失われた光」では、書籍、音楽、映像を別々の宣伝物として扱うのではなく、すべてを同じ世界の一部として制作しています。
書籍は物語の核。
音楽は登場人物の感情や心を表現する。
映像(MV)は、その世界を一瞬で見せる窓口。
それぞれが独立しながら、互いを照らす作品作りを目指しています。
68歳からの、新しい出版
Sumi Kazama Projectのプロジェクトチームリーダ・金子寛昭がインターネット放送局「天草テレビ」を始めたのは、2001年でした。
天草に帰郷する前は東京の広告代理店「電通」に勤務。
そして退職後、地域から世界へ情報を発信することを目指し、映像やWebを中心に活動してきました。
それから25年。
今度はAIを活用しながら、新規事業分野の小説、音楽、映像を組み合わせた作品制作に取り組んでいます。
最新技術を使っていますが、最後に残したいものは、とても昔ながらのアナログ的なものです。
一冊の本。
一枚の音盤。
そして、誰かの記憶に残る物語。
デジタルで広げ、書籍と音楽で歴史に固定する。
「Lost Light 失われた光」の出版は、その新しい段階の始まりです。
ここまで制作を見守ってくださった皆さま、本当にありがとうございます。
物語は、まもなく書籍という形で皆さまのもとへ向かいます。
そしてWeb版では、書籍発売後も最終話に向けて物語が続いていきます。
壹真は現代へ戻れるのか。
小春の声は、時を越えて届くのか。
壹與は何を選び、何を未来へ残すのか。
最後まで見届けていただければ幸いです。
「Lost Light 失われた光」
著者・音楽制作:風間澄海 / Sumi Kazama
Apple Music/Spotifyほか各音楽配信サービスにて関連作品配信中。


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*本作品の楽曲・歌詞は、著作者による創作的関与を前提に、JASRACへ作品届を提出し管理されています。
The music and lyrics are registered with JASRAC based on the creator’s human creative contribution.
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【Lost Light – IYO Global MV Project 制作ノート】 小説・EDM・AI映像・多言語展開を、企画・演出・制…
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