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二十四節気〜雨水(うすい)〜|ゆるく学ぶウェルビーイング

こんにちは。シアフルの開発チームです。
立春の次にやってくるのが、雨水(うすい)。この連載を通じて、この季節のことを初めて知りました。

雪が雨に変わり、氷がとけ始めるころ」。
そう聞くと、一気に身近になります。空から降るものが、雪ではなく雨に変わっていく。それだけの違いですが、着実に春が訪れている感じがします。


雨水(うすい)

雨水は、毎年2月19日ごろから3月5日ごろまで。二十四節気の2番目です。

二十四節気をさらに細分化した七十二候では、「草木萌動(そうもくほうどうす)」という言葉が出てきます。少し難しい響きですが、読んでみるとそのままの意味。草や木が芽吹き始める、ということです。

この「萌動」という言葉が、個人的には印象に残りました。大きな変化というより、静かな始まり。目に見えるほどではないけれど、確実に動き出している感じがします。

雨水の時期には、「獺祭魚(たつうおをまつる)」という候もあります。カワウソが捕った魚を並べる様子から来ているそうです。有名なお酒の名前がここから来ていると知って、ひとつ勉強になりました。

雨水は、派手な節目ではありません。でも、雪が雨に変わる。その小さな変化を暦として切り取っているところに、昔の人の視点の細やかさを感じます。


現代における雨水

今回参考にしている手作り二十四節気の中でも、山々に梅の花が咲いているイラストが描かれています。筆者も和歌山に縁があるのですが、この時期、日差しが少し増えて、梅が咲き始めます。

そして蜂。

蜂がしっかり飛んでくれると、受粉が進み、花は実へとつながっていきます。寒い日が続くと、蜂はなかなか飛んでくれず、梅の実りにも影響が出る。気温、虫、花。自然の営みのそれぞれがきちんとつながっていることを実感します。

本の中に出てきた「三寒四温」という言葉も、あらためて考えさせられました。三日寒くて、四日あたたかい。きれいに半分ではなく、少しだけあたたかい側に傾いている。3と4という同一でない数字で季節を表すところが、なんだかいいなと思いました。

一直線に春になるのではなく、揺れながら進む。
私たちの気分も、似ていませんか。あたたかい日があると少し前向きになり、寒さが戻ると、また少し縮こまる。その繰り返しです。


ウェルビーイング的、雨水

雨水をウェルビーイング的文脈で読み解くなら、心と体がゆっくりとあたたまってほぐれていく時期、でしょうか。

いきなり心と体も春モードになるわけではない。寒さもまだ残っている。でも、少しずつ緩んでいく。三寒四温のように、揺れながら進んでいく。

気分が上がる日もあれば、そうでない日もある。そのどちらも含めて、移り変わっていく季節とウェルビーイングが連動するものだと考えると、少しだけ肩の力が抜けます。

ちょっとずつ、春に向けて支度をしていけばいい。
雨の日は、心を落ち着ける時間を作ってもいい。

雨水は、そんな節気なのかもしれません。


今こそやりたい、季節のアクティビティ

本の中では、ワク布巾づくりが紹介されていました。刺し子を施した可愛らしい布巾が「花布巾」ですが、その枠だけを縫い合わせて作る、シンプルで実用的な布巾です。

刺し子を完璧にやらなくてもいい。まずは布巾として使えるものを作る。それで窓を拭いて、暮らしを整えていく。

季節の変わり目に、「拭く」という行為は、意外としっくりきますね。

  • 窓を拭いて、光の入り方を確かめてみる

  • 台所の布巾を新しくしてみる

  • 雨の日に、あえて外の空気を吸ってみる

  • 梅の花を探しに、少し歩いてみる

どれも大きなことではありません。でも、少し湿り気を帯びた空気の中で行うと、いつもと違う感覚があるかもしれません。

雨水は、春に向かう途中の時間。
あなたにとっては、どんな「ほどけ方」をしている季節でしょうか。


私は、個人経営の喫茶店に行ってみました

寒い風の吹く休日でした。
用事を作って外に出て、待ち合わせまで少し時間がありました。

どこかで一息つこうと思ったものの、お昼どき。チェーン店のカフェはどこもいっぱいです。
普段なら、空いていそうな別のチェーン店を探します。知らないお店に入るのは、なんとなく落ち着かないからです。

でも今回は、この連載のことが頭にありました。
今年は、新しいことを勉強する一年にしようと思っていたことも、ふと思い出しました。

近くにあった個人経営の喫茶店に、入ってみることにしました。

扉を開けると、少し暗めの照明。
カウンター越しに、マスターと常連さんが話しています。

席に座り、ブレンドコーヒーとランチを注文しました。
外は冷たい空気でしたが、店の中はあたたかく、湯気の立つカップを持っていると落ち着きます。

そのまま長居をしてしまい、二杯目はストレートコーヒーにしました。
豆の種類や味の特徴も教えてもらいましたが、今ではもう覚えていません。

ただ、あの時間の暖かさは、なんとなく残っています。

雨水は、雪が雨に変わるころ。
大きな変化ではないけれど、少しだけ季節が動くタイミングです。

あの日の喫茶店も、そんな小さな動きのひとつだったのかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました。ウェルビーイングのための記事をこれからも発信していきますので、よろしければフォローしてくださいね。