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「ポジティブはスキル」〜能天気になれない私が、子どものために前向きを演じ続けた理由〜


TVerを見ていたら、大好きなメイクアップアーティストの小田切ヒロさんが出ていた。
デパコスだけでなくプチプラも紹介してくれるから親近感があって好きだ。
独特なキャラも大好きだが、なにより、その前向きな言葉に励まされる。

番組は出演者のお悩みに合わせてメイクを教えていくという内容だった。
最後に、先生は元から前向きだったのか?どうしてそんなにポジティブなんだ?という趣旨の質問が飛び、
小田切ヒロ先生はこう答えた。

「わたくし、ポジティブはスキルだと思っております」

ハッとした。

「ポジティブはスキル」

先生は何度か繰り返し言った。
その度に私の心に刻まれるようだった。

番組のエンディングが流れるとき、
ふと、私はディズニー&ピクサー映画『インサイド・ヘッド2』のヨロコビのセリフを思い出した。

いつもニコニコ笑顔で前向きなことしか言わないヨロコビが、突然キレたシーン。

ヨロコビの
「何よ!不満を言うだけなら簡単でいいわよね!!」
「私はいつも、ライリーのために必死で『大丈夫』って思おうとしてるの!!」
「私がどんな気持ちでいつも前向きでいると思ってんの!?」
という叫び。

「いつもニコニコして脳天気」に見える裏には、
膨大なエネルギーと選択があるという描写だ。

娘と映画館で観た時、このシーンが衝撃的で忘れられなかった。


私は、ずっと基本ネガティブだ。
ダメ元でやって、できたらラッキーみたいな感じ。
先回りして心配して、リスク管理をしているつもりだった。

でも、薄々気づいていた。
ネガティブの方が楽だということ。
後で傷つかないし、疲れない。
溢れ出る感情のまま、思いつくままに話していい。
遠回しに私が一番大変だと主張できる。


でも、子どもにそんな風になってほしくなかった。
ポジティブに、心が豊かでしなやかな子になってほしかったから、

私は当たり前に楽しい毎日を送ってる風にしてみた。

でもすぐ言い訳や文句を探してしまう
今でも少しそう。

ポジティブは、ネガティブな事実を一度自分の中に落とし込んで変換して出さなきゃいけない。
難しい。
本当の能天気ではやっていけない。

子どもたちへの演出のために始めたポジティブ(仮)だったが、
意識し出したら、本当にポジティブが見えてきたし、
私はポジティブを話している自分の方が好きだ。

子どもたちには、明るい未来を。
大人はいいな、と思って欲しい。
いつかもっともっと自由に羽ばたいて欲しいから
今その準備のお手伝いができたらいいな。

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