Netflix BOYFRIEND2|恋愛リアリティを超えた“尊い時間”を語る感想コラム
Netflixで配信されている恋愛リアリティ番組
「ボーイフレンド」シーズン2を観て、
改めて“恋愛に向き合う時間”の尊さについて考えさせられました。
本作は、日本発のボーイズラブ恋愛リアリティとして
注目を集めた前作から季節を変え、
冬の北海道を舞台に、男性メンバーたちが
共同生活を送りながら恋や友情を育んでいく作品です。
メンバーたちは生活を共にするだけでなく、
コーヒートラックを運営する中で少しずつ本音を見せ合い、
人間関係を構築していきます。
【短いけど濃密な green room 】
恋愛リアリティ番組のように、
恋愛だけに集中できる時間は現実ではなかなか持てないものです。
だからこそ、短い期間であっても「真実の愛かもしれない」と
思えるほど濃い感情が生まれるのだと感じました。
自分の中の恋心に気付いた瞬間、静かな嫉妬心、
恋をあきらめながらも仲間を応援する切ない姿。
恋愛のきらめきだけではなく、
揺れ動く心そのものが丁寧に映し出されていました。
関西人バリバリの私は、
「もっとハッキリ言えばいいのに」
「もどかしいなぁ」
「そこ沈黙なんや、ツッコミどころやのに~」と、
外野らしいヤジを心の中で飛ばしながら楽しませてもらいました。
そんな自分の感情も含めて、恋愛の多面性を感じられる時間でした。
“尊い”悩みながら向き合い成長する姿
男の子たちが家族へのカミングアウトに悩みながら向き合っていく姿は、
単なる恋愛リアリティの枠を超え、
LGBTQ+への理解を深めると同時に、
“人と人が愛し合うこと”そのものを考えさせてくれる
尊い時間だったと思います。
さまざまな経験をしてきたからこそ、
誰かを愛することや、愛されることの重みを
大切にしているようにも感じました。
筆者が伝えたい親心
そしてこれは、ボーイズたちや、
ジェンダーのことに限らず、何かしらの
カミングアウトに悩んでいる若い世代に、
私が勝手に伝えたい言葉です。
まだ固定観念が残る世の中だからこそ、
「どんな子を連れてくるのかな」(異性を連れてくる前提)や、
「孫の顔がいつか見たい」と、
つい口にしてしまう家族もいると思います。
でも、それは決して悪気からではないことも多いのではないでしょうか。
私の娘は幼い頃、プリキュアではなく仮面ライダーが大好きでした。
そのとき私は、もしかしたらこの子は自分のジェンダーについて
悩む日が来るのかもしれない、と考えました。
そして行き着いた答えはとてもシンプルでした。
「一番の味方になればいいんや」ということです。
次に息子を出産したときも、
「もし女の子になりたいって言われたら、
一緒にメイクして、一緒に可愛い女の子になろう」
そんな気持ちで子育てをしてきました。
親に言えないという悩みを、
できるだけ最初から取り除いてあげたかったからです。
でも、もし私がそう思うのがもう少し遅くて、
子どもたちが成人してからだったなら、
「孫の顔がいつか見たいなぁ」と
何気なくつぶやいていたかもしれません。
それでも、そこにあるのはやっぱり
子どもの幸せを願う愛なのだと思います。
ただ少しだけ、古い教科書のままの愛しか
知らなかっただけなのかもしれません。
どうか、カミングアウトする側も、
される側も、どちらの愛も届きますように。
そして、誰を愛しても【カミングアウト】という言葉が、
いつかなくなる日が来ますように。
「ボーイフレンド」シーズン2を観た方がいらっしゃったら、ぜひあなたのお気に入りのシーンもコメントで教えてください。同じ作品でも、感じ方の違いを知る時間もまた楽しみのひとつです。
