同人オタクが新人女子プロレスラーにハマった話 第七話『オタク、推しと洗礼を浴びるってよ(Day2編)』
こんにちは。さんせ三世です🌺
(※この記事は「仕事帰りのSTARDOMは楽しいか?楽しいだろうなあ…楽しいに決まってんだろ!」第六話の続きです。Day1編はこちらから⬇️)
■ Day2:AZM選手 vs 金屋あんね選手、その前に
大阪二日目。
この日のカードを見たとき、いちオタクとしてまず目を疑いました。
AZM vs 金屋あんね
あんね選手のシングルマッチ経験は、これまで
• デビュー戦の相手である水森由菜選手
• 吏南選手
• 浜辺纏選手
そして四人目のシングル相手が、なんと「Neo Genesis」の司令塔AZM選手。
ハイスピード戦線の象徴であり、現時点でSTARDOM最長所属という「団体の歴史そのもの」みたいな存在で、いまや完全に超メイン級レスラーといっていい選手です。
しかもついこのあいだまでIWGP STRONG女子王座を保持していて、上谷沙弥選手の持つワールド・オブ・スターダム王座とのダブルタイトルマッチで後楽園ホールをソールドアウト。
2025年の5★STARでも準優勝。
「ハイスピードの看板選手」どころか「いまのSTARDOMを語るうえで絶対に外せない人」とシングルをやる、というカードでした。
新人が踏み台にされる相手でもなければ、
「経験積ませ要員」なんかでもない。
むしろ“照明の当て方”を間違えたら一瞬で呑み込まれかねない相手。
……ただ、このシングルマッチにはしっかりとした火種がありました。
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■ "生意気事件"──すべては1.11後楽園ホールから始まった
話は、1.11後楽園ホール大会にさかのぼります。
その日のカードのひとつがこちら。
◆3WAYバトル
AZM vs 向後桃 vs 金屋あんね
向後桃選手も、これまでのハイスピード戦線に大きな爪痕を残してきた存在。
現行の戦線を語るうえで、名前を外せないレスラーの一人です。
そこで起きたのが、まさかの──
連携拒否。
あんね選手が、AZM選手との連携をスッと拒否してしまうシーンがありました。
その瞬間、AZM選手のなかで怒りのスイッチがカチッと入りました。
「おい、クソ新人!!!」
そこからは……
ドロップキック、破壊力抜群の蹴り、蹴り、蹴り。
怒涛のAZMパイセン式大洗礼。
さらにあんね選手は負けじとAZM選手が向後選手をフォールした瞬間を狙って欲張ると、二人まとめて丸め込みフォールを仕掛けたり、「舐めんなコラ!」とドロップキックを叩き込んだり。
あんね選手お得意の"コーナーを蹴ってリング内へ戻ってくる"トリッキーなムーブや、ダブル・ブルドッキングヘッドロックまで飛び出す、三者三様カオスな試合展開になっていきました。
途中からは、AZM選手&向後選手のハイスピードコンビとそこに噛みつくあんね選手、という図式に。
あんね選手が今度は連携を促そうとした瞬間、
逆にAZM選手が襲いかかり、そのまま向後選手に向かおうとしたあんね選手をブロック。
最後はあずみ寿司であんね選手からスリーカウント。
試合後はAZM選手があんね選手のほっぺたをむぎゅっとつねってお灸を据えるなど、“パイセン”らしさ全開のフィニッシュでした。
【💫試合結果💫】
— スターダム✪STARDOM (@wwr_stardom) January 11, 2026
スターダム旗揚げ15周年記念シリーズ NEW YEAR STARS 2026 in KORAKUEN DAY2(1.11)
2026年1月11日(日)
東京・後楽園ホール
◆3WAYバトル
○AZM(5分54秒、あずみ寿司)●金屋あんね
※もう一人は、向後桃
公式サイトで試合速報中❗️https://t.co/wn4UIWCVDw pic.twitter.com/xHsKB6rbV2
もともとこの試合は、
伊藤ちゃんの電撃移籍や対戦相手の負傷などでカード変更が重なり、当日に3WAYマッチとして形になった一戦。
にもかかわらず、試合内容はかなりのクオリティで、
実況の村田晴郎アナと解説の大江慎さんも
大江さん「(あんね選手は)意外な方向で可能性を感じますよね」
村田アナ「これは楽しみですね。とても楽しみです」
とコメント。
ハイスピードのど真ん中で、あんね選手の“異物感込みの可能性”が浮かび上がった試合でした。
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■ 「アワティーハーティーで、でーじなってるさあ」の犯行動機
バックステージコメントで、あんね選手はこう振り返ります。
【1.11 後楽園大会試合後コメント】
— STARDOM WORLD (@stardomworld) January 11, 2026
金屋あんね「今日で二人の動き研究させていただいたので、次はコモモさん、AZMさんあなたからスリー取りますよ!それまで金屋は走るぞ!ハイスピードで走るぞ!」 pic.twitter.com/NY8usSbNSQ
「二人の動きが速すぎて、アワティーハーティーで、でーじなってるさあ(大慌てで大変だ)と思って……」
つまり犯行動機は「テンパってたから」
(※完全に誉め言葉の意味での“犯行”です)
そのうえで……
「今度はスリーカウントを取りますよ!」
と、しっかり宣戦布告。
最後には、ハイスピードで突っ走ると意気込み……
「走え〜ゴンゴン」と、BEGINの比嘉栄昇さんが歌っていたご当地ソングを口ずさみながら、
沖縄感満載でバクステを去っていきました。
……が。
その“連携拒否”の代償は、決して軽くありませんでした。
この試合のあと、AZM選手のバクステコメントは上がらず。
代わりに大阪Day2の当日朝、Xにこんなポストだけが静かに残されます。
わたしは後楽園ホールでの、出来事。
— AZM (あずみ) (@azumikan1411) January 17, 2026
まだ怒ってますよ☺️
#STARDOM https://t.co/dTwqoWdhHP
この「☺️」が逆に怖いのなんの。
アワティーハーティーでがちまい(大慌ての食いしん坊)だったあんね選手に、AZM選手はまだ本気で怒っている。
STARDOM最長所属であり、「誰よりもSTARDOMを見てきた女」とも言えるAZM選手を怒らせるのは──一番やってはいけないやつだと、私は知っていました。
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■ 少し昔の「暴君パイセン」の話をしよう
ここで、少しだけ昔話を。
AZM選手は、その二つ名「パイセン」の由来の一つでもある
“あずみ軍団”というユニットを、弱冠14歳で率いていた時期があります。
その頃のAZM選手は、今からは想像もつかないくらいの完全なる暴君でした。
• 後にWWEで活躍する宝城カイリ選手(現カイリ・セイン)を、平然と顎で使う
• 後に大江戸隊(現H.A.T.E.)の長となる刀羅ナツコ選手に対し……「私のメロンパンを勝手に食べたから戦え」という理由で、ナツコ選手のデビュー戦を勝手に決める
……などなど、エピソードを並べるだけで
「いや、ほんとに中学生か……?」
と、頭を抱えたくなるような“オラオラ時代”を経ています。
そこから年月を経て、
いまの“愛されるパイセン”“頼れるスターダムの象徴”になったわけですが──
怒らせるとマジで怖い、という根っこのところはきっと変わっていません。
そんな人の逆鱗に、うっかり触れてしまったクソ新人(AZM選手談)・金屋あんね。
そして、その二人のシングルが大阪二日目に組まれた、というわけです。
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■ 座席問題ふたたび:今度はAZM選手側コーナー
ここで、もう一つ個人的に大きな問題がありました。
第四話で書いた
「あんね選手ボードを持っていたのに、座席がまさかのNeo Genesis側コーナーだった事件」。
あのとき、試合中AZM選手に👍🏻サインをいただいたあの“コーナー違い事件”です。
今回の二日間のチケットを見比べてみると──
Day2の座席、完全にAZM選手側コーナー。
「──終わった」
と思いました。マジで。
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■大ビビりの筆者 「もう怖いねん!うちわ持って!!」
とはいえ、一人でビビってるわけにもいきません。
第四話にも登場した、推しボードを一緒に制作してくれて、家にも遊びに行かせてもらった友人と待ち合わせ。
一緒に会場入りしつつ、開口一番にこう言いました。
「もう怖いねん!うちわ持って!!」
完全に巻き込み事故。
推しうちわを友人に託し、
「もし目が合っても、これはあの人のうちわです」という心の保険をかけようとする卑怯者・さんせ三世。
しかし。
大会開始直前にヒットする相羽あいなさんの「S.T.D.M.」が鳴って、対戦カードが読み上げられていくうちに、だんだん頭がおかしくなってきまして。
「(……いや待って?
ここでビビってどうすんの?
今日AZM選手vs あんね選手だよ??
ここで出さなきゃ一生“初レス”こないよ???)」
「第一試合 シングルマッチ AZM vs. 金屋あんね」
と、読み上げられた瞬間──
「いや!!!やっぱ持つ!!!」
と、友人の手から推しうちわを強奪していました。
(マジでなんやねん、さんせ三世)
こうして、AZM選手の逆鱗を一度踏み抜いてしまったクソ新人(AZM選手談)のファンとして、しかもAZM側コーナーで推しうちわを掲げる覚悟を決めた状態で
「AZM vs 金屋あんね」
ハイスピードの“象徴”と“これから”が正面衝突するシングルマッチのゴングを待つことになったのです。
■ 二日連続“抜扇”チャレンジと、はっきり残った「指さし」
【1.18 大阪大会生配信中‼️】
— STARDOM WORLD (@stardomworld) January 18, 2026
第1試合 シングルマッチ
金屋あんねの入場 pic.twitter.com/hOWul4MiRE
そんなこんなでビビり散らかしながらも、この日も例の推しうちわをトートからそっと取り出して、“抜扇”のタイミングをうかがっていました。
Day1では冷静になった時「たぶん見てくれた……気がする」レベルの幻みたいなレスだったのに対して、Day2はもう最初からガチ勝負です。
だって相手、AZM選手ですよ。査定の日なんですよ。
あんね選手がリングイン。ぐるっと場内を見回して、対角線上の青コーナー側に近づいてきて──
「今しかないやろ!!!!」
って、ほぼ反射でうちわを顔の横にブンッて掲げた、その瞬間です。
あんね選手の顔がこっちにスッと向いて、
笑ったまま ピッて指さした方向が、完全にこっち側の列。しかも視線上。
あんね選手...うちわに気付いてくれました...!
— さんせ三世🌅 (@Sunset_luminous) January 18, 2026
今度はちゃんと明確にレスもらいました...!
大変ぶれていますが必ず描きます!!!
ただ今は一言言わせてください...ありがとうございまづ!!!🌺#金屋あんね pic.twitter.com/01Y0ptSjto
え? は?????????
◆心の中の私
「いやいやいやいや、落ち着け私。
指さしレスなんて簡単に自分に都合よく解釈するな。
そういうダルいオタク思考が一番危ないってわかってるでしょ?」
◆現実の私
「いやでも指の延長線上にうちわあるんですけど!?!?!?」
っていう、冷静なツッコミ役と情緒ぶっ壊れオタクが同時に喋り出して、頭の中がカオスになりました。
あとで写真を見返してみたら、
・うちわを上げる私のいるブロックの方向を見て
・その高さのラインでピタッと指さして
・そのまま左右に腕を振り、流れていく
っていう一連の流れが、ちゃんと残ってて。
さらに配信のアーカイブを見直したら、上からのカメラでもちょうどそのタイミングであんね選手がこっち指さして向いてるのが映ってるんですよ。やめてくれ、心臓がもたん。
もちろん、昨日に引き続き
「前から○列目であのうちわ振ってたオタク=私です!」
とまでは言いません。言えません。
でも少なくとも、あの瞬間あんね選手の視界のどこかに、私のうちわは入ってたんだろうなって思えるくらいの証拠は揃っちゃっていて。
Day1の「0.5秒の幻レス」に続いて、Day2は
「いやこれもう、“幻”って言い張るには無理あるだろ……?」
ってレベルのレスっぽい瞬間をもらってしまい、
パイセンの査定が始まる前から、こっちのメンタルだけ先に限界突破していました。
そんな、うちわ一つでオタクの感情がフルスロットルになった状態のまま、いよいよゴング。
ここから先は、後楽園での“生意気事件”の精算と、AZM選手《パイセン》によるガチガチの査定タイムに入っていきます──。
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■ DAY2・試合ざっくり振り返り(“パイセン査定”編)
この試合は、STARDOM公式YouTubeチャンネルで第1試合として無料公開されています。
技名や細かい攻防は、ぜひ上記から実際の映像で追いかけてほしいので、ここではいちオタクの目線での“パイセン査定”という切り口から、ざっくり振り返っていきます
ゴング前、あんね選手はロープ際で
「AZMさん、お願いします!」とクリーンな握手を求めます。
……が、その手は容赦なく蹴り飛ばされる。
開幕からあんね選手をロープに追い込んだAZM選手が、ほっぺたや髪をぐにぐに引っ張ったり、ロープに振りいきなりアームホイップの応酬。ドロップキックで沈んだあんね選手の顔面を踏みつけた瞬間、客席からブーイング。
ここでパイセン、マイクも使わず口だけで一言。
「お前ら知らねぇのかよ!
バカにしやがったんだよコイツ、後楽園で!」
その瞬間、会場にフフッと察しの笑いが広がります。
「なるほど、今日は“パイセン査定《やき入れ》”の日か……」
そんな空気が一気にリングと客席を包みました。
そこからは、サッカーボールキック連発 → キャメルクラッチと、とにかく新人教育フルコースみたいな攻め。
たまらず「ごめんなさいごめんなさい!!」と叫ぶあんね選手。
キャメルクラッチを極められた際「オマエさ、先輩って呼べるのか?」と、AZM選手が聞くと……「嫌だ!!」
──思い切り極められてしまいます。そらそう。それは本当にそう。
「誰だよ教育したヤツ!?」
と、AZM選手はセコンドをしていた水森由菜選手へパイセンは牙をむきます。エルボーを浴びせては押さえ込み、逃げればすぐ捕まえる。
それでも、あんね選手も黙ってはいません。
ドロップキックで反撃し、予告してからのボディスラムを狙おうとすると、さすがにパワー差でこらえられるものの、逆片エビ固めを思い切り絞り込んで返したり、
コーナーに追い込んでの串刺しエルボー → ブルドッキングヘッドロックを仕掛けようとするなど、持てる引き出しを全部ぶつけていく。
AZM選手の至近距離フットスタンプやミサイルキック、
フィニッシュ宣言からのダイビングフットスタンプも、
ギリギリでかわしてみせるあんね選手。
しかし、そのたびに返ってくるのは
「ふざけんな!」のドロップキックと「なめんな!」のブレーンバスター。
終盤は、ハイキックをかわしての丸め込み、そこからさらに丸め返しの連続と、一瞬どちらが勝ってもおかしくないスリリングな丸め込み合戦に。
最後は、あずみ寿司を切り返したあんね選手を、
AZM選手がもう一段階上からひっくり返し、
そこからヌメロ・ウノ(腕固め)に移行してタップアウト。
【💫試合結果💫】
— スターダム✪STARDOM (@wwr_stardom) January 18, 2026
スターダム旗揚げ15周年記念シリーズ NEW YEAR STARS 2026 in OSAKA DAY2
2026年1月18日(日)
エディオンアリーナ大阪 第2競技場
◆シングルマッチ
○AZM(8分16秒、ヌメロ・ウノ)●金屋あんね
公式サイトで試合速報中❗️https://t.co/hpIjU72dSn pic.twitter.com/Bn58Wh0yG9
「生意気新人・金屋あんね、パイセン査定1次試験終了」
──そんなふうに感じさせる、
厳しさと期待が同時に乗ったフィニッシュでした。
顔面踏みつけにブーイングが飛び、それを一瞬で「後楽園の続き」へと回収して笑いとあんね選手へ健闘の応援ムードに変え、なおかつ試合としてもガッツリ成立させるAZM選手。
その“査定の場”で、ボコボコにされながらも丸め込みとドロップキックで食らいついていったあんね選手。
ハイスピードの“現在”と、
そこに混ざりたい“新人の現在地”が、
たった一試合で全部見えるようなシングルマッチでした。
⸻
■ 試合後の二人と、オタクのメンタル
ギブアップを取られてマットに倒れ込んだあんね選手のところへ、すっとしゃがみ込むAZM選手。
何か短く言葉を交わしたあと、去り際にポン、ポン、ポンと頭を三回タッチし、リング中央へ戻って一礼。その場を後にしていきました。
その瞬間、自然と大きな拍手が起こります。
さっきまで顔面踏みつけでブーイングが飛び交っていたのに、最後はきちんとノーサイド。
パイセンがあの柔らかい表情で頭ポンポンしているのを見た瞬間、こちらはもう感情のダムが決壊しかけました。ずるいです、あれは。
バクステコメントも、どちらも刺さりました。
【1.18 大阪大会試合後コメント】
— STARDOM WORLD (@stardomworld) January 18, 2026
AZM「ゴッデスこの前負けてしまいましたけど、負けたから終わりじゃなくて、次に繋げるために私はまた光由と試行錯誤して改めて挑戦していきます」 pic.twitter.com/RZsNAZrXgY
まずはAZM選手。
「後楽園で生意気言ってきたから、今日はちょっと強めにいった」と笑いながら、
「でも、あんねのああいう生意気さ、私は好きですよ。
下の子が増えてきて、みんなに期待してるし、
私もまだ23歳だから、“新人くらい生意気”にSTARDOM突っ走っていきます」
と、語っていて。
さっきまで「誰だよ教育したヤツ!」と水森選手にも牙を剥いたパイセンと同一人物とは思えないくらい、しっかり“STARDOMのシンボル”の顔になっていました。
ゴッデス再挑戦の話まで含めて、まだまだ攻める気満々なのも、本当にかっこよかったです。
そもそもAZM選手って、先述しましたが……
・最近までIWGP STRONG女子王座を保持していて
・上谷沙弥選手とのダブルタイトルマッチで後楽園ソールドアウトさせて
・2025年の5★STARでは準優勝してる
っていう、「実績だけ見ても普通にバグってる側」の人なんですよね。
その人が、新人相手にあれだけ本気で“査定”して、最後はちゃんと頭ポンポンしてくれる。
だから今回のシングルは、結果も含めて余計にグッときたんだと思います。
【1.18 大阪大会試合後コメント】
— STARDOM WORLD (@stardomworld) January 18, 2026
金屋あんね「次やり返す時は 何でも切り返して、私がスリー取ってやるよ。そしてAZM先輩じゃなくて、私は"AZM!"って呼ぶからな!」 pic.twitter.com/2ZWAVAFOZL
対してあんね選手。
後楽園3WAYでのトラウマ級の洗礼を思い出しながら、
「今日はやり返すチャンスだと思って真っ向勝負で行ったんですけど……
強い、速い、パワー、全部すごい。あ〜悔しい〜!」
と素直に悔しがったあと
「次やり返す時は何でも切り返して、私がスリー取ってやるよ。そん時は“AZM先輩”じゃなくて、“AZM!”って呼ぶからな!」
と、宣言してくれるのが、あんね選手らしすぎて思わず笑ってしまうし、同時にグッときました。
「いいんだよ私なんて! クソ新人でいいんだよ!
絶対やるからな! やり返すかんな!」
で締め。負けん気全開のうちなー魂です。
筆者があんね選手に惹かれている一番の理由……そう、まさに、この“下克上を狙う生意気/貪欲/ひたむきさ”にやられているんだと思います。
試合後のポストも最高でした。
大阪大会DAY2
— 金屋あんね (@anne_stardom) January 18, 2026
ありがとうございました
後楽園の時はごめんなさい🙏
真っ向から向かったけど、やっぱり強すぎました…🥲
たくさんやられてしまったけど
私は生意気なんで!
何回でも立ち上がって
なんどでもやり返します!
あずみ!ありがとうございました!#STARDOM#金屋あんね pic.twitter.com/h6wv63aCoG
ちゃっかり「あずみ!」呼びに移行しているの、本当に強いです。
さっきまで「AZMさん」「AZM先輩」と呼んでいた新人が、一日で距離を詰めてくるの、最高にあんね選手。
そしてAZM選手も、Xでさらっと一言。
わたしより生意気になるんだぞ
— AZM (あずみ) (@azumikan1411) January 18, 2026
#STARDOM pic.twitter.com/gpdDoCRYL7
……もう、これに尽きるなと思いました。
かつて「あずみ軍団」で年上レスラーや大人たちを顎で使っていた、“生意気の権化”みたいなAZM選手が、
今は生意気な新人に「もっと生意気になれ」と背中を押している。
その感じが、私には“あずみ軍団ノリのアップデート版”みたいに思えて、余計にグッときたのかもしれません。
怒られて、しばかれて、それでも「生意気でいろ」と言われるバトン。
プロレスの系譜って、こういうところにギュッと詰まっているんだなと。
リング上でのエルボーも、顔面踏みつけも、最後の頭ポンポンも、全部ひっくるめて“優しさ”なんだと感じさせてくれた一試合でした。
⸻
■ 友人の一言で実感した「生え抜きのヤバさ」と、台風の訪れ
この試合が終わってから、友人と席で「いや〜エグかったな…」って話していたときに、ふいに一言。
「あんね選手ってさ。動きめっちゃすごくない?
どっか別の団体で修行してから来たタイプなん?
オカダ・カズチカとかプリンス・デヴィットみたいにさ」
って聞かれて。
「いや、生え抜き。
“金屋あんね”としてしか情報出てないよ」
とだけ返したら、友人がお口あんぐりで固まってました。
「え、あの完成度で“最初からスターダム”なん……?」って。
なんかそのリアクションが、いちオタクとしてめちゃくちゃ嬉しくて。
「でしょ?やばいでしょ?」ってドヤりたい気持ちをぐっとこらえつつ、心の中ではこっそりガッツポーズしてました。
「自分の推しのすごさが、ちゃんと他の人の目にも届いてるんだなあ」って実感できた、ささやかな幸せタイムでした。
そんなニヤニヤを噛みしめつつ、気持ちを切り替えて次の試合へ──。
……なんですが、この先はちょっとだけ本筋から横道にそれます。
Day2の大阪府立第二では、あんね選手vsAZM選手とは別軸で、もうひとつ忘れられない「台風」が吹き荒れていました。
そう、"伊藤ちゃん"こと伊藤麻希選手&古沢稀杏選手という、“世界一かわいい”と“サブミッション・ブラスト”が手を組んだカオスすぎるタッグ戦です。
ここから先は、本編の「オタクと金屋あんね」の物語から、少しだけスピンオフ的に──
『スターダムの台風』編として、伊藤ちゃん&稀杏選手タッグの話をさせてください。
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■ もうひとつの暴風域:伊藤ちゃん×稀杏選手タッグ戦
この日の大阪、もう一つ忘れちゃいけない“暴風域”がありました。
それが
さくらあや&玖麗さやか(通称:さくらら)
vs
ビー・プレストリー&姫ゆりあ(正規軍「STARS」タッグ)
vs
伊藤麻希&古沢稀杏
がぶつかる 3WAYタッグマッチ。
2.7大阪大会で組まれている「さくらあや選手 vs 伊藤麻希選手」の前哨戦でもあるカードです。
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■ 2.7大阪「かわいい戦争」の発火点は、1.11後楽園
そもそも、この大阪3WAYが2.7大阪「さくらあや vs 伊藤麻希」の前哨戦になったきっかけは、少し前──1.11後楽園ホール大会でした。
そう、あの「生意気新人」事件の同日です。
その日の第6試合は
伊藤麻希&安納サオリ vs さくらあや&玖麗さやか(通称:さくらら)
あんね選手が加入を志望しているコズエン同門タッグ同士に、よそ者・伊藤ちゃんが混ざる形でのカードです。
それもそのはず。この試合は
「伊藤麻希 スターダムデビュー戦」
【1.11 後楽園大会生配信中‼️】
— STARDOM WORLD (@stardomworld) January 11, 2026
第6試合
タッグマッチ伊藤麻希スターダムデビュー戦
伊藤麻希の入場 pic.twitter.com/gMomquO1mC
入場はもちろん “Brooklyn the Hole” を歌いながら、キラキラのマイクスタンド付きで客席を練り歩き。
でもコーナーに戻れば、安納サオリ選手の前では借りてきた猫みたいに「頑張りますッ!」とぺこぺこしてる、“スターダムの伊藤麻希”モード。
【1.11 後楽園大会生配信中‼】
— STARDOM WORLD (@stardomworld) January 11, 2026
🔥伊藤麻希のスターダム初戦!
◆タッグマッチ 伊藤麻希スターダムデビュー戦
安納サオリ&伊藤麻希 vs さくらあや&玖麗さやか pic.twitter.com/nFpN6ZJngb
試合中は、安納選手が「伊藤、行くぞ!」と呼んでのダブルビッグブーツが決まったかと思えば、伊藤ちゃんは「安納サオリー!押さえろー!」と逆に命令口調になって、中指立ててからのスタナー。
【1.11 後楽園大会生配信中‼】
— STARDOM WORLD (@stardomworld) January 11, 2026
伊藤麻希のスタナーが安納サオリに誤爆! pic.twitter.com/r8ugpbq0kE
ところがこれが味方の安納選手に誤爆してしまい、その隙をさくららに突かれて、玖麗選手のときめきスピアー → さくらっちで伊藤ちゃんが3カウント負け。
伊藤ちゃん、初陣からだいぶ“オチ担当”な黒星スタートでした。
そこからが本番です。
マイクを取ったさくら選手が、まさかの一喝。
「伊藤さん!スターダムにようこそ!……なんて思ってねーよッッ!!!!
今このスターダムのリングで一番強くてかわいいのは私なんだよッ!」
普段のさくら選手って、どっちかというと真面目で、まっすぐに感情を届けるタイプのマイクなんですよね。
「勝ちました、でもまだまだです」「ベビーが絶対にスターダムの景色を変えます!!」みたいな、誠実さがにじむコメントが多い印象で。
そんなさくら選手が、この日は完全に“ブチギレ狂犬モード”。
声も震えてるし、語尾は全部カタカナみたいな勢いで、「かわいさ」で正面から噛みつきにいくあの迫力には、正直こちらもビクッとしてしまいました。
というのも、この少し前にさくららは念願のNEW BLOODタッグ王座を戴冠したばかり。
「さあ、ここからチャンピオンとしてスターダムの“かわいい”と“強さ”を見せていくぞ」というタイミングで、いきなり伊藤ちゃんが電撃加入してきて「世界一かわいい」を名乗りながらリングを我が物顔で歩いてくるわけで……。
「宇宙一かわいい」中野たむさんの弟子として、その「世界一かわいい」宣言を見過ごせるはずもなく。
でも、だからといってここまで牙を剥くとは思っていなくて「さくら選手って、こんな顔もするんだ……!」って、画面越しにちょっと鳥肌が立つくらいでした。
その“狂犬モード”を正面から受けて、伊藤ちゃんはニヤニヤしながら……
「お前、おもしれーなあ。名はなんという?さくらあやか。いいだろう、この伊藤麻希とシングルマッチ、してみたいかい?」
と、さっき負けたばかりとは思えない完全に“上”からの口ぶりでシングルを提案。
さくら選手も負けずに──
「じゃあ2月7日!大阪のビッグマッチでどうだ!
そしてそのシングルマッチに私が勝ったら!
2度とこのスターダムのリングで“世界一かわいい”だなんてほざくなァァアッ!!!!」
と、魂の咆哮付きで条件を叩きつけます。
伊藤ちゃんは最後まで
「やってやろう!曲ッ!」
と、負け試合なのに自分のテーマ曲をかけさせて退場。
さくら選手の猛ツッコミを受けて最終的にさくら選手自身の曲に差し替わるまで、リングも空気も全部ひっくるめて、“試合には負けたけど勝負には勝った”みたいな形で、伊藤麻希ワールドが後楽園をジャックした一幕でした。
バックステージでも
【1.11 後楽園大会試合後コメント】
— STARDOM WORLD (@stardomworld) January 11, 2026
伊藤麻希「さくらあやと 大阪で シングルマッチをやる。負けたらスターダムで “世界一可愛いのは”と名乗れなくなるらしいけど、伊藤、全然勝つから問題ない。
あいつは世界一可愛いになんかなれない。あいつは ”神戸市一”可愛いの間違いだ」 pic.twitter.com/4Mk4MPQm1v
「さ、さ、さくらあや? ってヤツが面白かったからシングルをして“やっても”いいと思った!
アイツは世界一かわいくなんてなれない!神戸市一かわいいの間違いだ!」
と、さくら選手の名前はあやふやなのに出身地だけ把握している謎の尊大コメント。
対するさくら選手は……
【1.11 後楽園大会試合後コメント】
— STARDOM WORLD (@stardomworld) January 11, 2026
さくらあや「私たちは宇宙一可愛い人の弟子だぞ 負けるわけねえだろ!2.7 大阪のシングル 必ず勝ちます」
玖麗さやか「“私”が世界・宇宙も全部。銀河で一番強くて可愛い女としてやっていくのでさくらさんは世界一を狙ってください!」… pic.twitter.com/mTfgLiWN8u
「“世界一かわいい”? こっちは“宇宙一かわいい”人の弟子だぞ!負けるわけねーだろ!!!!」
と、中野たむ直伝のプライド全開。
その横で玖麗選手が──
「スターダムで一番強くてかわいいのは……さくらさん“かな”。でも銀河で一番かわいい女は私なので、さくらさんは世界一を狙ってください」
と、しれっと“宇宙・銀河一かわいい”宣言をかまして去っていくオチまでついて、後楽園は完全に「かわいさの覇権をめぐる銀河戦争」みたいな空気になっていました。
ちなみに、この「かわいい戦争」を語るうえで外せない共通点がもうひとつあって。
実は伊藤ちゃんも、さくらあや選手も、その師匠の中野たむ選手も、みんな『ミスiD』受賞者 なんです。
ミスiDというのは、講談社が主催する女の子向けオーディション企画で
名前の由来は「i(アイ)」+「Idol」+「Identity」。
いわゆる“顔面偏差値勝負のミスコン”ではなく、
・ちょっと不器用だったり
・生きづらさを抱えていたり
・でも誰にも似ていない「何か」を持っている
そんな女の子たちの個性ごと丸っと評価するプロジェクトです。
そのミスiDで、
・伊藤ちゃんは ミスiD2015・佐久間宣行賞 を受賞。
・さくらあや選手は、女優・モデル時代に ミスiD2020 受賞。
・そして“宇宙一かわいい”本人である中野たむ選手も、ミスiD2019受賞者。
だからあの「世界一かわいい」vs「宇宙一かわいい」「銀河一かわいい」みたいなやり取りは、ただのノリじゃなくて……
「ミスiD出身者たちの「かわいさ」と「アイデンティティ」が正面衝突してる」 っていう、
ある意味めちゃくちゃ由緒正しい(?)マウント合戦でもあるわけです。
──そんな1.11後楽園での“かわいい戦争”の延長線上にあったのが、大阪Day2で組まれた伊藤麻希&古沢稀杏 vs さくらら vs STARSの3WAYタッグ。
ここから先は、その「スターダムの台風」3WAYタッグを、現地オタク目線でざっくり振り返っていきます。
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■ 開始早々「かわいい」とスタナーが飛び交うカオス
前回「伊藤ちゃんと組むことになった古沢稀杏選手はどうなってしまうのか...!?」というトーンで書かせていただきましたが……
実際の入場は想像以上に“とんでもない画”でした。
【1.18 大阪大会生配信‼】
— STARDOM WORLD (@stardomworld) January 18, 2026
第3試合3WAYタッグバトル
伊藤麻希&古沢稀杏の入場 pic.twitter.com/WmtxJ7SmLf
先に姿を見せたのは、まさかの伊藤ちゃん&稀杏選手のデュオ入場。
伊藤ちゃんおなじみの、キラキラ装飾モリモリのド派手なマイクスタンド。
そこに合わせるように、稀杏選手も大きな赤いリボンが施されたマイクを片手に『Brooklyn the Hole』を一生懸命歌いながらついていく、というスタイルで登場してきました。
伊藤ちゃんの「世界一かわいい」ワールドの中に、
矢沢カラー全開の“サブミッション・ブラスト”古沢稀杏選手がスッと溶け込んでいくあの光景。
客席からも思わず笑いと歓声が混ざったようなどよめきが起きていて、私はもう、その時点で胸いっぱいでした。
伊藤ちゃん参戦が決まったときから「いつか絶対並んでほしい」と思っていた
“伊藤ちゃんと稀杏ちゃん”のツーショットが、ちゃんとスターダムのリングで実現している。
その事実だけで、試合開始前からすでに感情がだいぶ削られていました。
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◆3WAYタッグバトル
さくらあや&玖麗さやか
vs
ビー・プレストリー&姫ゆりあ
vs
伊藤麻希&古沢稀杏 pic.twitter.com/YujFCJyscY
試合開始は、さくら・ゆりあ・伊藤の三人がリングインしての探り合いから。
伊藤ちゃんが手を差し出して「手四つ」かと思いきや、
ポーズを取って「かわいい」をアピールしだす → さくら選手も負けじと“寝転びかわいいポーズ”で対抗 →ゆりあ選手もグラビア畑を活かした「ゆりあポーズ」で乗っかる、という謎のかわいい三つ巴でスタートします。
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伊藤麻希 vs さくらあや vs 姫ゆりあの可愛い対決! pic.twitter.com/kya9rNH62h
「お、今日は“かわいい決定戦”ムードかな?」と思った次の瞬間、伊藤ちゃんが二人まとめてスタナー。
そこからコーナーに追い込み……
「お待たせしましたーー!!」
と叫びながら、“世界一かわいい”ナックルを連発。もうここで一回、場内がドッと沸きます。
そこに稀杏選手も加わり、ダブルでのこけし攻撃やカバーで主導権を握りにいく伊藤ちゃん&稀杏選手組。
「世界一かわいい」と「サブミッション地獄」が合体した瞬間でした。
(ちなみに余談ですが、伊藤ちゃんは稀杏選手に対して終始「古沢稀杏」呼びで、執筆現在「伊藤ちゃんに唯一仲良くしてくれる友達」だそうです)
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■ 三方向の連携がぶつかり合う中、キーポイントは“稀杏の締め”
中盤は、3チームそれぞれの“色”が一気に出てきます。
• さくららのテンポのいいダブルドロップキックや串刺し攻撃
• ビー選手&ゆりあ選手のパワーとスピードを兼ね備えた連携ラッシュ
• そこに割って入る伊藤ちゃん&稀杏選手の、タフな打撃と関節技
特に稀杏選手は
• ドロップキックで流れを引き寄せたかと思えば
• アンクルホールドや首4の字固めで、相手の足をじわじわ壊しにいく
という、“かわいい”とは真逆のエグい締めで存在感を放っていました。
終盤は、各チーム入り乱れてのドロップキック合戦 → さくららの合体攻撃 →そこから稀杏選手が玖麗選手の足を捕まえ、執拗に絞り上げていく展開。
「これ、稀杏選手のサブミッションで決まるか…?」と一瞬ヒヤッとしたところから、最後は玖麗選手が稀杏選手のリボンが場外に吹き飛ぶくらいの破壊力を持つときめきスピアーで丸め込んで3カウント。
勝利はコズエンのさくらら組。
でも、内容的にはどのチームも主役になれるくらい“情報量の多い3WAY”でした。
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■ 試合後は「世界一かわいい」戦争勃発
試合が終わってからが、ある意味本番でした。
まずマイクを握ったのは玖麗選手。
「ちょっとみんなに聞きたいことがあって。
本当に一番強くてかわいいのって、誰だと思いますか?」
という“公開アンケート”をぶち上げて、会場からは「玖麗〜!」の声。
そこにすかさず、姫ゆりあ選手が割って入ります。
「待ってください。人類で一番かわいいのはゆりあだと思うし、今日負けちゃったけど、6人の中で一番かわいいのもゆりあだと思います!どうですか?」
さらに古沢稀杏選手も
「稀杏は、世界で2番目にかわいいです」
と、世界一かわいい伊藤ちゃんを慕ってしまっているのかしれっと宣言。
そこへビー・プレストリー選手が英語まじりで
「ノーノーノーノー!ユーマキ、ユー(さくら)、ユー(玖麗)、ユリア、オール めちゃカワイイ!」
と、全員まとめて持ち上げて、ビー選手とゆりあ選手がハグ。
リング上が“かわいいマウント合戦”でカオスになります。
【1.18 大阪大会生配信‼】
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さくらあや「おい伊藤、2月7日ここ大阪で、私とのシングル。大阪はな、私の庭なんだよ!大阪で私に勝てると思うなよ。お前の自称 "世界一かわいい”を封印してやる」… pic.twitter.com/mFNtGGvnlo
そこに黙っていないのが、さくらあや選手。
「おい、伊藤!!
昨日の試合(関西4WAY)見たか? 大阪での私の人気、見ただろ?大阪は私の庭なんだよ! 大阪で勝てると思うなよ!2.7大阪でお前の自称・世界一かわいいを封印してやる!」
と、伊藤ちゃんに向けて2.7大阪でのシングルを改めてアピール。
“世界一かわいい” vs “神戸一かわいい(伊藤ちゃん談)”の火花がバチバチに散ります。
ここで伊藤ちゃんも黙ってません。
「オマエに封印されることはない。
なぜならオマエは、世界一かわいいではなく──神戸一かわいいからだ……曲!!」
と、またもや自分のテーマ曲を強制的にかけさせ、そのまま退場。
最後は玖麗選手が
「私が勝ったんだから、曲は私のだよ!」
と言わんばかりに、自分のテーマに変えさせて締め。
「世界一」「人類一」「神戸一」が入り乱れる、もはやなんの選手権か分からないまま、最高にハッピーなカオスで終わりました。
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■ 試合後バクステと「かわいい銀河戦争」の続き
試合後のバクステコメントも、相変わらずカオスで最高でした。
まずはさくらら側。
【1.18 大阪大会試合後コメント】
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玖麗さやか「神戸が人気なんじゃないですか?神戸コールすごかったですけど、さくらコールじゃなかったですよ。昨日、神戸ってみんな言ってましたよ。だから”神戸一”可愛いと思います。マジで、本当に」
さくらあや「褒められてます? 貶されてます?」 pic.twitter.com/1cdJDoTcqx
昨日の関西4WAYで神戸コールが起きたことを引き合いに出して、玖麗選手がニコニコしながら
「神戸が人気なんじゃないですか?神戸コールすごかったですよ? “さくら”コールじゃなくて“神戸”ですよ?だから“神戸一かわいい”だと思います」
みたいなことをサラッと言い出すんですよね。
それを聞いたさくら選手が
「これ褒められてます?貶されてます?…おい玖麗ァ!!」と、
一瞬で狂犬モードに逆戻り。
伊藤ちゃんが絡むと、一気に“噛みつく側のモード”にギアチェンジするのが本当に面白くて。
でも、想像以上にブチギレ狂犬モード全開で噛みついていくさくら選手を見て、
客席の私は「さ、さくらさん、そんな顔もするんだ……!?」と
ちょっとビビりつつもテンションが上がりまくっていました。
一方そのころ、伊藤ちゃん&稀杏選手側のバクステはというと──
【1.18 大阪大会試合後コメント】
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伊藤麻希「古沢稀杏!何やってんだよお前、負けやがって!!」
古沢稀杏「今日はあの"世界一可愛い伊藤麻希さん"が横にいるってのにすみません…」
伊藤麻希「これからもお前のことはずっと大好きだから伊藤の隣にいてくれ」 pic.twitter.com/ZptZ72HUto
開口一番、伊藤ちゃんが
「古沢稀杏! 何やってんだよ負けやがって、この雑魚が!」と、メンタルにクリティカルヒットな一言をぶち込みつつスタート。
稀杏選手が
「今日は“世界一かわいい伊藤麻希さん”が隣にいたのに、すみません……」としょんぼり謝ると、伊藤ちゃんは急にトーンを変えて──
• 「さっき『世界で二番目にかわいいのは古沢稀杏』って言ってただろ?あれ、めちゃくちゃナイスだった」
• 「これからも伊藤の隣にいてくれ。ずっと大好きだから」
• 「伊藤の背中を見て学べ。どっか旅行行こう、大阪観光しような」
と、DVまがいのダメ出しからの、急転直下“激甘プロポーズ”モードへ。
稀杏選手も
「はい!学びたいです!」「はい、行きましょう……!」と、完全に伊藤ワールドに引きずり込まれつつある感じで、見ているこちらは「これ、ほんとに大丈夫か!? 最高なんだけど!?」ってなるやつでした。
せっかく出来た“新人の友だち”に対して、
しばきつつ甘やかしつつ、最後は旅行に誘って去っていく伊藤ちゃん。
その背中を、「世界二番目にかわいい」と言ってしまった"サブミッション・ブラスト"古沢稀杏が、どんな距離感で追いかけていくのか。
この日の3WAYタッグは、“かわいい銀河戦争”のまだ一章目なんだろうな……と感じさせる、そんなバクステコメントでした。
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■ 「あの3WAY、カード表だけじゃ魅力伝わらんやろ…」っていう話
正直、カード発表の文字だけ見たときは
「お、さくら選手 vs 伊藤ちゃんの前哨も兼ねてるし、華やかな3WAYだな〜」
くらいのテンションだったんですが……
実際に見てみたら
• 世界一かわいいプロレス
• サブミッション職人・稀杏選手の“締め技暴風”
• ビー選手&ゆりあ選手の華やかなSTARSタッグ
• さくららの“かわいいと抜け目なさ”
が全部いっぺんに押し寄せてくる、とんでもない台風みたいな一試合でした。
そのうえで、
伊藤ちゃん vs さくら選手の2・7大阪シングルに向けて
「かわいい」で殴り合う覚悟はもうできてるから、あとは本番を見とけよ
っていう宣戦布告にもなっていて。
あんね選手vsAZM選手の“パイセン査定”とはまったく別ベクトルで、「STARDOMの“かわいさ”って、ここまで暴風みたいになれるんだ…」と実感した3WAYでした。
この日の大阪府立第二は……
ハイスピードの現在地と、生え抜き新人の今を見せつけられた第1試合と、“世界一かわいい”台風が吹き荒れた3WAYタッグで、終始ずっと感情が忙しいまま、あっという間に時間が過ぎていきました。
■ それでもやっぱり、金屋あんねが好きだ
ここまで「スターダムの台風」だの「かわいい銀河戦争」だの書いてきましたが──
それでもやっぱり、私が一番好きなのは金屋あんね選手なんですよね。
AZMパイセンにボコボコにされても、「クソ新人でいいんだよ!」と前を向いて、
負けたあとでも「次やり返す時は私がスリー取ってやるよ」と言い切れるあの感じ。
生意気で、悔しがりで、でもどこまでも前のめりで。
あの下克上ムーブに、どうしようもなく心を掴まれています。
……と、ここまで書いたところで、執筆中の私のタイムラインに速報が飛び込んできました。
2.3 New Blood板橋大会。
「New Bloodタッグ選手権試合 玖麗さやか&さくらあや vs 水森由菜&金屋あんね」決定。
そう、あんね選手は
デビュー戦の相手を務めてくれた「ゆなもん」こと水森由菜選手と新タッグ「トロピカル☆ハイサ〜イ」を結成し、キャリア28戦目にして、ついに初のタイトルマッチに挑むことになりました。
後楽園3WAYでボコボコにされながらも噛みついていった「クソ新人(パイセン談)」としての今。
大阪Day2でAZMパイセンから“査定”を受けたうえで、それでも「やり返す」と言った負けん気。
そして、その先に待っていたのが──NEW BLOODの舞台で、コズエンのNEW BLOODタッグ王者・さくららへの挑戦権。
AZMパイセンが「もっと生意気になれ」と背中を押した“生意気さ”が、別のベルト戦線にちゃんと繋がっていくの、プロレスの物語として綺麗すぎませんか……?
もちろん、さくららは簡単に“世界一かわいい”も、“王者の座”も渡してくれないはずです。
でも、だからこそ見たい景色がある。
「クソ新人でいいんだよ!」って意気込んだあんね選手が、“挑戦者・金屋あんね”として、どんな風を吹かせてくれるのか。
New Blood板橋には、残念ながら私は足を運べません。
それでも仕事を終えていつもの駅で電車を降りて、家に帰って、
スマホとタブレットとメモ帳を並べて、配信スケジュールをチェックして、
画面越しのリングに向かって、そっと推しうちわの画像を開くんだと思います。
大阪2連戦みたいに活動圏内の大会には、これからもなるべく現地で足を運びたい。
推しボードを一緒に作ってくれた友だちと並んで座って、「怖いねん!うちわ持って!」とか言い合いながら、推しの“闘い”を正面から浴びたい。
行けない日は画面最前列で、行ける日は客席から。
そのどっちも含めて、私の「仕事帰りのSTARDOM」です。
仕事帰りのSTARDOMは楽しいか?
──たとえその日、客席にいなくても。
たとえ、画面の向こうから推しの洗礼を浴びる日だとしても。
楽しいに決まってんだろ。
あの日、大阪府立第二の青コーナー側でうちわを握りしめていたオタクとして、胸を張ってそう言いたいです。
こうしてオタクは、現地でも、画面の前でも、推しの闘いと“洗礼”を浴び続けるのでした。
それでは、大阪2連戦編はここまで。
次回は 2.3『New Blood28』板橋大会の感想 or 2.7『STARDOM Supreme Fight in OSAKA 2026』観戦記 の予定です。
(※『特別編』として更新予定の 1.4 新日本プロレス『Wrestle Kingdom20』東京ドーム大会の観戦記は現在鋭意執筆中です)
最後まで読んでくださりありがとうございました。
さんせ三世でした🌺
