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【リハビリ×ChatGPT】構造化プロンプト7要素⑤:評価・改善

前回は、構造化プロンプトの7要素のうち『出力条件』を説明した。
前回までで、構造化プロンプトの標準4要素の説明を終えた。
今回見ていくのは、追加3要素のうちの1つである『評価・改善』である。
これまでの標準4要素で作られた(生成された)生成物を、評価し、改善点を明らかにし、そして実際に改善する。
創ることと、それを評価し改善することは、全く種を異にする作業である。早速見ていこう。


■ 創る事と、改善する事は全く異なる仕事

0から1を創るのは、難しい
1から2を創るのは、易しい

Columbus

かのコロンブスは、創造することと、それを改善することを上のように評した。
だが、難しい、易しいという難易度の問題というよりは、僕には次元の違う仕事に思えるのだ。
それは、論文における『執筆』『推敲』の違いに似ている。

書くたび「それにしても、全然違う作業だ」という感覚が強まる。
要約的に示せば、こんな感じだろうか。

創造(執筆):盛ること-失敗を恐れず、チャレンジングに、よい部分に光を当てながら突き進む
改善(推敲):削ること-不足部分を検閲し、指摘し、既存の改良に固執し、脱線や革新や変化を避ける

全く違う。・・・だからこそ、全く違う作業として、執筆と推敲は別日に行う必要があると感じてきたし、実際、そうしてきた。
だからこそ、ChatGPTにおける生成物の『創造段階』『評価・改良段階』は別枠として構造化プロンプトに組み込む必要がある。

■ 構造化プロンプトにおける『評価・改善』とは?

評価・改善とは、「ChatGPTによる生成物、あるいは既存の文章の質を評価し、改善を依頼する」事である。
これは、主にはループ状になっており、
生成→評価→改善(生成)→評価→改善(生成)・・・、とやろうと思えば無限にできてしまう。
プロンプト例としては、以下のようなものがある。

# 設定:
・あなたは臨床推論の専門家です。
# 依頼内容:
・臨床推論におけるアブダクション、演繹法、帰納法について説明して下さい。
・各説明には、理学療法における臨床推論への応用例を示して下さい。
# 前提条件:
・聞き手は臨床現場で働く理学療法士です。
# 出力条件:
・分かりやすい日本語でお願いします
・文章は「です・ます調」ではなく「だ・である調」でお願いします
# 評価・改善
・出力について自己採点して下さい。
・出力について意見を述べて下さい。

↓ (生成物①)

では、その自己採点結果や改善点をもとに、改善してください。
さらに、
・改善後の出力について自己採点して下さい。
・改善後の出力について意見を述べて下さい。

↓ (生成物②)

・・・

■ 『評価・改善』の威力 (例. 臨床推論における各種理論の説明)

どうだろうか。
評価・改善のプロンプトを追加することで、生成物の深みがグッと増すことを見ていただけたと思う。
次回は、追加3要素の2つ目、『参照知識・例』について見ていきたいと思う。

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